2015年09月12日

ご無沙汰していた佐々里の秋


美山川・佐々里F&L特別区
■2015−9−12(土)晴れ
■ヤマメ1匹
■同行者なし
久しぶりに出向く秋の佐々里・・・
今年は盆明けから涼しくなり、渓の秋も早いと感じる。
水温も20℃を切る状態で水量もそこそこ・・と条件的には悪くない。
しかし、我を通した勝手な釣りは雑魚と新子にしか相手にされず、状況に則した釣りに切り替えると、直後に良型がヒットした。
F&Lオープン初期と比べれば随分と難しい釣り場となったが、今秋の佐々里は釣りの組み立てを間違わなければ、ある程度期待が持てるかもしれない。


<注記>釣行から約2週間経過しての公開ですのであしからず・・・


今シーズンは猛暑の夏で渓行きパスを決め込んだものの、お盆を過ぎた頃から秋の食指が強かに動き、早々と朝夕がめっきり涼しくなる初秋を迎えている。
こうなると今シーズンの閉幕に向け、渓釣りの虫が胸中で騒ぎだして来た。
(あら?台風18号??)
何とか週末に時間が取れそうなので天気図を見ると、嫌な目玉が洋上に浮かび上がっている。
(今回、またエライ目に遭わされるんか?)
一昨年の台風18号は、京滋の渓を壊滅的な状況に貶めた。
(今週末はアカンな・・それより・・・)
このタイミングで京滋に大雨が降り注ぐと、渓の回復に多大な時間が要すると察する。
何とか北近畿の渓に被害が及ばぬ事を願うしかなかった。
ところが、台風通過の段階で我が居住区辺りは静寂そのもの・・・・
しかし、テレビのニュースを見て北関東で鬼が怒り、甚大な被害が報告されていた事に「北近畿の渓に被害が及ばぬ事」を願うだけでなく、「各地に被害が及ばぬ事」を願うべきであったと反省させられた。
一昨年の台風18号では桂川が氾濫し、10年程前には秋の台風で今年も通い続けた¥山川も氾濫しており、ここ近年の中下流域の治水行政は上流域の保水能力低下をどの様に受け止めておられるのか・・・・単なる釣り人である者からしても、疑問に思うところである。
・・・・・
この度、鬼怒川流域周辺の被災者の方々におかれましては、謹んでお見舞い申し上げます。
どうか一日でも早く、日常を取り戻される事を心よりお祈り致します。
・・・・・
これも単なる釣り人である者からすれば、祈り願う事と微量の寄付を工面する事しか出来ていない。
そして、(今週末はアカンな・・)と考えていたにも関わらず、北近畿の渓が気になる身の上としては、いそいそと釣りに出向いて仕舞うので、不謹慎この上無いとお叱りを受けるかもしれないが、どうか寛容に受け止めて頂きたい。
・・と言う事で・・・
昨今、前日に決め切れず当日の朝に行くと決めて準備しての出発の為、釣り場の到着は昼前となるのが常である。
今日も同じく、釣り場到着が10:30を回った所となってしまった。
側道から渓を見るとそこそこの水量で想像していたよりも遥かに水が多い・・・・
(水温測ってみよかぃ・・)
車を止め、水温計を持って水際に降りて手を浸すと、やや低めの水道水・・と感じられる。
(えっ?・・20℃切ってるぅ??)
水温計で計ると日当たりのよいチャラ瀬で19℃、日陰の流芯で18℃を指示している。
(これ、結構行けるんちゃぅ?)
一応は様子見と入渓車(者)の確認がてら、スペースウッドさんまで走り上がった。
「誰も(本流筋に)居らんて、どぉ〜言ぅこっちゃ?」
天声(朝にサッサと釣って今時分は支流に入ったはんねん!・・)
吾輩(それもあるやろけど・・誰も居らんかったら本流でもエエかぁ?)
天声(無駄や・・本流は朝外したら何ぃやっても無駄!)
吾輩(ィャィャ・・水温20℃無ぃし!・・・水量多ぃし!)
天声(そやさかい!20℃切ってるさかぃ・・・魚は朝に動いて今時分戻って寝とるやろぉさかぃ・・無ぅ〜駄ぁ〜やって!)
吾輩(ほな・・どなぃするべぇ〜か・・)
天声(キャンプ場の上で、夏越せる溶存酸素の多いポイントだけに的絞ってガンガン釣り上がる!・・これしかない!)
吾輩(・・・んなシンドイこと、やってられっかぁ・・)
天声(お前・・何しに来てん?・・魚釣りに来たんやろ?!)
吾輩(我武者羅に釣る事だけ考えて来たんちゃぅさかぃ・・最初は本流入る!)
天声(釣れて新子じゃ!後はカワムツに翻弄されっぱなしで終わるわ!ウグイが祭りやっとったらどなぃすんねん?)
吾輩(そん時はそん時で・・やっぱし魚は動いてへんかったな!・・でエエやろ・・・夕方に勝負掛けたら・・)
天声(20℃遥かに超えとったらそれも有りやけど、20℃切ってる状況で朝に動いたら夕方沈黙することもあるん・・解るぅやろ!)
吾輩(そん時はそん時・・・笑)
胸中で湧き起る忠告を無理からに封印し、分校前まで車を戻して駐車・・・・

毛鉤はカディス系のドライフライと決め、ロングリーダーで入って、スタンダードのカディスに切替えることも可能なタックルをチョイスして水際に降り立った。
結論から記載すると、上述した胸中に湧く忠告に従うのが正解だったかもしれない。
全くその通りの展開であった為、これ以上ウダウダ書いても無意味かもしれないが・・・・

@美山分校上流ポイント(11:00〜13:00)
「さて・・・最初はパラシュート・カディスで様子見としょぉ〜かぃ」
ティペットを長く取るが、メンディングがやり難いロッドである為、プレゼン一発でロングドリフトが可能となる立ち位置を見定めて釣りを開始した。
[パシュッ!]
「っしゃ!・・ってカワムツてかぃ?」
その後も、カワムツのオンパレード・・・・
このカワムツのアタックであるが、他の渓の様なアホ満貫の喰い方ではなく、毛鉤にスレたヤマメの出方にそっくりで、掛けた後の非力さでカワムツと解る為、フラストレーションが我慢の限界点付近を行き来してきた。
(あぁ〜・・・あの足跡・・・朝誰か歩きはった後やな・・)
先行者の痕跡が確認できたものの、昨今の佐々里では気にしても仕方なく、そのまま釣り続ける。
[パシュッ!]
(やっぱし、カワムツかぁ・・)
[パシュッ!]
(これもかぃ・・)
[パシュッ!]
(ここでかぃ・・)

[パシュッ!]
(これもカワムツなん?)
[パシュッ!]
(っしゃ!・・って・・これもなん?)
[パシュッ!]
(ィャィャィャ・・ここ一等地やし!)
[パシュッ!]
(んだ、エエ加減にせぃよ!)

↑カワムツらしくない出方でカワムツが居てはいけないところからこのサイズ・・・呆れたものである。
[パシュッ!]
「ちょ〜待て!・・お前らヤマメから何や賄賂も貰ぉ〜とんかぃ?紛らわしい出方しよってから・・・」
当然、カワムツが群れる様なトロ場や脇の弛みではなく、ヤマメが好む(定位する)流速と水深を見立ててトレースし続けている。
その様にして投じた毛鉤に、これまた半信半疑でヤマメが出る様な紛らわしいアタックでカワムツが出てくる。
しかもカワムツ独特の[躊躇いなくガッポリ喰う]呑気なアホ満貫喰いではなく、スプラッシュに近いシビアなアタックに一応はアワセを入れずには居られなかった。
(これ、カワムツも滅茶苦茶フィッシングプレッシャー受けとんちゃぅん?)
一昔前なら、カワムツが釣れても成魚放流あまごは釣れるか否か・・と考えていたが、この佐々里のカワムツに関しては立場が逆かもしれない・・と思わせる程である。

↑出てもこの程度の新子ちゃん・・・来シーズンのヤマメである。
[パシュッ!]
(もぉ〜エエわ!)
「やっぱしヤマメは(餌喰いに流れに)出てへんな!」
天声(そやし!言ぅた通りやろ!)
吾輩(おっしゃる通りで・・・んでも、まぁエエがな!)

時刻は13:00・・・・
結局、ロングリーダー系からスタンダードのカディスに切替える方向で釣り上がってきたが、ヤマメは新子にしか御目文字できなかった。

A三叉路から支流側(13:40〜14:50)
車に戻り、軽く昼食をとった後・・・
吾輩(どぉ〜するべぇ〜か?)
天声(キャンプ場の上で白泡回りの集中攻めしか無ぃやろ・・・)
吾輩(その前にキャスティングの稽古せなアカンし!)
天声(・・・・・・・)
このキャスティングの稽古であるが、正しくは修正と言うか何と言うか・・・・
シーズン中、ポイントを前にして釣る事だけを考えたキャスティングを繰り返すと、段々と肘の動きが怠け始め、手首を使った小細工キャストが体に染みついて来る。
これを放置し続けるとハチャメチャになって気付いた頃には手遅れとなる為、シーズン終了を迎える9月頃に一度手首の動きを極力殺して肘で真っ直ぐに振る機会を設ける事にしている。
だからと言ってオフシーズンに管理釣り場などでも出来なくはなさそうであるが、渓のポイントを前にしてやることが結構重要と思われて、これだけは欠かせなくなってきた。
@手首で小細工をしない。
Aバックキャストを真っ直ぐに伸ばす。
Bラインの出ている長さ(重さ)に応じて適切な振り(幅と加速度)を心掛ける。
C前後のポーズをしっかり取る。
D上記に注意しながら最終的には釣る為のプレゼンテーションがちゃんとできている事を確認する。
・・・こんな感じで小一時間程ロッドを振れば、如何に日頃から無頓着でイイ加減なキャストをしているかが解って来る(と思う)。
もう一つ私が気にしている事は、このキャスティングの稽古(修正)に適しているロッドと、余り適していないロッドがあると感じるところで、概ね適当に投じても何とかしてくれる実釣に重宝する様なロッドは適していない。
それよりもちゃんと投げないと即刻反旗を翻す様なズボラ釣り師が扱い辛いロッドが適している。
言い換えると概してタイミングが取り易いカムパネラさんのロッドは扱い手の悪さ加減が顕在化しない為、殆どの場合はノースランドがこの役割を担っている。
・・・・・・
(どこで稽古しょぉ〜かぁ・・・)
好ましいのは前後にラインを伸ばす空間が有り、プレゼンテーションは5センチの差が解る様な細いレーンか、ピンスポットとなる場所・・・・
「あそこか・・・今シーズン最初に入ったし!・・様子見もできるやん!」
・・・・・と言うことで三叉路に車を止めて入渓してみた。

直後からバックキャストが真っ直ぐに振れてない事が解り修正を図る。
加えてバックキャストのポーズが取れていない為、しっかりとポーズを取る事を心掛ける。
更にフォワードのポーズからバックキャストに入る寸前に微妙に手首が動いてズレが生じている所の修正を図る。
「あれ?あの岩・・・どっからやって来たんや?」
今シーズンの春にこの場に入った時、ここで8寸を掛けてバラしたポイントだが、こんなど真ん中に居座る岩は無かった。

↑上がこの日の写真、↓下が春の写真・・・大水でも出たのか?ど真ん中に岩が出現!

やがてどうにか満足できるキャストになった頃から新子のアタックが増えだした。

↑大き目の新子・・言わばヤマメのガキ大将・・・
結果として釣果とすれば新子に弄ばれただけであるが、キャスティングの見直しは行えたと思われる。

↑やはり里の区間を過ぎて林の中を流れる区間は新子も比較的多いと感じた。

Bキャンプ場上流域(15:15〜15:30)←実釣り10分程度
「さぁ〜て・・・」
天声(お前、ホンマにこのままやったら夕方外すと新子だけで終わってまぅぞ!)
吾輩(キャンプ場の上かぁ・・・んでも一緒ちゃぅ?新子しか動いてへんやろ?)
天声(そやし、白泡回りだけ集中的に攻めんねん!・・・中途半端な落ち込みや瀬ぇ〜なんか攻めても新子止まりや!)
吾輩(そやけど、魚が水面見てへんかったら終わっとるし!)
天声(リスクそこだけやろ!・・それに何処入ってもそのリスクはある。他の場所はそれ以前にソコに魚が出て定位してるか否かが問題で、殆ど望み薄とちゃぅんか?)
吾輩(確かに・・・)
夕方は[溶存酸素に重きを置いて潜伏している魚が就食に動く]と言う前提あっての事で、今日の水温であれば朝に動いて夕刻は沈黙するケースも有り得る。
吾輩(そやけど、スペースウッドさんでコーヒーも飲みたいし!・・蓬ケーキも買わなアカンし!)
天声(お前・・ホンマ何しに来てん?)
吾輩(釣り!・・・)
天声(だったら、ちょっとは真面目に考えて釣れよ!)
「よっしゃ!・・ほな、こなぃしょぉ〜かぁ・・・」
@とりあえずキャンプ場の上で手頃なトコに車を止めてその辺りの目ぼしいポイントを集中的に攻める。
A中途半端なポイントは竿出しパスして歩くか一旦道に上がって迂回して次のポイントへ移動。
B5〜6寸2匹か8寸一匹釣れたら即刻止めてコーヒーブレイク・・・←なんでや?
C4時半迎えるまで頑張って、それで釣れへんかったら諦めて離渓して蓬ケーキだけ買ぅて本流イブニングに賭ける。
・・・と言うことで車を移動させると、運良くいつも駐車している杉木立の場所が空いていて、即刻車を乗り入れた。
「ここやったら下手(しもて)のアソコと真ん中にあるトロ瀬の落ち込みと、この前の流れ込み・・・3ヶ所やなぁ・・」
手際良く準備して下手(しもて)に歩き、目星をつけたポイントへと降り立つ・・・・
「美山はエルクヘア・カディスや!」←(ホンマか??)
「アソコ(↓写真A)とアソコ(↓写真B)の集中攻めやな・・・・」

(ヤマメちゃん上を見とってやぁ〜・・)
まずは下側(↑写真A)に10回程投じるもサッパリ・・・
次にロッドを高く掲げて上側(↑写真B)に5回程投じるが無反応・・・・
「見ぃてん!サッパリやんけ!・・何で5寸・6寸釣んのにここまでせなアカンねん!」
(ホンマ・・佐々里も厳しなってきたのぉ〜・・はぁ〜ぁ・・)
「もっぺん(もう一回)行っとこか・・」
再び下側(写真A)に10回程投じるも決まり切った様に不発・・・
(ここが本命場所やけどな〜・・・)
「上(写真B)は居って5寸ちゃぅん?」
そう思いながら投じた3投目・・・・
[プチョ!]
「(?・・出たん?)・・っしゃ!出よったったったぁ〜・・・うそぉ?(デカぃぞこれ!)」
おおよそ、出たか否かの疑問符が湧く様な、小さな小さなアタックであったが、永年染み付いた反射神経は即刻反応を示し、中枢神経に組み込まれた動作が機能して脳が状況を把握する段階ではしっかりとロッドが締め込まれ、左手は余ったラインの格納に向けリールを手際よく回していた。
「ぅっそぉ〜ん!(笑)・・・これ(8寸)楽勝行ったちゃぅ?・・(もっとあるかぁ〜・・・)」
程なく、無事にハンドライド・・・

↑写真の撮り方が不味くて貧相に見えて残念だが、実物は上品に錆が出た立派なヤマメだった。
「あらららら・・・これ9寸あるやん?・・・ホンマか?(笑)」
天声(見てみぃ!!・・最初から素直にやっとかんかぃ!)
吾輩(ィャィャ・・マグレもエエとこやし!ラッキーなだけやん!)
正直、これはラッキー以外の何物でもない・・・・偶々、魔が刺した様に魚が水面を見てしまい、ついつい浮いて喰ってしまった。・・・と言うのが本当のところであろう。
吾輩(狙って得られる釣果や無ぃやろ!)
天声(ちゃぅ!・・集中的に攻めるちゅう〜んは・・・こぅ言ぅ)
吾輩「はぃ、コーヒー飲み行こ!・・コーヒー・・(笑)」
天声(最後まで聞かんかぃ!・・・次のポイントも・・)
吾輩「撤収撤収!・・コーヒー・コーヒー・・・アイスコーヒー飲めるし!(嬉)」
天声(お前、何しに来てん?)
吾輩(釣り・・・)
天声(若い頃やったら、さっきの一匹に奮起して次々に攻めとったやろ!)
胸中の葛藤を無視する如く、足は勝手に離渓して林道をいそいそと車に向かって歩きだしている。
吾輩(もぉ〜そんな欲も段々無ぉ〜なってきたんか、一匹釣ったらエエやろぉ〜・・・佐々里で珍し9寸やし!)
天声(次のポイントでも出るかもしれんぞ!)
吾輩(出ても5寸ちゃぅん?)
天声(ィャィャ・・さっき9寸釣れたさかぃ・・8寸ぐらいは出るかもしれん!)
吾輩「ほっ!(呆)・・今の佐々里はそんな甘ぅ無ぃわ!(良型一匹出すんも運次第やのに!)」
思わず林道を歩きながら大声で独り言をほざいてしまった。
実際、水際に居たのは10分程度であろう・・・
車に戻るとサッサとロッドを畳み、ウェイダーを脱いで一目散にスペースウッドさんへと向かう・・・
お店に入って奥さんにアイスコーヒーを注文し、今日の入渓者の記帳を見ると私以外に2名の方が来ておられた。

Cスペースウッドさんでコーヒーブレイク(15:40〜16:20)
奥「朝から来られてたんですか?」
私「いや・・11時前から・・(笑)」
奥「朝早くからお二方が入ってられて・・・」
(やっぱし、朝に入ってはったんや・・)
私「私が来た頃は誰も居られませんでしたわ・・釣れた言うてはりましたぁ?」
奥「その頃(私来た頃)に、上(上流側)行く言うて・・・ちょっとは釣った・言ぅてはったかなぁ?」
私「やっぱり、来る人は朝からちゃんと釣ってはるんや!」
天声(あ・た・り・ま・え・じゃ!)
解っちゃいるが・・・ついつい昼前に現場到着となってしまうのが、もはやここんところの癖になっている。
その後、今年の佐々里の近況を伺うと・・・
・夏の猛暑は凄まじかったが、それもお盆までで、お盆を過ぎるとひと雨毎に涼しくなってきた。
・もう一度残暑で夏日が来ると思っていたが、そのまま今を迎えている。
・水量は減り過ぎず増え過ぎずで例年に比べて微量ながら頻繁に変動した。
この状況から察しても、今年の9月の佐々里はウグイも少なめ、水温低め、水量程々・・・と釣りをするには好条件が整っている。
天声(・・にも係らず、昼前にノコノコ出てきて・しょぉ〜も無ぃ・事して時間無駄にするアホひとり!)
吾輩(誰や?)
天声(お前じゃ!)
吾輩(まぁ・・エエがな!)
・・・・・
奥「釣れましたぁ?」
私「一匹だけ・・んでも結構大きかったですよ・・27センチありましたから・・」
奥「あっそうですん?・・この前もね、・絶対30センチの尺?は居るハズや!・・言うてはった人が居られましたけど、20センチぐらいしか釣れんて言うてはりましたわ!」
私「居ると思いますよ・・多分・・簡単に毛鉤に出るとは思えんけど・・居ることは居るでしょう・・(笑)」
その後、今年の年券の売れ行きや客層の話など・・・
コーヒーを啜りながら話し込む。
そして、入渓者の記帳を確認しながら・・・
私「この解り易い◎番て・・tanakenさんですよね?」
奥「そぅです。」
私「あっ・・来てはる来てはる・・・」
奥「この前はこの裏で3匹釣った言ぅてはりました・・」
私「やっぱりコンスタントに釣ってはるんや!(笑)」
奥「今年から平日に来られる様になりはりました。」
私「これまた、羨ましい・・ホンマやぁ・・ところでNobutaさんは最近?」
奥「前半は詰めて来てはりましたけど、後半は殆ど釣ってはれへんのとちゃぅかなぁ?・・先だっても仕事で立ち寄らはったけど・・」
私「そぅですかぁ〜・・・」
時計を見ると16:30・・・・
私「そろそろ最後の勝負に賭けてみますわ!・・蓬ケーキ1個貰います。」
奥「はぃ・・ありがとうございます。」
御勘定を済ませた後・・・
私「ほなまた、来年かもしれませんけど・・」
奥「はぃ、どお〜も、お気をつけて・・・」
・・・・・
車に乗り込みとりあえず下手(しもて)に向かって走り出した。

D美山分校上流ポイント(17:00〜18:20)
天声(ところで・・何処行くねん?)
吾輩(何処にしょ?)
天声(何じゃそれ!決めてへんのかぃ?)
この時期の佐々里本流で、イブニングに賭けるとすれば・・・・
@白石の堰堤
A通称工場裏?にあるブッツケ
B分校前から上手(かみて)の護岸沿い
Cゆりのき橋下手(しもて)のブッツケ
Dハリマ家(スペースウッド)さん裏手のブッツケ辺り
E白石橋の下手(しもて)にある岩盤帯周辺
・・・・辺りが思い浮かんでくる。
まずは最も有望と見立てた@白石の堰堤を見に行った。
「ありゃ?」

(これ・・・瀬が無ぉ〜なって【小壷】見たぃになってもぉ〜てるやん!)
確か以前は落ち込みの水がゆったりと流れる深瀬を抱えていたと記憶するが、今回見下ろすと巻き返しがキツイ【小壷】となって払い出しで大きく駆け上がる泡回りのポイントになってしまっている。
(これイワナ狙いやったら有りやけど・・・)
「ヤマメでココは無ぃわ!(ワシの腕じゃ歯が立たん!)」
天声(軟弱やのぅ・・やって見んかぃ!・・一番堅い場所ちゃぅんかぃ?)
吾輩(あ・の・なぁ・・・イワナは浮いてナンボかもしれんけど、ヤマメは流れに出てナンボやろ!)
「こんなトコでどなぃせぇ〜ちゅぅ〜ねん!」
(止め!・・・朝入った護岸沿いに賭けよ!)
車を戻して目指すB分校前から上手(かみて)の護岸沿いポイント付近に駐車・・・・
ドライフライを見切って、ウェット仕立でフラッタも視野に入れたタックルで一目散にポイントへと歩み寄った。
まずはリードにシルバー・サルタン#12、ドロッパーにバジャー・ハックル#12を結んで堰堤沿いに所々白泡から流れる下る深瀬をトレースしてみる。
この段階は釣ると言うよりも流速の再確認をしているに過ぎない。
(さて・・どぅ攻めるぅ?)
ウェットで表層から中層に探りを入れるか?
それともフラッタで水面に誘い上げるか?
(悩ましいのぉ〜・・・さっき9寸マグレでも釣ってもぉ〜たし!)
「んな簡単に良型が2匹も釣れんわなぁ〜・・(それが持ち運やろし!)」
(ほなら、6寸・7寸程度?)
「・・ちゅ〜事はフラッタで誘うんがエエかぁ?」

天声(何やっても無ぅ〜駄ぁ!・・今宵は魚動かんて!)
吾輩(ぅ・るぅ・さぃ・奴っちゃ!・・ひっこんどれ!)
「よし!フラッタ(リング・カディス)に賭けるで!」
意を決してディアヘア・セッジ#12の一本勝負に切替えて時合いを待つ・・・・
天声(そろそろ仕掛けんかぃ・・・)
吾輩(まだやろぉ・・???・・そや9月やん!)
天声(お前、何ボケとんねん・・)
吾輩(えっ!・・ほな6時半に真っ暗なるん?・・・エライこっちゃ・・・)
天声(何焦っとんねん・・今頃?・・・ちゃっちゃと仕掛けな真っ暗なんぞ!)
時刻はもうすぐ6時になろうとしている。
即刻立ち上がりフラッタリングを開始した・・・・・
[バシュ!]
「っしゃ!・・・」
天声(カワムツやろぉ・・)
吾輩(んな訳あるかぃ・・・???)
「何で?・・何であれでカワムツなん?」

白泡が砕けて三角波の流れとなった流芯で三角波を飛び越す様な強烈フラッタリングに炸裂する水面・・・・
しかし、鉤掛かりして足元に寄って来るのはカワムツである。
天声(そやし、今宵ヤマメは動かんて!)
「んな事あるかぃ!(怒)」
・・・・・
しかし・・・・
胸中に湧いて出る天声の忠告はこれまた正しかった。
どっぷりと日が暮れるまでフラッタを続けて、結局出たのはカワムツ3匹・・・・
ヤマメは動いてはくれなかった。

天声(結局、ノコノコ昼前に出てきて、四六時中好き勝手やってカワムツと新子のみやんけ!)
吾輩(・・・・)
天声(・・んで、ワシの助言で即刻9寸仕留めて10分で止めるて・・どぉ〜言ぅこっちゃ!)
吾輩(反・省・し・ま・す。)
やはり釣り冷静な状況判断が釣果をもたらしてくれるんだろう・・・・
・・・・・・
「んでも、やっぱし!やりたい様にヤルんが楽しぃし!」
この葛藤は今後も続くと思われる。



*道具と毛鉤*
<美山分校前(午前)>
ロッド:Campanella c3833 (8'3"#3) 『Campanella』
ライン :DT-3-F
フライ :カディス系ドライフライ
<キャスティングのお稽古>
ロッド:Northland Mosquito #3 (7'6"#3) 『Green Studio』
ライン :DT-3-F
フライ :カディス系ドライフライ
<キャンプ場上流>
ロッド:bacoon's C3733CL (7'3"#3) 『Campanella』
ライン :DT-3-F
フライ :エルクヘア・カディス#16
<美山分校前(イブニング)>
ロッド:Northland Wet Light #4-5 (9'0"#4-5) 『Green Studio』
ライン :DT-4-F
フライ :ディアヘア・セッジ#12
posted by bacoon at 22:53| Comment(0) | 京北に行く | 更新情報をチェックする
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