2016年09月24日

尺の逃走・・・・2016年渓流閉幕


美山川・佐々里F&L特別区
■2016−9−24(土)
■ヤマメ小ぶりそこそこ、尺1匹(撮影前に逃走して写真なし!)
■同行者なし

なんとなく渓に行く気がしなかった今シーズン・・・
気付くと既に最終週末が目前に迫っていて、私事や仕事を整理しながら時間を割く様に出向いてみた。
流況は大雨で増水した後に訪れるベストの状態・・・
そこそこ読みも当たってそれなりのサイズを仕留めたものの、写真を撮る前に逃走され、釈然としない幕引きとなってしまった。

注)すっかり公開を忘れておりました。
  釣行日から6ヶ月遅れの公開です。あしからずご了承ください。



「ぁららららら・・・次の土曜が最終てか?」
なんとなく渓に行く気がしなかった今シーズン・・・
このままやり過ごしてシーズンオフを迎えることも脳裏を過るが、やはり閉幕宣言だけはしておきたい。
(行くとしたら・・・)
今シーズンはどの渓の年券も所持しておらず日券での釣行となる。
それ以前に湧き上がる様な気合いもなく、どこかで竿出しして1〜2匹魚の顔を拝んで閉幕できれば十分である。
(佐々里かなぁ?)
昨年の9月に9寸ヤマメにお目文字できた事もあり、夏越しが難しい流域であるが、C&Rであるが故、魚が残っている事は間違いない。
そして9月24日・土曜の朝、8時頃に出発していつもの定点観測ポイントである「唐戸渓谷」に到着したのがもう直ぐ10時になろうとする頃だった。

↑このロードパークが単なる路肩の頃から、ここの風景を撮り続けている。かれこれ20年以上になるかもしれない。その甲斐もあって、ここの状況を見れば、上流側の佐々里や櫃倉谷の流況もなんとなく分かる様になっている。
(これ、今日は佐々里・・・)
「エエ感じちゃぅん?」
もし、この唐戸渓谷に入るとなれば、ごっつい水量で難儀すると見受けるが、この様な感じだと佐々里本流辺りは雨後の増水から少し引いた感じで水量はベストであることが伺える。
出合橋を右折して川沿いを走り、白石橋を越えて上流を目指すが、釣り人らしき方は見受けなかった。
まずはスペースウッドさんに立ち寄ってこの時期ありえない日券を購入・・・
挨拶もそこそこにまずは上流域を見てみることにした。



@上流域でドライフライ(10:50〜11:50)
「さぁ〜て・・(去年は9寸出たし!)・・今年はどなぃでっしゃろかぃ?」
一応な目星を付けていた区間に差し掛かると・・・
「ぁっりゃぁ〜・・入ったはりまんがな・・」
止む無く、大きく距離をとって最上流にほど近いところから入渓することにした。

↑本日の入渓点・・ここに入るのも久しぶりの気がする。
ごちゃごちゃ書いても仕方がないので、結果だけを記すと・・・

↑↓この程度のサイズがポツポツ釣れただけ・・・

・・・で、昨年の様な良型の顔出しはなかった。

↑カムパネラさんにメンテナンスを兼ねて里帰りさせ、グリップをリッツに・・リールシートをコルクフェラーにチェンジしてもらったC3753RW、完全私好みのロッドとなって戻ってきた。・・・しかし、期待した釣果は得られず撃沈!
とりあえず軽く昼食をとり・・・
(さて、ほぉならぁ・・・本日のMainEvent??)
車に乗り込み、下流域に移動する。


A分校前でウェットフライ(12:50〜14:45)
・・で、いつもの分校前に車を停車し、流況を見ると予想通り雨後の増水から少し引いた感じで水量はベストである。
(これは・・・もしかしたら・・・)
「もしかするかもしれんでぇ〜・・(笑)」
早速、新調した#3のウェットロッドをセットアップし、少し下がったところから入渓してみることにした。

↑雨後の増水が少し引いて最も期待ができる水量・・・橋の袂まで下がって釣り上がってみることにする。
そして入渓直後の一投目・・・
(っしゃ!)
リードに結んだマーロックス・フェバリット#10を小ぶりのヤマメが軽いアタリでヒットした。

↑幸先よく一投目からアタリが出る。フライはリードに結んだマーロックス・フェバリット#10、ダウンに入って扇状に旋回し始めた段階で軽い魚信を送ってくれた。
「もぉ〜ちょぃサイズアップせぇんかぁ〜?」

↑9月のこの時期に程よい水量・・・願わくば9寸辺りのヤマメが動いてくれないか?と願いながら釣り上がる。
「さて!ここでんがな!ここで(魚が)動いてへんかったら、いつもと同じ小物釣り確定かな・・(笑)」

↑↓佐々里を釣られる方ならば、誰もが認めるこの岩周りと直ぐ上にある流れ込み・・・・分校前で最も期待が持てる絶好のポイントである。・・・この日の流況は最高!

(フライ・・・一発勝負に変えて見よかぃ・・)
持ち込んだロッドが#3の為、#8まで上がると少々厳しいと感じて、リードにジョック#10、ドロッパーにダンケルド#10を結び、フライが水に馴染むまでカワムツ広場で休憩がてらの準備運動をさせてみる。

↑一発勝負なら#8としたいところだが・・・そこは控えめに#10ペアで様子を見ることとした。
(そろそろ馴染んだかぁ・・・お二人さん!)
「ほな・・行きまっせ!」
第一候補とした岩周りを攻めるべく、少し上流側にオーバーターン目にキャストしてフライの沈みを待つメンディングを入れ、おもむろに流したした時だった
[ギラ]・・・
ジョックが流れると思える水深で銀鱗らしき鈍い光を感じた瞬間、これまた勝手にラインハンドは大きくラインを引き込みロッドハンドは高らかにロッドを掲げた。
直後に大きくロッドが締めこまれる。
(きたっ!)
「っしゃ〜・・・やっぱり動ぃとったやんけ!・・・ととととととと・・タンマ!」
(これ・・結構デカぃし!)

↑本日持ち込んだウェットロッド・・・実は9フィート3インチのロングリーダーロッドだが、グリップを私好みのフルウェルに交換して#3ウェットロッドとして起用することにした。私的にはこのウェットロッドの調子とロングリーダー仕様の調子は非常に似ていて、違いは前者の番手が#4〜#6が多く、後者は#2〜#4・・・・#3のウェットロッドが欲しいとなれば、この様な起用しか思いつかなかった。・・・・今回釣って見て予想通りの働きである。
弧を描き曲がり込んだロッドのティップを見つめながらリールでやりとりしてると・・・
[バシャバシャ]・・・
「ぅっそっ!・・・これ尺あるやん・・・(驚)」
(どぅするべぇ〜か?・・・・)
天声(ネット使ぅんが安全やろ・・・)
吾輩(やっぱりぃ?)
天声(当たり前やろ!・・おとなしいけど5月の¥山のヤマメよりデカぃぞ!)
[バシャバシャ]・・・
「ょっしゃしゃしゃしゃ・・・お・と・な・しぃ・・ハイ!」
(捕ったぁ〜・・)
「見事なヤマメやん!」
(やっぱり居るんやなぁ〜・・・笑)
ネットに収まった魚を見ながら写真撮影の為に安全圏の浅瀬に移動・・・
しかし、この段階で一枚でも写真に納めておけばよかった。
岸辺の穏やかな水際に移動し、即刻ネットから魚を出して小休止・・・
魚体は何度か痛い目に遭ってと思われる糸ズレの跡が残っては居るがそれ以外は大きなダメージもなく、C&Rにより息衝いて来た尺ヤマメである。
早速、写真に納め様とカメラが入ったポケットに手を入れた瞬間・・・
「ありゃっ〜〜〜・・待て!」
一瞬の隙をついて尺ヤマメが大きく弧を描きながら逃走・・・・
(待て待て待て待て待て・・・こらぁ〜・・・・・)
逃してはなるまいとネットを片手に四つん這いになりながら浅瀬を這い、本流の流れに出る寸前でネットを差し出し抑えに掛かるが頭が入らず大きく尾鰭が跳ねた瞬間・・・水飛沫と共に姿を消した。
(何でやねん・・・)
残された私と言えば、浅瀬で両手を広げてカエル転けした如く、何もかもがびしょびしょである。
「マジかぃ!(怒)」
天声(お前・・何やっとんねん!)
吾輩(・・・・・・)
「あぁ〜写真撮る前に何で逃げんの!」
(佐々里であの魚はなかなかお目にかかれんで・・・・ホンマ!)
天声(ところで・・今の尺あったのぅ〜・・・)
吾輩(あったな・・確実に・・・)
天声(車・・大丈夫か?)
(エッ!・・そんな落ちあるんかぃ?)
「嫌なこと・・思い出さすなや・・・」
そう言いながらもその場にロッドを置いて川から上がり車目掛けて小走りに走る自分が情けない。
(セーフ!・・しっかし、何でこんなことせなぁアカンねん・・)
これも今シーズンの幕開けに尺を仕留めに行った小一時間が悪夢の車上荒らしに遭遇する憂き目となったトラウマなんだろう・・・
(ついでに着替えるかぃ・・)
浅瀬にダイブしてびしょびしょになった上半身をベストも含めてごっそり着替え、再び戻ってロッドを手にする。
吾輩(アイツ・・もぅ一回喰うゎへんかぁ?)
天声(喰ぅ訳ないやろ!)
吾輩(確かに・・・)

気を取り直して上流へと釣り上がるも、尺の逃走で凹んだ気分が集中力を欠く結果となったのか、雑魚にも見放されてサッパリの状況・・・・
気分転換の為に、一度打ち切って車に戻ることにした。

B支流でドライフライ(15:00〜15:30)
(はぁ〜ぁ・・・佐々里であのサイズは滅多にお目文字でけへんのに・・・)
他の川で9寸アップを釣るとなれば、それはそれは魚の居場所の見当をつけるのが相当に大変で、そこをクリアすればかなりお目文字できる確率は上がると想像する。
しかし、この佐々里はC&Rとなってそう多くはないが9寸超えは確実に息衝いて、しかも居所もそれなりに想像がつく・・・・が、喰わせて捕るまでには相当の条件が整わないと難しいと考えている。
これがC&Rとなった今の佐々里なんだろう・・・私にとってどちらも難しい境地だが、両者のアプローチは全く異なったものに感じている。
「ちょっとアソコで(イワナの居た支流)気分転換しょぉ〜かぁ・・・」
車を移動させ、適当なところから入渓・・・・

早速、いつもの小ぶりが軽快に出てくれタンタン・タンタンタン・・と匹数カウンターが上がるが、サイズはやはりいつもの小ぶり・・・

↑↓いつものサイズのヤマメが適度に釣れ続く・・・

(ちょっと持ち直したかなぁ?)
一昨年の台風でそれなりにダメージを受けたと感じていたが、素早く持ち直した状況が伺えて少し気分が落ち着いた。

↑この渓にベストマッチの6フィート11インチ・・・コイツもカムパネラさんにメンテナンスを兼ねて里帰りさせ、グリップをパンプキンにチェンジしてもらった。・・・まさに私好みのロッドとなって手元に帰ってきた。

↑ヤマメが持ち直したことと合わせて、やはりアマゴも適度に混じる。
「止め!・・・本流戻ろかぃ」

C本流リベンジ・ウェットフライ(16:15〜18:00)
「よぉ〜考えたら、今シーズンはこれがたったの3回目で打ち切りかぃ・・・」
吾輩(開幕で尺!)
天声(直後車上荒し!)
「ぅるさぃやっちゃ!(黙っとれ!)」
吾輩(ホンで・・閉幕で尺!)
天声(直後、逃走されてびしょびしょ!)
吾輩(ぅるさぃやっちゃ!・・ホンマに)
天声(しっかり写真撮れてたらバシッっと決まったのにぃ・・)
吾輩(・・・・)
天声(やっぱし、この辺りがまだまだやなぁ〜・・)
「やったろぉ〜やなぃけぇ〜〜〜!」
概ね、こんな感じで熱くなるとロクな事にならないのは百も承知であるが、先程の遁走劇が頭から離れず夕刻に向けて数を諦めサイズアップに徹する釣りを試みることとした。
(どこや?・・・どこで狙う?・・・やっぱり、まずアソコやろぉなぁ・・・)
狙うは本流の中程にある堰堤・・・

↑下流側に車を止め・・はやる気持ちを抑えてゆっくりと堰堤を目指す。
程なく堰堤に到着・・・
数年前と比べると払い出しの深瀬が幾分短くなり、ポイントが深く短くなった感が否めない。
時合いを待つ程、スポットが絞り込めない為、広範囲に探りを入れる作戦とした。
フライはこの際少々無理をして#8ペア・・・
今度はリードをダンケルド・・・ドロッパーはシルバー・ドクターの黄金ペアで起死回生の一発逆転を狙う。
天声(ウグイがなぁ〜)
吾輩(いらん事言わいでエエし!)
この一抹の不安はこの時期、この堰堤に付き物である。
「(ウグイの野郎!)居ってもエエけど・・じっとせぃよぉ〜・・」
気合を入れた一投目・・・
沈みを待って流し始めた矢先にドロッパーのドクターがトリッキーな動きで引き込まれると同時に鈍いアタリがロッドに伝わる。
(っしゃ!)
「デカぃぞ!これ!・・デカぃ!(けど・・)??・・なんかちゃぅ!」
(やっぱし!)
案の定・・9寸に到達するサイズのウグイ!
「まぁ〜たもぉ〜・・・あぁ〜(外れた・・よかった)」
(なんか・・何年か前にtanakenさんにお逢いした9月の最終日も最後はウグイの放銃で終わったよなぁ・・・)
寄せに掛かる段階でフックが外れてナチュラルリリース・・・
気を撮り直して釣りに専念する。
しかしながら・・・
(っしゃ!・・・コイツもか・・)
(っしっ・・・アカン・・)
(・・・・)
(・・・何匹・居ん・ねん?)
(・・・・)
(エエ加減にせぃよ!)
「アカンし!・・ここ(ウグイの)巣ぅ〜ちゃぅん?・・・止め!(怒)」

期待した堰堤だったがウグイの猛襲に撃沈して車に戻る。
・・・・・・
時間もそろそろ終わりに近づいてきた。
(やっぱり・・・)
「もっかぃ(もう一回)、あそこで最後締めよかぃ!」
天声(アイツは無理やで!)
吾輩(・・・んなもん当〜然やろぉ・・)
「もぉ〜一匹居るかもしれんし!」
天声(居る訳け無ぃやろ!・・居って8寸止まりじゃ!)
吾輩(わからんでぇ〜・・・)
車を再び分校前に移動させ、昼過ぎに尺ヤマメと戯れた浅瀬に立って深呼吸・・・
(動けよぉ〜・・・)
昼過ぎに魚を掛けた岩周りを最後に残し、魚が就食に流れ込みに出ていると想定して、丹念にフライを流し続ける。
程なく・・・
[ククッ!]
「っしゃぁ〜・・・喰ったでぇ〜・・・・喰ったは喰ったけどぉ〜・・」
(ちぃ〜と・・)
「ちぃ〜こ(小さい)・お・ま・ん・なぁ〜・・残念」
天声(そやし・・居って8寸やって!)
吾輩(わかっとるわぃ!・・望み1%に賭けただけやし!)

↑有終の美を飾りたかったが8寸止まり・・・それでも、この佐々里でそこそこのサイズが望める様になってきたのも嬉しい限りである。C&Rが定着し、今までとは少し異なる釣り場となってきた様にも感じる。

・・と言うことで、毎年恒例!

(ホンマ・・・今年はいつもと違ぉて・・)
尺は釣ったが、釣行たったの3回で・・・・


2016年 渓流閉幕!



*道具と毛鉤*
@上流域でドライフライ(10:50〜11:50)
ロッド:Campanella c3753 (7’5”#3) 『Campanella』
ライン :DT-3-F
フライ :エルクヘア・カディス#16、クイル・ゴードン#16

A分校前でウェットフライ(12:50〜14:45)
ロッド: Alltmor-S F933-3LL (9’3”#3-4) 『DAIWA』
ライン :DT-3-F
フライ :リードフライ/マーロックス・フェバリット#10、ドロッパー/ダンケルド#10
フライ :リードフライ/ジョック#10、ドロッパー/ダンケルド#10

B支流でドライフライ(15:00〜15:30)
ロッド:Campanella c36113 (6’11”#3) 『Campanella』
ライン :DT-3-F
フライ :エルクヘア・カディス#16、クイル・ゴードン#16

C本流リベンジ・ウェットフライ(16:15〜18:00)
ロッド: Alltmor-S F933-3LL (9’3”#3-4) 『DAIWA』
ライン :DT-3-F
フライ :リードフライ/ダンケルド#8、ドロッパー/シルバー・ドクター#8
posted by bacoon at 21:55| Comment(0) | 京北に行く | 更新情報をチェックする
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