2013年06月01日

あまごとイワナの主権争奪???


■T川
■2013−6−1(土)曇り晴れ曇り
■あまご8匹、イワナ12匹
■同行者なし
先々週の状況が一過性の表情なのか?それとも定在的傾向となっているのか?
この辺りを確認すべく、再訪して同じ様なドライフライのアプローチで釣り上がってみた。
入渓直後、著しい水温の上昇に驚かされ不毛状態に突入したが、予期せぬ状況でカゲロウが舞い始めると魚が動き出したと見えてポツリポツリと顔出しがあるものの、やはり総じて以前程のあまごの魚影は感じられない・・・・
しかし、何よりも驚かされたのは総数が減ったと見えるあまごに対して、イワナの魚影が顕在化したことだった。
そして先々週にカワゲラのスーパーハッチに居合わせたイブニングは、数匹のカワゲラが飛び交う状況で日没・・・・
寒暖の差が激しい晩春から入梅へと急転する今シーズンは魚だけでは留まらず餌虫の連中も戸惑っているのかもしれない。

(結果だけ簡単に見る・・編集中)

先々週の釣行を経て、先週末は絶好の釣り日和ながらも所用でパスした直後、早まると予想していた入梅も、これまた予想を上回る状況での発表となった。
「なぁんぼ・なんでも・・早過ぎるぅやろぉ〜(ホンマ!)」
今年は寒暖の差が激しい春でゴールデンウィークに入っても微妙な水温に苦戦したのが一月前の話・・・
そして舌の根も乾かぬ5月の末に入梅である。
私の拙い釣り日記をパラパラめくって(紐解く程の代物ではない・・笑)、晩春に寒暖の差に苦戦した年を確認してみると・・・
1993年、そして2003年・・・不思議にも10年周期となっている。
(ホンマかぃや!)
そして、これらの年の傾向としては夏は北陸に向かったりバスに嵩じたりと早々に北近畿の渓々に見切りをつけた行動を取っていることが記されている。
(こらぁ、今年は前倒しで掛からんと・・下手こぃたら夏無いし!)
こうなると、少々疲れを感じていても老骨に鞭打って出向いて置かねば、渓はどんどん水温が上昇し、釣りを諦めざるを得ない状況となりかねない。
あいにくYちゃんは所用でパス、ichr君も農会の仕事で終日は難しく、午後から円山川流域の様子見に出向くとの事なので、気合を入れて単独釣行を決め込んだ。
・・・と言っても、翌朝自宅を出たのは何時も通りの7:30で午後から日没までに人の後追いでアタフタしながら試みる釣りとなるのは確定的だが、これ以上の気力は既に火種も消えた老骨にとって無理難題の領域であろう。
現場到着は10:00時前、前回の高速渋滞が無かった分、幾分早い到着で今回は魚券購入のロスも無く、そのまま川筋を上流に向かって車を走らせた。
適度に釣り人らしきお車が停まっている。
(三重・・ってか?・・名古屋からぁ・・・・福井って・・・どぉ〜せやったら石川とか岐阜方面に行ってくれんかぁ?)
こんな勝手な思いが湧いて出るが、私が大阪ナンバーの車で千代川流域に出向いた時、そこでお見掛けする岡山や広島ナンバーの方々が「滋賀に良いトコあるでしょ!」とお話される思いと同じなのかもしれない。
やがて[青い橋]を過ぎて今日の入渓地点を見定める領域に入り出した。
OWNS川合流は既に車が数台の満杯状態・・・・
H川合流に2台・・・・
(できたら前と同じトコに入って見たぃねんけどぉ〜・・)
程なく堰堤を通過して進むと何時もの駐車場に車は停まって居なかった。
時刻は10:15を過ぎたところ・・・
(ほな、こっから前と同じコースで確認させてもらぅとすっかぃ!・・)
身支度を整え、車をロックして歩き出そうとした時、脇の杉林の向こう側の流れに釣り人が動く姿が確認できる。
(ありゃりゃ?)
餌か?ルアーか?フライか?テンカラ???・・・それ以上に釣り下がりなのか?釣り上がりなのか?
(何や?・・どっちや?)
暫し様子を窺がうと釣り上がりの餌釣師である。
(どなぃするぅ?・・)
そうかと言って、この時間帯ではどこも同じ様なものとも思えてくる。
(あそこから入って・・ココまでゆっくり釣って2時間は間ぁ〜空くなぁ?・・)
「まぁエエかぁ・・・ここでゆっくり前回とどなぃ違ぅんか確認させてもらぉかぃ・・」
そして歩いて下がり前回と同じ場所から水際に降り立った。

@いつもの堰堤上流(10:30〜14:50)
ロッドにラインを通してティペットを長めに取るべくスプールから引き出すと・・・・
[ヒィユゥ〜〜〜」
先程までの静寂が嘘の様に風が吹き始めた。
「何で吹くねん!!・・・(怒)」
[ヒィユゥ〜〜〜」
(お前ぇ今日の天気予報・・風速1〜2メートルちゃぅんかぃ???)
「これぇ・・・・・7、8メートルの勢いで吹きまくってるし!」
已む無く、ティペットを詰めて全て16フィート弱とし、フライを結んで何時もの流れの上流を向いて見た。

↑この渓を釣られた方々には説明不要となるこの渓の銀座通り・・(笑)、前回よりも更に水嵩が減って渇水気味の流れとなっている。
「さぁ〜て・・」
まずは釣りを開始する前にラインの先端とリーダーにフロータントの処理を施し、ベタついた手を洗うべく流れに手を浸した瞬間・・・
(うそっ?!・・何これ?)
感覚で測り知れる水温は少し低めの水道水に似た状況である。
「うそぉ〜ん!・・これ18℃とか・・止めてやぁ?・・」
慌てて水が動いている所に水温計を浸し、老眼鏡に掛け直して恐る恐る目盛をみると・・
「ひぃぇ〜・・じゅぅ〜なぁなぁ(17)℃てかぃ・・あっ・りゃ・りゃ・りゃ・りゃぁ〜・・ホンマか!!」
因みに最初に手を浸した水の動きが悪いところは案の定18℃を指し示した。
「ほれほれ・・もぉ〜始まってるし!・・ちゃっちゃと片付けな水温上がってどんならんでぇ〜・・」
(ホンマ・・今日来てよかったし!)
「そやけど、17℃で・・虫ぃ全然飛んでへんやん!!・・これ(魚が餌喰いに)出てへんちゃぅん?」
(さっきの釣り人の後追いで・・ホンでこの状況で・・)
「まぁエエかぁ〜・・(どこも一緒やろし・・)」
風は幾分小康気味にはなったものの、厄介な舞いが生じていて始末に終えない。
簡単に示すと立位置とフライを落とすところで風向きが微妙に異なる風の動きとなっている。
「これ何やねん!!(怒)」
(川岸に首振り扇風機並べて釣ってる感じやん!)
已む無くティペットを詰めて13フィート程度とした。
(メンディングは出けへんし!・・・ほったらかしのチョィ流しで行きまっかぃ・・)
ところが・・・
これがサッパリである。
前回ichr君とアタフタしながらスレ掛かりしたポイントも顔出しすらなく、8っ寸をバラしたポイントもノーアタックで通過・・・
(・・・・・)
そして前回の不毛地帯に突入・・・
[ピチャ]
4寸ドチビが挨拶をくれるが、そこは無視して流し切る。
[ピチャ]
(ぅるさぃ奴っちゃ!)
[ピチャ]
「あぁ〜もぉ・・(毛鉤浮いてけぇ〜へんし!)」
満を持してアワセを入れても掛け損じる事が多々あるにも係らず、アワセを居れずに放置しても掛かってしまう時は掛かってしまう・・
「外れてくぅれぇ〜ぃ・・外れて!」
(・・・・)
軽いテンションを感じてそのまま適当に放置すると上手い具合に鉤が外れて帰ってきた。
「よしよしよしよし・・賢ぃ奴っちゃ!・・アンタは偉ぃ!!(笑)」
毛鉤を銜え、鉤掛かりしても自力で外す4寸ドチビに賞賛のエール・・・・
[ピチャ]
(外れてやぁ〜・・・よっしゃぁ〜)
「もっかい(もう一回)流せるし!(笑)」
こんな余裕ぶった扱いをして居るまでは良かったが、このエールがその後トンでもない仕打ちとなって帰ってくるなど知る由も無し!
[ピッ!]
(?・これはチビちゃぅやろ!)
「っしゃぁ〜・・やっとや!」
半ば強引に寄せてネットで取り込む。
「よっしゃ!よしゃ!・・待ってましたや・・おぉ〜22?23(センチ)・・(笑)」
写真を撮るべくネットから取り出しカメラをポケットから取り出そうとした瞬間に遁走・・・
「まぁ〜て待て!・・じっとせぃ!」
ティペットを手繰り寄せて再び手に添えてカメラを取り出そうとした瞬間に再び遁走・・・
「じっとせぃ!って・・んま・あっ!(外れた!)」
(・・・・・)
カメラを取り出す前に逃げられて本日1匹目の写真を撮り損ねてしまった。
(ん・・まぁ・・エエけど・・)
ところが、気を取り直して進むも前回同様不毛地帯に突入・・・
じっと我慢してゆっくり丁寧に釣り上がるも4寸ドチビが稀に反応するのみでサッパリである。
やがて入渓から2時間が経過して時刻は12:30になろうとしている。
(ちょっとペース落とし過ぎたかなぁ?)
ココまで不毛が続くと早々に切り上げて場所替えするのが得策と考え、ペースアップして釣り上がると決めた1投目・・
[ピュッ!]
「っしゃぁ〜・・打ち切ろぉ思ぉたらこれやし!(笑)」
足元まで寄せてネットで取り込むと、先程よりやや小ぶりの7寸あまごである。
そしてネットから取り出して何時もと同じ写真のポーズ・・・
今度は観念したのか大人しく掌に留まっている。
(あぁ〜・・体光ってるし!・・もぉ〜ちょっとこっち・・)
[スルゥ〜]
【カシャッ!】
音も立てずにスリ抜けた魚体を追うこともできず、馬鹿正直にそのままカメラのシャッターを切る間抜けな釣り人・・・
「ちょぉ〜・・・じっとせぃよ!」
ティペットを手繰り寄せてポーズを決めると・・・
[バシャバシャバシャバシャ・・・・・シィ〜〜ン]
(・・・・・・)
(・・・・・・)
(・・・・・・)
「まぁ〜た逃げたし!(怒)」
2匹目も遁走されて写真を撮り損ねる顛末・・・・
吾輩「どなぃや!っちゅぅねん正味の話がぁ!(怒)」
天声「ちょっと前、4寸ドチビに[賢ぃやっちゃ!・アンタは偉ぃ!]ちゅぅ〜とったやないか?」
吾輩「なぁ・にぃ・がぁ!!」
天声「そらぁ・・4寸が賢ぉかったら7寸も賢ぃやろぉ〜・・・」
吾輩「やかましわ!」
「あぁ〜ぁ・・」
やがて黒っぽぃカゲロウのハッチが始まったのか、アチコチでカゲロウの舞いが確認できる。
気を取り直して立ち上がり、ティペットとフライにフロータントを施した直後・・・
「パシュッ!」
「っしゃ!これはエエ出方やし!・・8寸行ったか?」
半ば強引にネットで取り込む・・・
「おぉ〜・・8寸??、まぁ23(センチ)は楽勝やなぁ〜(嬉)」
そして魚をネットから取り出そうとした時・・・
(待て待て!先にカメラ出しといてから魚取り出そぉかぃ・・)
そう閃きたち、カメラを出して電源を入れ、セットアップした後に魚を取り出す・・・
「じっとし(とれ・・)・・あっ!」
【カシャッ!】
「外れた!外れた!・・・まぁ〜た逃げよったし!(怒)」
(・・・・・)
本日3匹目も見事に遁走・・・・
やはり4寸の賢さは7寸にも当てはまる様である。

↑その時の写真、本日3匹目のあまご・・・撮れていないと諦めていたが、遁走寸前の写真を捉えることが出来ていた。
「あぁ〜ぁ!・・今日はこれが天罰てか?」
このT川・・2006年に復帰を果たし、これまで何度か釣らせて頂いてるが、毎回何某かの天罰を喰らう様で、未だT川の女神はその昔にこの渓を見捨てた仕打ちを忘れてはくれない。
気を取り直して立ち上がると、カゲロウの飛来が際立って来ている。
[ピュッ!]
「っしゃぁ〜・・セコイ出方やけど・・よぉ〜乗ったし今の・・・」
半ば強引に引き寄せてネットで取り込むと、運良く口角に掛かって居た。
「ちょ〜待て!」
(もぉ〜このまま写真撮ろぉかぁ〜・・・これ以上逃げられとったら運気まで逃がしそぅやし!)
そんな思いが脳裏を過ぎり、あっさりとネットの中で魚を横たえて写真を撮った。

↑本日4匹目となるあまご、22センチはある7寸超え・・・・フライはこの渓で好成績を納めるクイルボディー・パラシュート#16・・・あまりにも写真撮影時の遁走が多く、ネットの中で写真を撮った。
(ちょっとカゲロウ飛び出してから魚動き出したかぁ?・・・打ち切り止めてペース落とそぉかぁ〜・・)
ペースアップして切り上げると決めてから、程々に魚の顔出しがあり、それに乗じて再びペースを落として延長を決め込んだ。
程なく・・・
[モコッ!]
「っしゃ〜、この出方や!・・よぉっしゃしょしゃ!8寸楽勝行ったでこれ・・持ってきょる持ってきょる・・(笑)」
持ち込んだロッドは前回よりも幾分軟調気味でロッドに負荷が乗ったと同時に魚が瀬上に突っ込んだ為、高らかに掲げたロッドが弧を描く会心の釣り・・・
しかし、良かったのはココまでだった。
「あっとぉ〜・・・っとっとっとっと・・たたたた、何でぇ〜・・・外れて!ヤバ!」
[バシャバシャバシャバシャ・・」
「ネットネット!・・待ってぇ〜やチョット・・たぁ〜・・・(バレたぁ〜・・)」
(・・・・・・・)
会心の構図から一転して夢と消えた静寂に包まれた。
上述の文章から、何が起こったのかがサッパリであろうから、スローモーションに分解して簡単に説明してみる。
まず、会心の出方で魚を掛けて瀬上の流芯深く魚が突っ込んだ段階でロッドを高々と持ち上げてラインが水中に突っ込まれない様にタメを効かせた状態を想像して頂きたい・・
・次の瞬間、魚は下流側に走った。
・ロッドの負荷が抜けラインとティペットが一瞬で緩む。
・テンションが抜けては不味いとの考えで力一杯ラインを引き込もうとした時、意図せぬ動きでロッドを左に倒してしまった。
・弛んだリーダーが一瞬水中に沈む。
・ラインを引いてロッドの負荷が回復したと同時に、リーダーが水中から突き出た木枝の棒切れに引っ掛かっていることに気付く。
・テンションを少し緩めて外そうと試みるが外れない。
・棒切れに引っ掛かったリーダーを支点に下流へと走った魚にブレーキが掛かり浮上した水面でローリング開始。
・その魚のローリングがこれまた微妙にネットが届く目前であることから、焦る思いでネットを取り出す。
・ネットで取り込もうと焦るも魚体の半分までしか入らない。
・一歩前に出れば良いが、水勢も有り焦りも伴って無理からにネットで捕り込もうとする。
・ネットで魚体を引っ掛けてネットに入れ込もうとした時、棒切れに引っ掛かって張り詰めたリーダーが極限に達して口切れが発生。
・一瞬ネットに納まったに見えたが、瞬時に躍り出て遁走されてしまった。
・・・・と言う状況が、上述の一瞬で発生した出来事である。
やはり恐るべしT川・・・ほぼ毎回、こんな天罰が下される状況にあるが、これも我が腕前がまだまだ未熟である証であろう・・・

↑これが失態を引き起こす引き金となった木枝の棒切れ・・・微妙にイボチンが出ていてハズレにくくなっている。これもT川の女神の仕業なのか?
「あぁ〜ぁ・・まぁ〜たヤッ散らかしたてかっ!」
毎回、この様な失態をしでかすT川・・・私にとっては鬼門とも言える渓である。
吾輩「こんなこと事があってエエんかぃ?・・なぁ?・・勘弁せぃよ!」
天声「4寸が賢ぉきゃ7寸も賢ぉ〜て・・・8寸は更に上手(うわて)で狡賢ぃのぉ〜・・(笑)」
吾輩「うぅ・るぅ・さぁ・ぃ!・・(ホンマに!)」
天声「賢ぃ奴っちゃなんて余裕かますさかぃ罰当たるんや!(笑)」
吾輩「・・・・」
気を取り直して・・・と言うかもはや何かが吹っ切れた感じもしてキャストしたまま毛鉤を放置・・・
何時ものピックアップ地点を通過しても放置したフライにあっさりとイワナが飛びついた。
(前もこんな感じで釣れたなぁ〜・・・イワナ・・)
手元に寄せると6寸超えのイワナであるが8寸超えのあまごを取り逃がした直後でもあり、貧弱に見える。
(ここで写真撮ったらまた逃げられるかもしれんし!・・)
左手に魚を抱えたまま、岸際まで移動する最中・・・
[ヌルッ!]・・・・[ポチャッ!]
大人しく掌に納まっていたイワナもこの日を象徴するが如く、一瞬で泥鰌に豹変した様にヌメリを発して手中をスリ抜け、水中に落ちたと同時に立てたロッドのラインが滑り落ち足元から毛鉤がロッドチップに引かれて上がるエレベーター状態・・・
(まぁ〜イワナやさかぃエエかぁ?・・)
再び立位置に舞い戻り、一歩前に出て次なる流筋をトレースする・・・
あまごが顔出しするスポットを通過・・・
ピックアップするポイントをやや遅らせて流し切って見る・・・
[バシャッ!]
(まぁたぁ出よったし!)
「これイワナ結構居るぅん?」
足元に寄せてネットで取り込むと7寸に届くか否かの20センチ超えのイワナである。
(2年前よりチョット太目になった気ぃ〜すんなぁ〜・・・)
[ヌルッ!]
もはや何とも感じなくなったが、この魚もネットに納まった段階でフックが外れており、カメラを取り出してから魚を取り出そうとする段階で脱走してしまった。
もはや怒りを通り越し、諦め半分でボヤキも出ない。
その後暫く沈黙が続き、緩やかにカーブを描く浅瀬に投じたフライが流れに乗り切れず小さなぶっつけの反転流に巻き返された瞬間・・・
[プッ!]
「けったぃなトコで出よったけどぉ・・どどどど・・そこそこあるし!あまごなん?・・あぁ〜イワナやし!」
ネットで取り込むと8寸を超えて26センチはあろうか言うイワナである。
「こんなん出るん?」
今日の状況からして、ネットに納まっている状況で写真を撮っておくのが正解である。

↑とりあえず写真を撮ってみたもののピンボケもいいところ・・・・本日3匹目のイワナ、あまごを入れると7匹目となる魚である。
「コイツは写真撮らしてもらぉかぃ・・」
カメラを取り出し、ネットを覗くと魚は落ち着いているが、先程グネグネと暴れた段階で既に鉤が外れてネットに毛鉤が付いている。
ゆっくりと魚をネットから出して手に乗せてポーズを決め、すかさずカメラを構えて・・・
[スルゥ〜]
【カシャッ!】
音も立てずにスリ抜けた魚体・・・
今度こそは逃がしてはなるまいとカメラのストラップを口に銜えて脱兎の如く魚めがけて飛びつく私・・・
[スルゥッ!]
(待てこらぁ!)
[シュルッ!]
(っしゃぁ捕まえた)
[バシャッ!]
(ぉっととと・・)
[スルゥッ!]
(待てぇ〜・・・・待て待て)
浅瀬でアタフタしながら、安来節を踊るが如く8っ寸泥鰌相手に捕獲を試みるも、水を得た魚に対して俄か泥鰌掬いの老骨に勝ち目はない。
[スルヌルヌルゥッ!]
(だぁ〜・・逃げた・・)
「アカンわ!今日!(笑)」
何時しか風はスッカリ止んで晴れ間が出てきた。
気を取り直す意味でリーダーをバッサリ交換し9フィート4Xのリーダーに6Xのティペットを結んで全長16フィート強とし、釣り再開・・・
程なく・・
「バシャッ!」
「どっちや?・・・これもイワナかぃ?・・・あそこで出るてぇ・・あまごは留守なん?」
久しぶりのハンドライド・・・
「あぁ〜ばぁ〜れぇ〜るぅなっ!・・ってぇ〜(怒)」
7寸程のイワナであるが2年前のイメージと比較すれば若干太目に見える。
(これぇ・・あまごが減った分、イワナに配給される餌増えたん?・・・笑)
「あぁ〜たたたた・・まぁ〜たぁ逃げよった!・・・もぉ〜慣れたし!(笑)」
一度は不毛と見えたにも係らず、カゲロウのハッチに連動したのか魚の顔出しも増え、ここまであまご4匹にイワナ4匹と匹数では五分五分に並んでしまった。
しかしながらまともに写真が捕れたのはゼロ・・・
(釣れるには釣れだしたけど・・・)
「あぁ〜・・ブログにどなぃ言ぅて書いたらエエねん・・悩むし!」
そして次なるポイント・・・
「バシャッ!」
「あっりゃ?・・・ホンマ、こんな簡単にイワナ釣れたっけ?・・ココ??」
少々小ぶりの6寸イワナ・・・
この時点でとうとうあまごを上回る数となってしまった。
(ちょ〜待てよぉ〜・・これやっぱしイワナの写真要るよなぁ〜・・)
そこで流れの隅にしゃがんで慎重にイワナの写真を撮ることにした。
(じっとしとれよぉ〜ホンマに・・)

「おぃ!待てぇ!!」
(写真・・写真・・)
「大人しぃしとれ言ぅてるやろ!(怒)」
普段はココまで乱暴な扱いはしないが、ココまで写真が撮れないとエエ加減腹立たしくなってくる。
何よりもブログに魚の写真を掲載しないでは済まされない・・・と言う思いが頭中を支配していた。
「じとしとれじと!・・動くな!・・・よし!」
(はぁ〜・・やぁっと撮れたぁ〜・・・)

↑漸く写真を撮らせてもらえた本日5匹目のイワナ・・このサイズから7寸辺りまでが簡単に釣れ出してくれた。
(これで一安心やけど・・あまごはホンマ減ったん??・・・イワナ勢力圧勝やし!)
その後もあまごを意識して釣り上がるも、ピックアップを遅らせて瀬尻や落ち込みの肩ギリギリまで流し切るとイワナが頻繁に顔出しして来る。
写真も撮れて気が抜けたのか、更に6寸2匹、7寸1匹のイワナ3匹を追加し、消沈したあまごに替わってイワナの数が上回って来た。

↑こんな瀬でイワナが簡単に出る。一応はあまごを狙い流筋を見立てて流すものの、流速がイワナ向きに遅くなったところで石周りから浮いて出た。
これまでもイワナに軸足を置かず、あくまでもあまご狙いで毛鉤を投じるが最後の最後でイワナが顔を出すと言う感じである。
どちらかと言えば流筋に付いて居ると言うよりは底石に付いていると言う表現が正しく、本気でイワナ狙いに切り替えて底石周りを徹底的にマークした流し方に変えるともっと顔出しが増えたかもしれない。
なんとなく、あまごとイワナの主権争奪最前線を垣間見た様な気もした。
[ピチャ]
「ご免!やっぱし出たらアワセ入れさせてもらうわ!・・(笑)」
今日はこの4寸ドチビのアタックを見送ると言う高慢チキな釣り方が、写真が撮れない大失態への誘いになった様な気がしてしっかりフックアップさせてもらった。
「よしよしよしよし・・おチビちゃん・・そろそろ観念しましたかぁ〜・・・」
天声「7寸・8寸もそないやって取り込んだらエエねん」
吾輩「・・(確かに)・・・」
この瞬間・・全てが判明した様な気がした。
つまり・・ココまで捕り込みが全くなってなかったと言う反省が脳裏を過ぎり、このチビ助に痛いところを突かれた思いである。
・バラしたくない余りに半ば強引にネットで取り込もうとする。
・取り込んだら素早く写真を撮って流れに戻そうと言う思いが焦る行動へとなってしまう・・
・落ち着きの無い暴れまくった魚を無理からに手に支えて写真を撮ろうとする。
これでは魚に遁走されても不思議でもなんでもない・・・

↑今日の失態から脱する救世主となったチビ!・・深く感謝し流れに戻した。
「これは反省せなアカンな!・・・ホンマ(笑)」
(そこでまずランディングの基本を整理する。)
天声「今更かぃ?」
吾輩「・・(うるさぃ奴っちゃ!)・・」
天声「何か言ぅ〜たか?」
吾輩「いやいやいやいや・・別に何も・・(汗)」
目指すはいつも通りのランディング・・
・魚を掛けたらロッドに乗せて適度のテンションを保つ。
・魚を往なしながら鉤掛かりした位置を確かめる。
・ランディングに持ち込むポジションを見定め、魚を落ち着かせながら誘導する。
・魚が落ち着くのを待って、手を水に浸しやさしく掌に魚の腹を乗せて取り込む。
・これが無理なサイズや鉤掛かりの状態が不味いとみた時、ネットを取り出して取り込む。
(気負わんといつも通りやったらエエねん・・T川あまごや8っ寸やて気負うさかぃロクなこと無ぃねん・・)
そして釣りを再開した時、最も重要な事柄に気付かされ手が止まった。
(またやってるし!何べん反省しても忘れてまぅな〜・・)
それはキャストした直後から手前に流れてくる余分となったラインの扱いに係るところで、立位置の配慮が欠落している事である。
この結果、【余ったライン処理のやり易さ(殆どはライン回収のし易さ)】を踏まえない立位置となっていることに気が付いた。
余ったラインの処理が不味いと様々な場面で思わぬアクシデントを引き起こしてしまう為、気付いては反省するもののなかなか定着してくれない。
(やっぱし小物の数稼ぎやった後はスッカリ忘れてるし!)
こんな状況で魚体が幾分大きくなる事を前提に素早くネットで捕り込もう等と目論んだ今日の釣り方は7寸辺りまでは難なく捕り込めても8寸を超える辺りから天罰が下る確率がかなり高くなっても不思議ではない。
「あぁ〜ぁ、またネット病に掛かってるし!」
(こんな神経で釣りしとってマグレで8寸9寸掛かったら、ネットあっても絶対捕り込まれへんわ!)
しこたま反省した後、気分一新で釣りを開始・・・・・
暫く静寂が続いた後、それは出し抜く様に突如毛鉤に襲い掛かった。
[モコッ!]
「っしゃぁ〜・・・とっとっと、こぉれぇは、あまごや!」
理想的なアタックの後、ロッドが綺麗に弧を描きしっかり魚がロッドに乗った。
「こぉれぁ8っ寸行ったし!・・(笑)」
反省した直後でも有り、余裕を見せた素振りで魚を往なすも内心はハラハラしている。
(落ち着け・・鉤はエエとこに掛かっとる・・)
「よっしゃ〜・・・」
久しぶりにネットを使わずハンドライド・・・
何時もの私の捕り込みである。

↑漸く写真を撮らせてもらえたT川あまご・・・26と言ったら言い過ぎかもしれないので25センチの8っ寸超え、フライは定番クイルボディー・パラシュート#16のブラウン・・・
「はぁ〜・・・やっと何か脱した気ぃするわぁ〜・・・」
(ハナっからネット忘れて入渓しっとった方がマシやったんちゃぅん?・・・笑)
この魚がこれまでの全てをフッ飛ばし、遅まきながら我が釣感のバランスが漸く整った気がして来た。
「えぇ〜と・・あまごが5ぉ(匹)〜でイワナがぁ・・・えっ?8(匹)・・ホンマかぃや!(笑)」

↑晴れ間も広がり漸く何かが吹っ切れて冷静に釣りが組み立てられる様になった。
「カゲロウ(のハッチ)・・今がピークかぁ・・ちょっと過ぎた頃かぁ?」
飛来するカゲロウはサイズ的にガングロ(マエグロヒメフタオ)の様にも見えるが、時期的に見ても少々遅い気もするしヤケに黒っぽさが目立つ個体である。
(まぁ〜よぉ〜知らんけどカゲロウには間違ぃ無ぃわ!)
先々週のイブニングではカゲロウと思い込んでカワゲラであることに気付くのが遅れたが、今回はカゲロウであることだけは間違いが無い。

↑膝に留まったカゲロウを見るとガングロ(マエグロヒメフタオ)の様にも見えていたがヤケに黒っぽく他の種にも見える。・・・この辺りは詳しくないので黒いカゲロウとしておこう・・・(笑)
程なく、ハッチがピークを過ぎてフォールが発生しているのか所々でライズが確認出来始めた。
「よっしゃ!メッチャやる気出てきたし!」
今一度ラインとティペットにフロータント処理を施し、立位置を決めてライズがあった流筋をトレースすると・・
[バシャッ!]
「よっしゃぁ〜・・・エエ感じや!」
落ち着いて捕り込むと23センチのあまご・・・
「ちょぉ〜写真パス!・・・(さっきのあまご超えるサイズ出たら別やけど・・)」
(あまご6のイワナ8・・・あまごの追撃なるか?)
次なるスポットを見定める・・・・
[モコッ!]
(エエ〜出方しよるでぇ・・・笑)
「ぅ〜ん・・22(センチ)かなぁ〜?」
(あまご7のイワナ8・・・頑張れあまご!もういっちょ!)
「・・って、言ぅときながら何イワナ狙ろぉとんねん!!(笑)」
射程距離に入ったライズから手当たりしだいに狙い撃ち・・・
まさにハッチタイムにしか出来ない釣りが展開される。
[バッシュ]
「はぃイワナぁ〜・・・・(笑)」
(あまご7のイワナ9・・・イワナ軍団一歩リード!)
続いて・・・
[ピュッ!]
「えっ?どっち?・・・・ととと、あまごやし!(笑)」
(あまご8のイワナ9・・・エエ感じの競り合いや!)
そして〆の一撃・・・・
[ピュッ!]
「っしゃぁ〜・・これで並んだかぁ〜・・・あれ?イワナやし!(笑)」
(あまご8のイワナ10・・・あまごが追いつかんねぇ〜)

↑ハッチの終盤でライズを見立てての釣りが成立・・・あまごは22〜23が3連荘、イワナは追撃を振り切る様に6寸、7寸の2匹が加わった。
その後はライズも無くなりアタックが遠のくと同時にカゲロウの飛来も消え、渓は静けさを取り戻した。
先程までの晴れ間も無くなり、光量も減った曇天となっている。
(雨振るん?これ?・・)
そして段々と渓も木立に覆われた渓相となって、アタックもサッパリ無くなって来た。

(何時や?)
時を忘れていたのか時計を見てビックリ・・・
「もぉ〜2時回ってるし!」
(ちょっとココは上がれんさかぃ・・この先の(流れの)分岐までやってまぉかぁ?・・)
しかし、先程の好調が嘘の様に不毛地帯に逆戻りしてサッパリ顔出しが無くなってしまった。
(カゲロウしこたま喰うた後かぃ?)
「ホンでもここはあまごっちゅぅ〜よりイワナの雰囲気やなぁ〜?」
(あんなブッツケで出たりして・・・笑)
[パクッ!]
「・・ってホンマ出るんかぃイワナ・・・ったたたた、結構あるし!」
巨大泥鰌が空気呼吸をする様な出方で毛鉤が消し込まれ、一瞬でロッドが弧を描いた。
「おぉ〜ととととと・・またこれ、今日一のイワナっちゅぅか・・さっきの8っ寸あまごより長いし!」
本来ならばデカイと表現するのが正しいかもしれないが、幅広あまごに対して泥鰌の様な牛蒡イワナがこの渓の特徴でデカイと言うよりは長いと言う感じがしっくり行く。
(笑うし!余裕で8っ寸超えて27有る無し?・・27(センチ)は言い過ぎやな!)
「26センチのイワナてかぁ?!・・何であまご釣りでイワナが長さ上回るん!・・・ちょっと空気読んでくれんかぁ?!」
天声「ほなら釣れんでエエんかぃ?」
吾輩「ィヤィヤィヤィヤィヤィヤィヤィヤ・・ありがたいでっせぇ〜(笑)」
天声「贅沢言わんと素直に喜べ!」
吾輩「はぃはぃ〜・・(笑)」

↑最後に最もイワナらしい動きで釣れたT川イワナ・・・幅広あまごと比較すれば貧相であるのは否めないが、巷の成魚放流とは一線を画す魚体であることは間違いなく、鰭も大きく鰓ブタも綺麗に被さっている。
「さぁ・・もぉ〜3時なるやん!・・上がって飯しょぉ〜・・腹減ったし!」
結局、なんだかんだの失態交じりにも係らず、終わってみると8匹のあまごと11匹のイワナに恵まれ、しかも25センチのT川幅広あまごと26センチのT川極細イワナに御目文字できる釣りとなって離渓した。

AOWNS川合流点上流(15:30〜17:20)
遅めの昼食を済ませた後・・・・
(さて、どぅするぅべぇ〜かぁ?)
予定外で4時間ぶっ通しで水通しの遡行をやったが為に足が相当にダメージを受けている事が感じられる。
(なっさけ無ぃけど・・やっぱし無理はでけんわ!)
昨今、岸際を進む遡行では然程問題は無いが、膝下が水に浸りっぱなしの遡行になると水圧によって血行が悪くなるのか一発で足に来て、無理すると足がその日1日持たない状況が顕著になってきた。
(昔こんななるぅて・・思ぃもせんかったし・・・・)
実釣の経験を積み重ね進化を感じた20代の釣り・・・
闇雲に試行錯誤を繰り返し選択と集中で整理を覚えた30代の釣り・・
ココまでは私の釣りが上昇傾向にあったと思える。
そして40代にピークを迎えた様に感じてから、40代半ばには既に衰えを感じた目を補う工夫を持ってこの釣りを維持して来たものの、このブログを始めた頃には既に下降傾向に有ったのも事実である。
そして50代に入った途端、足に衰えを感じる様になった。
察するにこれはこの先益々顕在化し、やがて手首に衰えを感じる時が必ず来る様な気がしている。
(やれやれやでぇ・・この先これを補う工夫が必要てか?)
「まぁ〜ボチボチ考えるとすっかぃ・・(笑)」
そんな思いが脳裏を過ぎると共に、今日はその辺りの事始かもしれない気がした。
(・・で?)
選択肢はふたつ・・・
このまま行けるトコまで釣って足に限界を感じたら止めると言う方法と、暫く足を休めて時合いとなるであろうイブニングに備えると言う選択肢である。
(今日は釣る事が目的と違ぉて、この渓の様子見が目的やさかぃ・・)
「最悪イブニングは諦めたらエエわ!」
(ichrのキャバクラでキャバ嬢の相手できんかもしれんけど・・笑)
そう思い立つと・・・・
「こないだ(先々週)入った上(上流域)はココと同じ様な気ぃ〜すっし!」
(ぅう〜ん・・・)
「下手(しもて)でどっか見つけて2時間程やってみよかぁ?」
漸く決心が付いて車を下手(しもて)に走らせた。
とりあえず[青い橋]辺りまで下がるつもりであったが、OWNS川の合流点に車が一台も無い・・・・
(ココでエエかぁ?)
やはり足の痛みも気になって、ここより下手(しもて)の水量を考えるとこの辺りで妥協しておくのが安全と判断できる。
午前中のタックルそのまま引っさげて、OWNSの川筋を下って本流に出た。

「さて!」
(ゆっくり丁寧に釣り上がっても・・あっこの護岸まで2時間も掛からんやろぉけど・・)
「まぁ丁度この足にはエエ頃やろぉ・・(笑)」
そして午前中の反省を確かめる様に午後の釣りを開始した。
ところが・・・・
この区間がサッパリである。

↑私好みの瀬が続くポイント・・・期待に胸を膨らませたが4寸ドチビすら顔出ししなかった。
「こぉれぇ・・不毛ぉ〜不毛ぉ〜もエエとこやんけ!(驚)」
行けども行けども全く顔出しは無い・・・
自画自賛する訳ではないが、この場で実践した釣りはプレゼンテーションからフライの流し方まで自分自身で百点満点、今シーズン朽木の針畑で開幕を決めて、その後(美山の河内谷は別として)天増や先々週と今日午前中のこのT川でヤッ散らかした愚行とは雲泥の差にあると感じられる。
・・・にも係らずサッパリ顔出しが無い・・・
「こぉ〜れぇ〜で、流し方悪ぃとか立位置悪ぃ言われても、今のワシではどぉ〜にも出来んわ!」
(ほれほれほれほれ・・QBPちゃん・・・結構白々しぃ〜流れてまっせぇ〜・・・)
「出んかぃ!(怒)」
天声「ほぉ〜・・そんなんじゃ釣れん言われたらぁ〜?」
吾輩「ほぉなぁ何かぃ?!・・今まで釣れた魚ぁ・・あれぇお慈悲とお付き合いで喰ぅてくれとったんかぃ??(怒)」
天声「そぅちゃぅ?(笑)」
吾輩「アホ抜かせ!(怒)・・冷やかしエエさかぃ・・何でか理由教えんかぃ!」
天声「自分で考え!」
吾輩「ほな要らんこと言ぅな!」
・・・と言うことで考えてみた理由が以下である。
その1:慢性的に毛鉤のプレッシャーを受けていて通常のやり方では出てこない・・・
(ちょっと、ココまでは考えにくいなぁ〜・・・これならドチビは出るやろし!)
その2:魚は居るが先程のカゲロウのハッチを貪り喰った直後でお昼ね中・・・
(やっぱりこれが有り得るかなぁ?・・・時合い完璧外してるし!)
その3:午前中に凄腕の釣師が入って瀬に出た魚を抜きまくった・・・・
(ぅう〜ん・・・先行者の影響あったとしても、魚影があったら入れ替わって着く魚も居るやろぉし・・・)
その4:魚が抜き切られて残って居ない・・・
(考えとぉ〜は無ぃけど、確かに魚影は減った感じがすっし・・それでもドチビは出るやろぉ〜・・)
その5:釣り人の往来が激しく慢性的に怯えた状態となって早朝か日没直後しか流れに出てこない・・・
(これが一番怪しぃ〜かぁ?)
天声「その6!!」
吾輩「ぁだ!・・5(いつつ)でエエねん!!」
天声「そもそもお前の釣りはお慈悲と付き合いで成立していて、それを理解した魚が居ないだけ!」
吾輩「・・うぅ・るぅ・さぁ・ぃっ!」
(・・・って、やっぱりそぅなんかぁ〜??)
結局、これと言った理由も見出す事が出来ず、毛鉤流しの稽古に勤しむ形で終点に到達してしまった。

上流を見るとこの渓に復帰を決めて右も左も理解せぬ状況でこの区間に入渓し、あまごのライズに翻弄されたポイントである。
(つい最近に思うけどぉ・・・ブログ始める前の年やなぁ??・・・エッ?もぅ7年前なるぅん??)
「ホンマか?・・早ぁ・・・」
(ほな、今日の釣りが最近やと思い出す頃は60ぅ(歳)〜てか?)
「何か・あ・ほ・く・さ・なって来たし!(笑)」
(・・?・・あれ)
「あれそぅ(ライズ)かぁ??」
前方遥か彼方・・護岸に沿って流れを遡ったところの岩の手前で小さなスプラッシュが起こった気がした。
(気のせぃ?)
[バシャッ!]
「あっ!・・あれやっぱり??」
ここで老眼鏡に架け替える。【←なんでやねん!】
(秘密兵器登場ぉ〜やし!・・笑)
デジカメを取り出し、ズームイン!【最大ズームに設定】
「こなぃしたら見ぇ〜へんかぁ?(笑)」

暫しデジカメの液晶を凝視・・・
[バシャッ!]
「ほれぇ見てみぃ〜ライズやんけぇ〜(笑)」
(・・で?・・・足痛ぃさかぃ・・諦めよかぃ・・)
デジカメを仕舞い込むと目先に見えるライズ地点までは↓この距離である。

(どぉ〜せ・・・ドチビやろし!)
天声「エエ魚かもしれんでぇ〜・・ここで引き上げたら、この区間【ボ!】・・・(笑)」
吾輩「行ぃったろぉ〜やなぃかぁ〜・・そん替わりちゃんと釣らせぇやぁ!!ホンマにぃ・・」
限界を迎えた足の痛みを堪えながら、ゆっくりと立位置を目指す・・・
(やっぱし・・足痛ぃわ!・・これでスカ喰らぁ〜しあがったらシバキじゃ!・・・怒)
程なく立位置到着・・・・
「歩ぃてる間、いっぺん(1回)もライズせぇ〜へんの大丈夫かぃ?」
しかし、ココまで来て何もせずにUターンする訳にも行かず・・・
(もぉ〜足ぃ限界ぃっ!・・ライズなんか悠長ぉに待ってられっかぁ〜・・・)
「おらぁ出んかぃ!・・そこに居んのは判(っと・・)・・」
[パシュッ!]
「ったんじゃぁ〜・・・ほれ乗ったぁ〜・・・(笑)」
(何や・・やっぱしイワナかぃ・・)

↑遠方からライズを見つけて歩み寄り、漸く仕留める事ができた。この区間最初で最後のアタックもイワナだった。
目的を達成すると一瞬で足に限界が来て、ゆっくり下がって離渓した。
(アカン・・・もぉ〜今日は無理!)

Bいつものイブニングポイント(17:50〜19:30)
車に戻ると直ぐにウェーダーを脱いで着替えを済ませたものの、やはり足は今にも攣りそうで結構ヤバイ状態にあり、軽く痛みが残っている。
じっとしていても仕方が無ぃのでとりあえず車を下手(しもて)に走らせる。
程なく走ったところで・・・・
「痛ててて・・・攣た攣た攣た攣た攣た攣た・・・アカン」
足がとうとうコブラガエリ(こむらかえり?)を起こして緊急停止・・・・
「これアカンわ!・・ちょっと(足)休ませんと・・帰るに帰られへんし!」
(もぅちょっと先で休もか?)←【なんでや!】
無理からに車を少し走らせて休憩場所に停車・・・
その休憩場所こそ、いつものイブニングポイントである。
天声「この場におよんで・・・事故すんぞ!」
吾輩「まぁエエがな・・」
引きつった足のストレッチを兼ねて、鉄橋の脇に架かる橋まで歩き、欄干に手を添えてストレッチをしながら川面を見学すると、チビのライズが散見できる。

↑先々週にichr君が翻弄されたイブニングポイント・・通称【ichrのキャバクラ】と呼ぶことにしよう・・(笑)。
「あぁ〜痛ぁかった!」
漸く足の痙攣が治まると、釣欲がもたげる頭を足から発する神経が打ち落とす様に心体が一体とならず、悶々として川面を見ていた。
(まずはここで休憩しょぉ〜かぁ〜・・・)
車に戻ってディレクターチェアーを引っ張り出し、橋の上でコーヒーを啜りながら川面のライズと空中飛来する羽虫の見学と決め込んだ。
「下がichrのキャバクラで上がbacoonのカフェテラスてかぁ?(笑)」
漸く足の痛みも鎮まり時計を見ると6:15・・・・
「6時15分・・カゲロウがぁ(いちぃにぃ・・345)5匹!・・カワゲラがぁ10匹ぐらい?・・・少なっ!」
やはり飛来は少な目でライズは殆ど無くなって居る。
「6時30分・・カゲロウがぁ〜あれ?居らんし!・・・カワゲラがぁ10匹ぐらい?・・・おぃおぃ大丈夫かぃ?」
川面に目をやると・・・これまたライズもサッパリなくなり静寂そのものである。
先々週はこの辺りから夥しいハッチに見舞われ始めたが、今日は殆どハッチが確認できない。
天声「悠長ぉなモンやのぉ〜」
吾輩「足が悲鳴上げたさかぃしゃぁ〜なぃし!」
天声「ホンでハッチとライズの見学てか?」
吾輩「まぁ、こんな時もあるわ!」
天声「・・で、見学言ぅてその横にあんのなんやねん?」
吾輩「まぁエエがな!(笑)」
天声「まさか橋の上から釣る魂胆や無ぃわなぁ〜??」
吾輩「(ドキッ!)・・せぇ〜へんわぃ!」
余りにも暇なので、今年の正月にデビューさせた改良ロッドを持ち出して、オープンスペースでキャスティングの状況を確かめて見ると、これが結構エエ感じでシングルハンド時代とは比較にならない程、楽に飛んでくれる。
(やっぱり、グリップ交換して正解やったし!)
天声「・・キャスティングの練習やったらドロッパーまで結ばんでもエエやろぉ?」
吾輩「ライズが有った時の為や!」
天声「やっぱし、橋の上から釣る魂胆やなぁ?」
吾輩「アホか!こんなトコで魚掛けたらそれこそゴッツィ天罰下るし!」
やはりどこまで行っても往生際が悪く、万が一にも良型のボコボコ飛沫が発生したら、即刻橋の袂から川岸に降りて仕掛ける準備は万全である。
天声「チビしか居るかぃ!!」
吾輩「わからんでぇ〜・・」
天声「どぉ〜せこないだのキャバ嬢が付き合ぉ〜てくれるだけやろ!」
吾輩「まぁ〜あ奴等やったら笑ぉて終わろぉかぃ・・・」

「6:45分・・カワゲラ3匹!!・・ってなんじゃこれ!」
(こらぁアカンわ!・・・今日はichr居らんしキャバクラも閉店ちゃぅん?)
この時点でイブニングライズへの期待は半減・・・
「(ライズが)あるとしても、こないだ(先々週)と違ぉて瀬上で申し訳け程度やなっ!(笑)」
川面は一段と静まり返り、闇が間近に迫ってきている。
「7:00分・・ミッジだけ!・・って、これ酷ぉ過ぎひん??」
察するに今年の寒暖の差から急激な気温水温の上昇は魚のみならず羽虫の本能も狂わせたと見えて、予期せぬ昼過ぎのカゲロウのハッチも去ることながら、この場のイブニングも唖然とする状況である。
(今年はハッチの定石も通用せんのかもしれまへんなぁ〜〜ホンマ)
【バシュッ!】
(おっ!)
【バシュッ!】
「なんじゃぃ・・今日は瀬上で開店するんか?ichrのキャバクラ・・(笑)」
【バシュッ!・・(いらっしゃぁ〜ぃ)】
【バシュッ!・・(今日はこっちよぉ〜)】
【バシュッ!・・(早ぉ〜こっちこっち!)】
橋の上から瀬上を見る限り、心躍らせるお誘いでもなく、どう見ても先々週のキャバ嬢再登場に見えてくる。
【バシュッ!・・(はぁ〜やぁ〜くぅ〜・・)】
「ぅるさぃ奴っちゃなぁ〜・・」
立ち上がってロッドを手に取り、瀬上目掛けてフルキャスト・・・・
天声「やっぱし橋の上から狙ろぉとるやんけ!」
吾輩「アホか!・・あんなんフルライン出し切っても届かんし!・・ほれ!」
「あほくさ・・こんなことやってる場合ちゃぅわ!」
(まぁ〜、またichr連れて来た時、よろしゅ〜に!・・・笑)
「止め!・・エエ加減帰らなアカンし!」
・・・と言うことでbacoonカフェテラスも閉店・・・・・・・・

<あとがき>
この渓に復帰して7年・・
今シーズンは2年間のブランクを経てお邪魔しているが、これまでのイメージとは若干変わった感じがするのは私だけだろうか?
これも2回の竿出しで解るものではないが、あまごが少しスレた上に少なくなった様な気がする。
これに替わって今まで端の隅っこ、底の奥に追いやられていたイワナが主権争奪に出てきた様な感じで、天増のヤマメとイワナに似た感じもした。

・・とは言え、やはり↑こんなあまごに御目文字できる渓は北近畿でココだけかもしれない。
「なんやかんや言ぅ〜ても・・・・やっぱしエエ渓には違ぃおまへん!!(笑)」

*道具と毛鉤*
<実釣対応>
ロッド:Northland Midge Super (8'3"#2) 『Green Studio』
ライン :DT-3-F
フライ :クイルボディー・パラシュート#16
<キャスト練習>
ロッド:SuperPulser CGF104 (10'0"#4)改 『ufmウエダ』
ライン :WF-5-F
フライ :適当なウェットフライ
posted by bacoon at 22:55| Comment(3) | 湖北に行く | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いゃ〜今回も、それから?それから…って次から次へと次の一投が気になる展開で楽しかったです。
それにしても素晴らしいですね♪
この前、自分の腕はかえりみず、bacoonさんのblogに刺激され、滋賀北部の渓に行って来ました。
結果はbacoonさんのように行くはずもなく(笑)凄いズッコケ釣行でしたが、楽しくてしょうがありませんでした。bacoonさんは、こんな事言ってたよな…とか思い出しながら(笑)で、なんとかイワナ1 アマゴ1手に出来ました。

フライフィッシングは全然ダメダメのヘッポコファンでも釣れるようになるblog…なんて(笑)

また楽しみにしています。

Posted by ワイメア at 2013年06月13日 13:14
またまた楽しい釣行記、ありがとうございます。
Bacoonさんのブログを見てると、自分でも連れるん違うかなと勘違いしてしまうところが怖いんですよね(笑)。

あっという間に梅雨も上がっちゃったみたいで。
私も早く行かねば・・・です。

T川、久しぶりに行きたくなりました。
でも、まずは天増川デビューしなければ、ですね。


Posted by caddiswing99 at 2013年06月13日 16:07
ワイメアさん、こんにちは・・・・

いつもご覧頂きありがとうございます。
>滋賀北部の渓に行って来ました。

湖北はこのT川を筆頭に楽しめる渓が色々有る様な気がしますので、時間に余裕が有ればもう少しエリアを広げたい気もしますが、なかなか時間も割けず、ついついこのT川と天増に絞られてしまってます。
実は時間に追われて記事編集が間に合って居りませんが、6/8もこのT川に出向いてます。
近々中にアップしますので、またよろしくお願いします。

===============
caddiswing99 さん、こんにちは・・・・

>あっという間に梅雨も上がっちゃったみたいで。

ホンマに今年は北近畿の渓流釣りには厳しい状況と思ってます。
5月のゴールデンウィークまで寒暖の差が激しくてい水温に悩まされ、6月になる前に入梅が発表されると空梅雨猛暑で既に渓は完全夏モードです。
>でも、まずは天増川デビューしなければ、ですね。

実は昨日、天増に行ってました。
小雨で天候は悪く無かったですが、それでも日中はサッパリで厳しかったです。
先週のT川釣行の記事がまだアップできてませんので、少々遅れると思いますが、記事ができあがりしだいアップしますので、またよろしくお願いします。
Posted by bacoon at 2013年06月16日 11:52
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。