2014年09月13日

想いを馳せた渓の秋


■¥山川流域
■2014−9-13(土)晴れ
■ヤマメ(8寸ジャスト)1匹、後は小物を少々・・
■同行者1名
久しぶりに同僚のテンカラ師との釣行・・・
今シーズンの¥山流域で一番注目した支流の秋を見に行った。
やはり、釣り人が少ない¥山でも人気の渓だけあって、この時期魚影は厳しさが伺える。
しかし、来シーズンに楽しませてくれるであろうチビも多く確認できた。
そう言う意味では来期も期待できる流れと思う。

<注記>
公開が2週以上遅れてますので、日付に留意してお読みください。


(結果だけ簡単に見る・・編集中)

[パシュッ!]
(・・・・・・・・)
「さっきからホンマにチビばっかし!(笑)」
入渓から小一時間、来シーズンのターゲットとなり得る3寸ドチビの猛襲にアワセを見送る状態が続いている。
今シーズン通い続けたこの¥山の渓もスッカリ秋が訪れていて、漁期の終わりを告げる雰囲気が感じられた。
「まぁ〜今年は今日が最後かな?・・・」
この夏は何時どこでゲリラ豪雨が襲撃してくるか全く想像できない状態が続き、釣行熱も冷めきってひたすら渓の安泰を祈るばかりであった。
そんな中、今回は久しぶりにテンカラ師のNとの釣行である。
このブログに登場するのは今回が初めてなので、おそらく一緒に出向くのは約10年ぶりになるのかもしれない。
今シーズン、私の¥山通いの話に興味が涌いたのか、この時期に対価に見合わぬ日券を購入しての参戦となった。
7:30に集合して3連休の初日でもあり、高速の渋滞を避けて下道を走り、入渓できたのは11:30・・・
そしてNには私のいつもの定点観測区間に入ってもらい、私はその後方となる発電所の前後を攻めることにした。

しかし、アタックは前述の通りである。
[パシュッ!]
「来年相手したっさかぃ・・ちょっと静かにしとってくれへん?(笑)」
水温は17℃を切ったところで、この時期としては贅沢言えない状況にある。
察するにかなり上流で取水された水が発電所から放水されている事で助かっているのかもしれない。
(発電所過ぎたら水温がどうなるかやし・・・)
おそらく取水区間は常時渇水気味で水温の上昇もそれなりにあって当然と想像された。

「おぉ〜ぃ・・・居るんやったら上(水面)見てくれぇ〜・・」
何が何でも魚を手にすると言う気概も無く、茶化す様に毛鉤を流しながら釣り上がって行く・・・
「お魚の皆さん!上を観ましょう!餌が流れてますよっ!夏バテ解消にカディスは如何ですか?」
当然、この様に茶化して出てくれる訳もなく、サッパリの状況・・・・
(・あほくさ・なって来たし!)
程なく・・・
(おっ!・・・あそこは竿抜けになっとんちゃぅ?)
居るとすればイワナが浮くか否かと言うポイント・・・
即刻フライを投じて若干背伸びした感じでロッドを高く掲げ、手前の早い流筋にラインが落ちない様にブリッジを張る(今日持ちこんだのはメンディングができないロッド・・)。
やがて6寸強の魚影がくっきりと浮かび上がった。
(浮いた!)
【ズルッ!】
「わぁたぁ・・っとぉ〜」
(・・・・・・・)
天声(何やっとんねん?)
吾輩(背伸びしとった足元が滑ったんや!・・怒)
イワナが浮いた途端、足元が滑って体勢を立て直す動きで毛鉤が吹っ飛び、軽い感触を残してイワナは姿を消した。
「あぁ〜ぁ・・この時期(魚の)顔見れるかどぉ〜かの状況で、こんなことやっとってエエんかぃ!(怒)」
やがて発電所に到着・・・

相変わらずウォンウォンと唸り声をあげて発電に勤しみながら放水している横を過ぎると、それなりに水量が減って渇水気味の渓となった。
水温を測ると18℃超え、やはり2℃程の温度差が生じていた。
こうなると更に状況は厳しくなり、刻々と時間だけが過ぎていく・・・・
やがて約束した時刻となる離渓点まで30分を切ってしまった。
(ちょ〜待てよぉ・・これ、ここで魚の顔見とかんと・・)
「この先(で竿出しする渓)、チビのアタックで終わってまぅんちゃぅん?」
(ちょとマジで気合入れて釣ろかぃ・・)
概ねこの時期の私の釣りは例年同じ様に気の抜けた釣りとなり、慌てて気合を入れるのが毎度の事であるが、今回はもう少し早い段階で本腰を入れるべきであったと反省される。

↑本日持ち込んだのはノースランドのモスキート#3、秋の渓流に気負い無くキャスティングを楽しみながら釣り上がる状況では非常に心地よさが味わえるロッドである。
(さて・・・)
目前のポイントに対してどのスポット絞って、立ち位置をどこにするか・・・
「どぉ〜考えても・・・(魚が餌を喰いに流れに)出てそぅに無ぃし・・」
(まだ夏のポジションに潜んでるぅ・・ってか?)
(どの岩か護岸か?どこに張り付いてるかやなぁ・・・・)
結局は目前の流れがこの夏に水枯れしたであろう水量を想像し、ポイントに数あるインレットや落ち込みの中で最後まで水を落とす(吐く)スポットはどこか?そしてその水が最も集まって流れる筋を想像し、その筋に絡むエゴ(護岸のエグレや岩周り)に目星をつけるだけである。
もっと端的にいえば溶存酸素を考えてみると言うとになりますかな?(笑)
「まぁ〜・・(魚が餌を喰いに流れに)出とったとしたら、このど真ん中の流れやけど、(水が)枯れて残るんは、あの左の流れやな・・」
こんな感じで流筋を定め、その中からエゴ(護岸のエグレや岩周り)を見極めスポットを絞り込んで毛鉤を集中投下しながら丹念に釣り上がる。
「やぁ〜っぱり居りまへんかぁ〜・・・」
やがて離渓点が見えてきた。
「ゲッ!!後10分・・・こことその上の二ヶ所ってか・・・」
(こりゃ今日はアカンな!最初に・のほほん・とし過ぎたし!)
「えぇ〜〜〜っと!(アッコの岩筋か・・)」
スポットを見定め、丹念に数回(毛鉤を)流すもサッパリである。
「やぁ〜っぱし・・今日は出だしサボった罰アタリやなぁ・・・アカンわ!(笑)」
そして最後のポイントに進もうとした時・・・・
(この水量やったら、もう一個下のあの岩に下がって付いてる可能性あるかぁ?)
「んな都合のエエ話・・有る訳無ぃわなぁ・・・んでも(毛鉤を流すだけ流してみよかぁ・・・)」
その3投目・・・
「(魚が)動いた!」
[パシュッ!]
「っしゃぁ〜・・・居ったし!・・ぁあ良かった!・・ホンマ良かった!(嬉)」
見立てた岩下から回り込む様に瞬時にフライの下流側に移動し、瞬殺スプラッシュで水面を割ったヤマメ・・・

↑まさに一期一会と言う出方で釣れた秋のヤマメ・・・仄かに錆が出始めている。フライはエルクヘア・カディス#18・・・
「おぉ〜カツカツ8寸ありまんがな!(笑)」
「おぉ〜・・錆も出て、この時期のヤマメやなぁ・・・秋ヤマメ!」
夏ヤマメは良く聞くが、秋ヤマメ等はいい加減も甚だしい表現であるが、離渓土壇場での一匹はやはりホッとするもので、こうしたなかからブツブツと独り言が湧いて出る。
「しっかし、ホンマ・・よぉ〜見切らんと(毛鉤)流したもんやで・・・あぁ〜良かった!(笑)」
「さて!・・・(この上流して車に戻ろかぃ・・)」
そして最後のポイントに歩み寄り・・・
「おぉ〜ぃ・・・魚ども!上(水面)見ぃよぉ〜・・・餌やで餌!」
結局一匹魚の顔を拝めたら、即刻気の抜けた釣りとなっているので、貧果に喘ぐ状況に陥るのは当然っちゃ当然であろう・・・
そして定刻に渓から上がり、昼食・・・・
テンカラ師のNは発育の早い来シーズンの魚なのか、発育が頗る遅い今シーズンの魚なのかが微妙と言える5寸サイズを2匹掛けて戻って来ていた。


午後からはこの場を離れ[ichrの渓]にリベンジ・・・
林道が渓に沿い何処からでも入れて何処からでも上がれる小渓流で、軟弱ロートル釣師の私には願ったり叶ったりと言える流れである。
前回は民家が途絶えた入口付近で竿出しした為、今回はそこそこ上流に詰め上がって見るが、なかなか車を停めるところが無く天増川の上流域に匹敵する様な悪路となってきた。
【ゴン!】
「おっとぉ〜・・・」
【ゴ・ゴン】
「あららららら・・・」
車の腹が磨りだしてきた。
「あぁ〜アソコに(車)停めれるなぁ・・」
起伏を見ながら4WD車両の轍を外す様に車を操り、漸く車を停めて外に出てみる。
私「ここで(区間)割るか?」
N「OK!ええよ!」
私「こっから上は薮が張り出してるさかい、ワシが行こか?」
フライロッドと比較すれば相当に長いテンカラ竿を考慮してNが下流側、私は車の駐車場から入ることとした。

そしてポイントに降り立ち、相も変わらずお茶らけキャスト・・・
「ぅりゃ!どや?・・居るか?・・こら!」
[パシュッ!]
(ぅそっ!・・・)
「あらら!ホンマ居ったし!(笑)」
「あぁ〜・・・あ・ま・ご・ってかぁ?」

果たして、この写真に写る魚が本当に・あまご・と言えるか否かは疑問の多い所ではあるが、このサイトでは一応パッと見た朱点の雰囲気で適当に判断している事をお許し頂きたい。
(とっぱしから出るぅかぁ〜・・ホンマ)
腑抜けキャストの一投目にアッサリ出てくれた事もあり、胸中に期待が湧いてきた。
(これ・・こっから、それなりに行けるんちゃぅん?)
「っしゃ!メッチャやる気出てきたし!」
[ポキ・ポキポキ]・[ブラブラブラブラ・・]・[ポキポキ]←気合を入れる準備運動
(まずは・・・アッコからや!)
・・・・・・・
[ピチャ!]
(ぅ・・)
[ピチャ!]
「ィャィャ・・ここ流芯やし!お前らもっと端っこやろ!」
直後から3寸ドチビが一等地からアタックして来る。
[ピチャ!]
(・・呆・・)
[ピチャ!]
「ィャ・だ・か・ら・・・(呆)」
(これ#16にせんと向こうアワセで掛ってまぅなぁ・・)
ドチビのアタックを見送るものの投じているフライはエルクヘア・カディス#18・・・
止むなく同じエルクヘア・カディスの#16にサイズアップする。
[ピチャ!]
「ィャ・ここ一等地やし!もっと端っこやろって!(怒)」
[ピチャ!]
(アッカン!・・・最初の一匹が偶々かぃ?)
「チビしか居らんてか?」
[ピチャ!]
(・・・・?)
(あれ・・フライ消えた?・・・浮いてけ〜へんし!)

「あらぁ〜・・またじょぉ〜ずに喰ぅたのぉ〜・・・」
(感心するわ!)
「お前!ええセンスしとるやなぃかぁ・・たいしたもんや!(笑)」
「エエか!その調子でバンバン虫喰ぅて大きなれよぉ〜」
「間違ぉ〜ても水ん中流れてくるミミズとかオレンジの玉喰ぅたらアカンで!」
「運悪ぅかったら二度と水ん中に戻してもらえんかもしれんし!」
ドチビ相手にブツブツと独り言を吐きながら丁寧に鉤を外して回復を待つ・・・
(水面の虫なら最悪でも今日見たいな感じで済むやろし!)
「っしゃ!・・行ってええぞ!」
まるでロケット花火に着火した様な感じで一瞬で姿を消した。
(虫喰ぅて大きなって・・ホンで来年、ィャ2年後にまた一戦交えようぞ!)
気を取り直して釣り上がると、段々と林道は高く巻き上がって薄暗い渓へと様変わりしてきた。
(何じゃ・これ?・・長いこと林道沿ぅとったのに・・・堰堤でもあるんか?)
やがて流れは大岩の間に挟まり、その先に堰堤らしき水の崩落が垣間見えた。
私が通う釣り場ではゴーロは至る所にあるが、ゴルジュは皆無に等しい・・・
ここもゴルジュと表現すれば、本格的に山渓に分け入る渓師の方々に鼻で笑われるのでプチ・ゴルジュとでも言っておこう・・・
やがて[通らず]にブチ当たってしまった。

「やっぱし!なんや嫌な予感しとったんや!サッサと引返しとったら良かった・・(疲)」
・・・・・
(よし!)
吾輩(この通らずの小渕には密かにヤマメの大物が棲んでいる。)
天声(ホンマか??)
吾輩(そぉ〜言ぅ事にしとこぉ〜や!んでないとここまで歩いてきた甲斐無ぃやろ!)
天声(・・・・・)
吾輩(・・で、その大物を如何にして仕留めるか?)
天声(ウェット沈めるんちゃぅんか?)
吾輩(今日は持って来てへんし!)
天声(・あ・ほ・く・さ・)
吾輩(フライは#10!)
天声(イワナの浮き待つんやったらまだしも・・)
吾輩(ィャィャ・・流芯を流れる#10が小さなスプラッシュで消し込み・・んでもって・・・)
天声(もぉ〜エエからサッサとやってスカ喰ろぉて戻らんかい!)
吾輩(ぅるさぃ奴っちゃ!イチイチ突っ込むな!遊びや!遊び!!)
どうでもいい様な自問自答を念じながらフライをレインディア・パラシュート#10に交換し、殆ど無駄と解って居ながら[通らず]の小渕に投じて流して見た。
[パシュッ!]
(出た!)
[ジュボッ!・・・ヒラヒラヒラ・・・]←水から抜き上がり空中を舞う銀鱗
「なんじゃこれぇ・・(ガックシ)」

↑#10をしっかり銜えて宙を舞ったヤマメ・・・このサイズでは拍子抜けも甚だしい。
天声(なんじゃこれ?ってヤマメやろ!・・笑しよんの!)
吾輩(ィャィャ・・毛鉤#10やし!・・んでこれてか?)
天声(3年後ぐらいにはこの小渕に潜む大物なっとんちゃぅ?)
「やぁ〜めた!」
リールを巻き上げここまで釣り上がってきたルートを下り車に戻った。
下手(しもて)に入ったテンカラ師のNは「サッパリ当りもカスリもしなかった」と苦笑して戻ってきた。

↑ichr君が見つけてくれた小渓流・・・林道が程よく沿う流れで天増川を一回り小さくした様な流れと言える。この時期は厳しいが春先から盛期までは期待できる渓かもしれない。↓



さて・・・最後は・・・
本〜〜流ぅ〜〜〜
(ウェットかフラッタか??)
正直、魚が残っているとすれば手堅いアプローチはウェットフライであるのは間違いない。
しかし、(??喰ったか?)の脈でアタリを取るウェットよりも、水面炸裂ダイナマイトストライクのフラッタリングは釣れる魚に少々の格差が生じても満足感と解放感に雲泥の差を感じる。
(このポイントはウェットで掛けて捕り込んだけど、フラッタはバラしたままやったっけ?)
「フラッタ(リング)で行くとしまっかぁ〜・・・」
決心がつくと、タックルが定まりセットアップして水際に降り立った。

(さて・・水温は?)
手を浸して見ると・・・・?
(??・・測らんとこ!)
「19℃切ったぐらいかな?(大嘘・大笑)」
天声(測れよ!)
吾輩(測ったらヤル気失せるかもしれんさかぃ、測らへんねん!)
やはり水温計の目盛で20℃突破は目にしたくないものである。
早速、クロスに投じてダウンに展開するフラッタリングを試みる。
<中略>←あほらしいぐらい書くことが無い。
小一時間が経過した頃・・・
[ビビビビ・・]
[バシャッ!]
「っしゃぁ〜・・・って小ぃこぉ!(笑)」
「これまた格段に小ぃこぃし!」
「ほれ?」
「(ぅ・・)わぁ!」

(やってもた!)
「手ぇ〜〜〜臭っ!くぅ〜っさぁ〜・・・あぁ〜ぁ・・」
流芯の開き一等地からマドラー・セッジ#10を襲ったジャイアント・カワムツ・・・・
「コイツがアッコ(流芯の開き)で出て・・・」
(それを勘違いしてハンドライド・・・)
「あぁ〜ぁ・・世も末やし!(呆)」
その後、気を取り直して釣り続けるも、静寂のまま秋の渓は夕暮れとなり納竿。

テンカラ師のNは運よくライズを見つけて6寸ヤマメを一匹仕留めて戻ってきた。
N「今年これで3色(あまご・イワナ・ヤマメ)釣れたわ!」
私「まぁ、この¥山を楽しむんやったら、やっぱり4月・5月やで・・(笑)」
N「その時分は何処もOKやろぁ?(笑)」
私「確かにそぅやけど・・・」
N「俺、もぉ〜今シーズンこれで終うわ!・・・まだ来るん?」
私「仕事しだいやなぁ〜・・・時間できたら最終の週末に来るかもしれん」
・・・・・
と、言うことで・・・
閉幕宣言は見送ることとする。

*道具と毛鉤*
<支流域>
ロッド:Northland Mosquito (7'6"#3) 『Green Studio』
ライン :DT-3-F
フライ :エルクヘア・カディス#16・#18、レインディア・パラシュート#10等・・
<本流域>
ロッド:OPTI Creek OPCR282-3 (8'2"#3) 『LOOP』
ライン :WF2(OH&D)
フライ :マドラー・セッジ#10
posted by bacoon at 22:47| Comment(0) | 但馬に行く | 更新情報をチェックする
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