2014年04月26日

追憶の渓、若かりし日の回想(約30年の時を経て・・・)


■¥山川支流域(その昔に足繁く通った渓)
■2014−4−26(土)晴れ
■ヤマメ14匹、イワナ4匹
■同行者なし
3週連続で出向いた¥山の流れ・・・・
今回はその昔に足繁く通った渓を訪れてみた。
やはり約30年の空白はほぼ初めての渓に近かったが、それでも色々な事が回想される・・・
今現在の自分自身と比較して、これまでの経過を辿った自身の原点を見つめ直せた釣行だった。
<注記>
誠に申し訳けございませんが、今回は具体的な河川名称を伏せております。
この様な想いに至った経緯については、こちらの机上編をご覧頂ければ幸甚です。
お読み頂く方に置かれましては、これまでとは異なり釈然としない事と存じますが、本件に関してのご理解をよろしくお願い申し上げます。


(結果だけ簡単に見る・・編集中)

今シーズンものの弾みで繰り出すこととなった¥山川流域の釣りも漸く釣行記の掲載方法が定まり、自分自身で行きたい所に出向いて行ける様になった。
3週連続となるこの週末はYちゃんが所要でパス、ichr君は相変わらず仕事から離れられない。
「さて、ほんならぁ〜・・・(あっこ行ってみよかぃ!)」
目星をつけたのが、【その昔に足繁く通った渓】である。
翌朝目覚めて先週と同じ時刻に家を出たが、西へと向かう高速はダダ混み・・・
「アカンわ!小一時間潰されるぐらいやったら、篠山ワープで経費節減しょぉ〜か・・」
下道を走り篠山ICから高速に乗り、現場近くのICを降りたのが9時過ぎ・・・・
「予定通り小一時間超過やけど!(高速が)混んだらこのルートやな!」
そして目当ての渓沿いを記憶の底にある看板を探しながら走り上がった。
「あれ?看板無ぃけどこれ右折かぃな?」
訳が解らぬ状況に頭がパニックになっているにも関わらず、右手は勝手にウインカーを切り、右折して渓沿いを走り続けた。
「これ今どこやねん??」
程なく・・・
「あぁ〜・・有った有った・・??もっかぃ(もう一回)右折?」
(しかし、古びたなぁ〜・・あの看板・・・笑)
記憶にある看板を右折し、程なく走ると橋を渡ったところで再び記憶が蘇ってきた。
(この辺りやったっけ・・・)
若かりし頃、ジムニー550で夜掛けして早朝に到着し、勇んで渓に降りる時、プチ滑落してロッドを大破させ丸一日を棒に振った事を思い出した。
(こんな記憶しか無ぃんかぃ!)
残念ながら当時は未だ駆け出しで本当に数える程しか釣れなかった。
従って、釣れた魚の記憶等は殆ど無いに等しい・・・
程なく・・・
「懐かしぃなぁ〜・・・・」
思わず車をその場に止めて、ガードレールに寄り添ってみる。

↑ここに訪れなくなってから、私の記憶の底で色あせて行った風景・・・・それは段々と色褪せてセピア色になり、やがて造形の輪郭もぼやけて消えかけた風景となっていたが、今日ここにきて造形が蘇り、色彩が施された。この写真は朝に撮影したもので無く、午前の釣りを終えて撮ったもの・・・・約30年前の記憶を辿れば、ここから先の集落前の流れが魚影が濃いと感じていたので、真っ先にこの流れを釣ってみる事にした。
「そやけど・・ここにまた来るとは思いもよらんかったし!(笑)」
いつまでも景色を見ている段階で我に返り、時計を見ると9時半になろうとしている。
まずは上流の記憶にある堰堤まで走って、淡く消えかけた記憶の底にある渓相と距離感を取り戻し、再び戻って景色を見たカーブの下手(しもて)に車を停めた。
「結構距離あんなぁ?」
(昔こっからあの堰堤まで2時間掛ってなかったよなぁ?)
どう見積もっても1kmはある。
(今やったら、ハイペースで釣っても・・・)
「2時間半切んの無理!(笑)」
(前半丁寧に釣って、後半ピッチ上げて・・・)
「・・んでも、3時間以上は掛るやろぉ〜」
今日は単独釣行であり集合時間が無い為、その辺りは適当にやってみる事にした。

@午前の部(9:45〜13:00)ティペットを長く取ったドライフライの釣り
「さぁ〜て・・(どぅするべぇ〜かぁ?)」
車のサイドの扉を開けた瞬間・・・
【ゴロゴロ・・コツン!】
「ぃ〜痛ぁ!」
(なんじゃぃ?)
適当に積載していたロッドケースが荷崩れし、足の甲に一本のロッドが落ちてきた。
(なんや?コイツ??)
「ほならぁ・・お前さんで行ったろぉかぃ・・(ロングリーダーってか?)」
殆ど成り行きで釣法が決定し、準備して渓に降り立った。
「あれ?・・こぉ〜こぉまで水量多かったっけぇ?」
こんな風に思い起こしても、我が記憶の底にある水量は夏なのか春なのかも思い出せず、何とも判断できない状況にある。
渓のあちこちに目を向けて感覚的にイメージされるのは10センチ〜20センチ水嵩が高い様にも見受けられるが、この辺りは全く持って判断不能であるが故、その辺りは気にせずセオリー通りに釣り上がることとした。
・・・・・・・
・・・と、
(こんなタラタラ書ぃとって、書き切る時間無ぃんちゃぅん?・・・汗)
・・・と言うことで、困った時の最終手段!
ここから暫くは写真で綴る釣行記に切り替える事に致します。
(誠に申し訳けございません。)

↑入渓点から上流側を見る。正直申して約30年のご無沙汰なので殆ど初めてに見える。
これも当然のことで私が知る渓から岩は動き、草木も入れ替わったかもしれない。
とりあえず丁寧に各ポイントを隈なく釣ってみる事にした。


↑上の写真の中程に写るポイントで、早速[モコッ!]っと綺麗に出た。
今日は鬼門の一匹目を無事にゲットしてホッとするが、ハンドライドで取り込んだ時に朱点が無いのでハッとした。
昔はあまごだったが、今はヤマメになっていた。これも昨今ヤマメ域のトレンドである故、一安心・・・・・
サイズはいつもの6寸・・・これまたどこの渓も同じだが、ここもやはりアベレージは小さくなったか?


↑最初の一匹に気を良くしたがその後はアタリが続かない・・・
昔の記憶によれば、この辺りはサッパリで、この先のカーブを曲がった所の民家の前辺りからが本命場所だった。
先を急ぐか丁寧に釣るかが思案のしどころ・・・・
結局、30年前の記憶など全くアテになるものではなく、初志貫徹で丁寧に釣り上がる事にした。


↑そんな想いに応える様に、即刻小さなイワナが飛び出した。
そう言えば昔はイワナが本命であまごは殆ど鉤掛りしてくれず、尾鰭でフライをひっぱたく憎らしい奴が一杯居た事が思い出される。


↑★が先程のイワナが飛び出した所=思案した所の写真右下にあるスポットの拡大・・・・
昔はこんな所にイワナが潜むなど想いもよらず、踏みつけて上流へと走らせていた。
今現在は[春のイワナの食卓]としてそれなりに大切に扱うポイントとなっている。
この時の水温は10℃、春先にヤマメが瀬尻に出る頃はこんなイワナは上手(かみて)の脇の緩流に潜むが、水温が少し上昇してヤマメが本来好む流速近くまで刺し上がると、入れ替わる様に瀬尻の払い出しに程近い岩回りに降りてくる。
そして低水温を気にしない頃を迎えると、ヤマメが流芯に残っていれば上手(かみて)に舞い戻って落ち込み付近に潜伏し、ヤマメが抜かれて居なくなれば流芯が開いた底石に潜伏する。
足繁く通った30年前に、こんなイメージが少しでもあれば、もう少し魚の顔を拝めていたかもしれない(笑)。
その後、この[春のイワナの食卓]で同サイズのイワナを2匹追加するもヤマメはサッパリ・・・
そしてカーブを曲がり、期待に胸が膨らむ。


↑ここからが私が真っ先に釣って見たかったポイント・・・
ここまでヤマメ1匹、イワナ3匹・・・・
願わくばあの橋までに一匹はヤマメを掛けたい。
高揚する気分を解す様にロッドを置いてストレッチと準備運動・・・
そして大きく深呼吸して集中力を高めに掛る。


↑「ここは狙いどころ!」・・と見立てたポイントから元気よく7寸が出てくれた。
毛鉤の落とし所や立ち位置に散在迷った挙句、覚悟を決めて投じた一投目に[モコッ!]・・っと出たので嬉しさは倍増・・・


↑上の写真の7寸が出たポイント・・・
立ち位置はもっと後方で、釣った後で歩み寄って写真を撮った。
立ち位置を決める際、「魚が居ればどこで出るか??」・・とあれこれ思案が駆け巡る。
盛期であればピンク★がド本命で緑★をカバーする攻め方とし、黄★は捨てて取り掛かるが、今回は緑★が濃厚だが黄★を捨てて掛るか否かに迷いがでる。
・・・かと言って、無暗に刻むとそこらじゅうの小物を脅して上手(かみて)に走られ一貫のおしまい(私がよくやるミステイク・・)と言う可能性も否めない。
思案の挙句、ピンク★を捨てて緑★から黄★をカバーする攻め方で立ち位置を決めたが、この日はドピーカンでコントラストが強く、釣った時間帯はまともに太陽を背に受ける為、ラインの影を考えると私の技量では無理がある。
已むなく黄★だけを軽く刻んで、ピンク★と緑★をカバーする攻め方に賭けた。
結果は・・・
あっさり黄★で出たので「捨てんで良かったぁ〜」と、胸を撫で下ろした。
その魚が上の7寸である。(昔の様に8寸超えであってほしかったが、ここだけは変ってしまった様だ。)


↑そして橋の袂に近づいてきた。ここからが期待されるところ・・・
イワナを捨ててヤマメ一本に的を絞って釣り上がる事にする。
瀬に出ているか否かが勝負の分かれ目・・・


↑早速飛んで出た6寸弱・・・
盛期の(水の)流速よりやや遅めの部分で出た。上手(かみて)から回り込むのではなく、やや下手(しもて)の底から刺し上がる感じで反転喰いを披露してくれた。


↑次なるポイントで先程釣れた流速を頭に入れて、この辺りを確かめるべくフライを流すと、同じ様な流速であっさり出た。
しかし、この後暫くアタリが遠退いてしまう・・・・
これも遠退くと言うか何と言うか・・・上述した様な流速を抱えたポイントが無かった。
もしかすれば、もう少し慎重に攻めれば結果が出たのかもしれない。


↑イメージする流速のポイントが見つかると、確実に飛んで出る。
察するに見立てた流速のポイントはある程度水深があれば[今日の鉄板レーン]と言えたかもしれない。
ここまでヤマメ5匹、イワナ3匹・・・・
釣りのテンポを重視してサイズアップするまで写真は割愛することに決める。


↑その後は[入れポン]には程遠いが、そこそこ上述した[今日の鉄板レーン]からポツリポツリと魚を拾い、この時点でヤマメ8匹、イワナ3匹・・・・
そして9匹目のヤマメとなったこの魚は盛期の流速から完璧な出方でフライを捉えてくれた。
なんとなく、[今日の鉄板レーン]から飛んで出るヤマメとは異なった雰囲気が漂っていた。

・・・・ここで一度、写真で綴る釣行記はポーズボタンを押してストップ!

「はぁ〜・・よかった!(笑)」
(出てきた魚、全部掛けたったし!)
正直、ここまでは勘も冴え、ミスキャストも殆ど無く、それ以前にいつもの怠慢粗雑が原因である大失態をしでかしていない。
「さて・・そろそろ見て来ましたでぇ〜・・・・(嬉)」

「出たぁ〜・・・イワナ街道ぉ〜・・(懐かしぃなぁ〜〜)」
風光明媚な山渓に出向き、そこそこの渓相に想いを馳せるならともかく、何故にわざわざ護岸が施された集落前の流れに想いを馳せるのか??
この様な疑問を抱かれる方も居られると察する。
端的に理由を述べると【よく釣れた】と言う事実に直面していたからである。
つまりは他の区間と比較して魚影が濃かったんだろう・・・・
どなたもが渓流釣りに出向くと、わざわざ生活排水が流れ込む護岸の集落前を釣るより、風光明媚な風景の中で渓に溶け込む様に釣りを楽しみたいとお思いで、結果として竿入れが少ない区間となっていたのかもしれない。
実際、ここでの実感が私の中で理由も解らぬままに【集落前=釣れる確率が高い】と言う仮説を生み出し、その後に出向くそれぞれの渓で試行錯誤を繰り返しながら、ほぼ確信を得た構図となって行った。
その辺りは【ここの流れ】があってこそで風景は色褪せて消えかけてもここで得た実感は深く記憶の底に刻まれている。
「ほなら行きまっかぁ〜・・イワナ街道!(笑)」
(こんなトコ・・居るかぁ?)
[バシャッ!]
「・・ってホンマ出よったし!(笑)」

↑今日の勘の鋭さは自分でも驚く程の冴え方で、あっさり飛び出た7寸イワナ・・・・出方と言いロッドに乗った重量感と言い、これまでのヤマメとは異なり典型的なイワナの動きだった。
「今日はホンマに信じられへんわ!(笑)」
やはりこの【イワナ街道】は健在だった。・・とは言え、この様に書き記すとこの区間はイワナがさぞ多く潜伏する様に受け取れるかもしれないが、それはおそらく間違いであると考えている。
約30年前・・・私にはイワナしか釣れなかった。
もともとイワナは個体数こそ少なかったと思われるが、あまご(今のココならヤマメ?)に関しては【姿は見えど著しく鉤掛りが悪く憎らしい魚】で、あれだけバカスカ釣れる放流釣り場に居た魚が一般渓流に出るとサッパリだった。
結果的にいつも私の相手をしてくれるのはイワナで、ここも結局イワナしか釣ることができなかったが為に【イワナ街道】と感じたんだろう・・・察するにあまごもそれなりに居たと考えている。
 @あまご(ヤマメ等の陽性族)は定位(遊泳)をイメージして(水の)流速と(流)筋を見定め、
 A(陰性族の)イワナは潜伏をイメージして底石やエグレを見定める。
当時こんな事がイメージできていれば、もう少し釣果も変わっていただろうが・・・・
(ホンマ訳も解らんまま我武者羅にキャスティングするしか手立てなかったし!)
(さて・・・ヤマメ狙いかイワナ狙いか?)
「今日ぉ〜のこの竿でイワナ狙ぃはアンマ乗り気せんなぁ〜・・」

↑今回午前に持ち込んだタックルはシマノさんの FREESTONE XT FX-833・・・
私としては親戚筋の廉価版 FREESTONE FV 833 がお気に入りだが、ティペットを長くとるドライフライの釣りだけに絞るとこのロッドが扱いやすい。
そしてこの釣り方となればヤマメかあまごがターゲットとイメージされ、イワナ狙いは余り気分が乗ってこない。

天声(誰も聞いてへんのにさっきからしょぉ〜もなぃ講釈こねくり回しよって・・・)
吾輩(・・・・)
天声(・・んで、イワナは気乗りがせん??)
吾輩(今日は勘が冴えとんねん!)
天声(罰当たんぞぉ〜)
吾輩(だぃだぃ大丈〜夫!やって!)
そして気分よく釣り始めたものの・・・・
[パシュッ]
(あっらぁ〜・・・乗らんかったし!)
[パチャッ!]
(小ぃこぃ奴っちゃ!・・・)
[パシュッ]
(うっそぉ〜ん!)
「なんで乗らへんねん!(怒)」
天声(罰当てたったわ!)
吾輩(・・・・)
やはり心構えが傲慢になると、思召しは回ってこない様である。
目指す堰堤はまだまだ・・・
しかし・・・
「腹減ってきたし!」
糖尿病により食が細くなったこともあって、エネルギーを使い過ぎると低血糖状態に近くなるのかフラフラして来る。
「ここで打ち切り!」
・・と言うことで、集落中程の[鉄の階段]から道路に上がり、車に戻って昼食・・・・。
午前の部はヤマメ9匹、イワナ4匹と予想以上に数が出た。

A午後の部(14:00〜16:30)キャッツキル中心のドライフライの釣り
「さて・・次ドコ行こぉ?」
(走りながら考えよか・・)
車のエンジンをかけてサイドブレーキを外し、アクセルを踏み込んだ時・・・
天声(もっかぃ見とかんでエエんかぃ?)
吾輩(・・・た・し・か・に・・)
こんな想いが閃きたち、急ブレーキを踏んだ。
「確かに午前のコースをもっかぃ(もう一回)辿って渓の様子見る絶好のチャンスかもしれんなぁ・・」
慌てて車をバックさせ、元の位置に車を戻して停車した。
(これブログに書いたら頭温ぃんちゃぅか?って思わはる方・・いはるぅやろぉなぁ?・・・笑)
自分が釣った午前のコースをわざわざ午後から後追いで辿る決心は他に選択肢が無ければ已む無しだが、今回の様に適当にどこでも行ける状況では[愚かな選択]ととられるかもしれない。
私自身、始めてから十数年ぐらいは同じ様な考えがあり、上記の様な考えは「渓流釣りを知らんアホ!」の一言で片づけていたと思う。
しかし、現状の私の釣りのスタイルを考慮すると、初場所に近い所では時としてそれなりに重要と考えている。
特に今回の様に、午前中にミスなく渓に溶け込んだ様な状況で、午後に後追いを試して見るのは絶好のチャンスと感じている。
私の釣りのスタイルは北近畿の激戦区に陽が高くなった頃にノコノコ出向いて行くもので、【その日は既にどなたかが釣られた流れの後追い】が前提にある。
この為、各渓々でその前提の状態を知っておくことが最も重要になり、今のスタイルとなった直後から度々この様な事を実行してきた。
この前提の状態を知ろうとすると、[先行者がどこでどの様な釣りをしたか?]・・が解っている場合とサッパリ見当がつかない場合では掌握できる範疇が大きく異なり、出来得る限りはこの先行者の行動を解って後追いの調査を行いたい。
・・・となれば、自分がまず先行者となり、自分が後追いで調査すると言うひとり芝居しか手立てが無いと思っている。
もし、午前だけの結果で移動してしまうと概ねの渓の傾向は把握できるが、これに午後から後追いを行う事によって、日照条件による立ち位置確保の容易性や時合いの差、更にはその渓に棲む魚の量(スポットで見る魚影)と癖(と言うか広い意味ではフィッシングプレッシャー)などが図り知れる事が多く、後日の釣りの組立に非常に重宝できると考えている。
「さて、お陽さんダイブと動いてくれたし!・・・ドライはドライでも性格真反対の釣り方でやって見よかぁ・・・」
・・・と言うことで、午前とはロッドはもとよりフィッシングベスト毎スッカリ着替えて(つまりはフライボックスも異なる)渓に降り立った。」
「こぉれぇは午前と比較にならんぐらい立ち位置が楽できるし!」
(これだけ考えたらこの渓入るん絶対午後からやな・・・)

↑午前中に通ったのと同じコース・・・午前に入った直後の写真と比較して頂ければ渓にある岩などの影法師の方向が異なり、午前は太陽を背に受け、午後は太陽に向かう感じとなっている事がおわかり頂けよう・・・こうなると毛鉤が逆光で見難くなる事は否めないが、魚に不信感を与えない為の立ち位置の確保はあらゆる面で楽になって来る。
(あそこ午前中パスったよなぁ〜・・)
午前中の軟調竿と許される立ち位置からでは張り出した枝葉が邪魔をしてループが突っ込んで解ける空間が無く、場を潰すだけになるとパスったポイントにキャスト・・・・・
午後の竿は同じ#3でも硬調竿でナローループ・・・
簡単にスパッと入って毛鉤が流れ始めた。
[パシュッ!]
「やっぱり居ったし!(笑)」

↑午前中に作った竿抜けからアッサリ飛んで出た小ぶりのヤマメ・・・フライは外れてしまっているがライト・ケイヒル#14・・・・
その後は当然ながら[春のイワナの食卓]には魚が戻っておらずサッパリで、ヤマメは午前と変わらずノーアタックが続いた。
そして午前に7寸が飛んで出たポイント・・・・

↑午前中に黄★から7寸が出たポイント・・・申し訳けないが写真は午前の使い回し・・・さて、午後はどこを狙うか?
「さぁ〜て・・問題の場所じゃぁわぃ!・・(どぉ〜するべぇ〜か?)」
(やっぱり、魚が入れ替わって入りよったかどぉ〜かやな!)
午後はこの一点に的を絞り、午前に7寸が出てくれた黄★一点にフォーカスロック・・・・
午前とは異なり至近距離の完全アップストリームでフライを投じた。
[バシュッ!]
「アッタリィ〜〜・・・やっぱし(魚)入ぃとったし!」
(ちょぉ〜朝より小ぃこぉ目やな!)

↑午前の7寸と全く同じ黄★で出た6寸ヤマメ・・・しっかりライト・ケイヒル#14を銜えてくれた。
察するに午前の魚がこのポイントの優位性一位の魚とすれば、コイツは二位なのかもしれない。おそらく三位は5寸程度にサイズダウンすると思われる。

(そこそこ魚影はあるんかも知れんな・・・)
この後は気負うことなくのんびりと釣り上がり6寸前後のヤマメを3匹追加したものの、午前と比較すればやや魚が毛鉤に対して懐疑心を抱いている様な感じも否めなかった。

↑写真では分かり辛いかもしれないが、久しぶりにアップアイのスペンドウイング、スピナータイプのフライで釣った魚・・・・午後から最初の1匹を除けばこのサイズでまとまっていたので、この渓のアベレージサイズと言えるのかもしれない。
そして午前と同じく【イワナ街道】まで釣り上がる予定であったが、入渓して2時間した頃から両足のあちこちの筋肉が痙攣(大阪人で言うところのコブラ返り)し始めて離渓を余儀なくされ、結局16:30に納竿して車に戻った。
誠に不甲斐ないが歳には勝てなかった。

↑今回午後に持ち込んだタックルは、私が有するカーボンロッドの8'3"#3で最も硬調となるCAPRAS ARTISTA ACX HILANDER#3、これに対して最も軟調なのが午前中のFREESTONEであろう。
私の原点は間違いなく前者で、好みも若干前者が勝る。
但し、立ち位置の取り方に自由度(と言うか選択肢の幅)が大きい後者に対して、完全アップストリームが基本となるこの手のロッドは加齢とともに段々と扱うのが厳しくなってきた。


それで、午前と午後の違いは?・・となれば、午前中に私が(毛鉤を)流したポイントから出る魚は午前よりも動き出しが遅く途中で捕食を諦める奴も見受けられた。
少し異なった見方をすると、午前と比較して[定位に対するフーディングレーンの幅が狭くなった感じ]と表現するのが伝わりやすいかもしれない。
午前ならば素早く左右に動いてしっかり捕食したと想像するが、午後は動き出しても早々に諦めて次に流れてくる餌を待つと言う素振りであった。
特に午後からは所々でイワナのライズも確認できたので、もしかすると(餌の)流下総量が増えたことにより、「焦って無理喰いしなくとも次の餌を待てば良い!」と言う余裕の行動にも見えた。
しかし、午前に散々叩いたコースでもあり、「あれは毛鉤か?本物か?疑わしきはパス!」と言う割り切った行動(フィッシングプレッシャー)ともとれるので、この辺りは今後の様子見が必要と考える。

↑午前中に出たところは緑★のやや下側、午後は赤★に投じたフライが少し流れ出した辺りで出た。
概ねよく見受ける魚の動きとしては流芯(緑★−赤★を結ぶ直線?)から右側の緩流帯に入ったところまでなら、(餌を)喰うと決めて動いたら捕食に至る(銜える)のが自然(この時に鉤掛かりするか否かは別の話)であり、この段階で懐疑心を抱いて見切ったとなれば、一度見切った対象(餌虫か毛鉤)がこのエリアの何処を流れようが無視されると思っている。
ところが今回午後(午前は特に違和感なし)は一投目に右側の緩流帯側(緑★−赤★の20〜30センチほど右)を流していて、魚が捕食を見切った姿が見えたため、お試しで二投目にやや左目の流芯側(緑★−赤★)に投じると即刻出た。

総じて他の渓と比べると・・・
どちらかと言えばフィッシングプレッシャーは低く、特に魚が抱くフライに対する懐疑心はかなり低いと見受けた。
もし、この日の釣りをリセットしてやり直せるのなら、釣り人を全く見なかったので、午後から入れば太陽の位置も気にせず、ハッチのピーク辺りに合致して一番良い釣りができたのではないか?と想像する。


「ィテテテテテ・・攣た攣た攣た・・」
足のあちこちの筋肉がプチ痙攣で車を止めた付近の渓を見下ろすところに椅子を持ち出してコーヒーブレイク・・・
午後3時頃はイワナのライズが結構目に飛び込んできたが、これからイブニングに向かう時刻(17:00)ながら、餌虫の飛来は極めて少ない。
(ハッチのピーク過ぎたんか?)
一応は疲れた足を休ませながらイブニングタイムに向けて再出動を目論んでいるが、どうもこの先は不発に終わる雰囲気が漂い始め、待っても無駄な気分となってきた。
「そやけど・・・まさかここ来る(再訪)とは、思わんかったなぁ〜」
確かに軽い気持ちで「行ければ幸い」とは思っていたが、本腰入れて出向く気にはなれなかった。
それが今、椅子に座って目前に(渓の)流れ見下ろしている。
「やっぱり・・・釣れる釣れへん別にして、来て良かったし!」
今日の様に、若かりし日を回想しながら釣りをするのも何とも言えぬ満足感が味わえる。
(まぁまた来るやろし、今日は・お開き・としまっかぃ・・・)

記憶の底で淡く消えかけた『追憶の渓』・・・
まるで古びた写真を修復する如く、若かりし日を回想しながら輪郭を鮮明に描き直し、あらためて今の色彩を施す感じである。
これも約30年に亘り、フライフィッシングを趣味としてきたが故に・・・・
(・・・味わえたモンなんかな??)


*道具と毛鉤*
@午前の部
ロッド:FREESTONE XT FX-833 (8'3"#3) 『SHIMANO』
ライン :DT-2-F
フライ :クイルボディー・パラシュート#16
A午後の部
ロッド:CAPRAS ARTISTA ACX HILANDER#3 (8'3"#3) 『SUSSEX』
ライン :DT-3-F
フライ :クイル・ゴードン#16、ライト・ケイヒル#14、スピナー#16
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