2013年05月18日

深瀬流しは見切られ多発、狙いどころは浅瀬の不意打ち!


■T川
■2013−5−18(土)晴れ
■あまご4匹+スレ1匹、イワナ1匹・・・残念ながらT川サイズには御目文字できず!
■同行者1名
このところ腕前を上げてきたichr君のご要望に応えるべく、水先案内を兼ねて出向いてみた。
しかし、数稼ぎを優先させたゴールデンウィーク釣行の祟りとばかりに入渓直後からライントラブル連発・・・・
入渓したところは何時もの如く、既にどなたかが入られた状況での[後追い]であることが窺い知れたが、それを踏まえても非常にシビアで何時もの[モコッ!]は殆ど無く、[冷やかし尾鰭引っ叩き]と[疑り深いちょぃ摘み]が顕著でチビも含めて魚が顔出しする数はいつもの半分以下だった。
結局、鉤掛かりしたのは魚が瞬時に判断しなければならない浅瀬を小刻みに流して捕る方法で、今までこの渓ではやらなかった浅瀬の不意打ちで、久しぶりに訪れた今回の印象は魚が今まで以上に毛鉤にスレていると言う感じである。
「まぁ、言ぅたら他の渓とあんまり変わらん様になったんかぃ?」・・・とも思えてきた釣行だった。

(結果だけ簡単に見る・・編集中)

ichr「今週末は?」
吾輩「雨やろぉ?・・・Yちゃんアカン言ぅてるし!」
ところが天気予報の雨模様が若干シフトして土曜は何とか持ちこたえそうである。
ichr「土曜行けそぉですよ!(笑)」
吾輩「ほな行っかぁ?」
ichr「行きましょう(嬉)!・・・どこ行かれますん?」
吾輩「どこでも行ったるさかぃ・・決めたらエエわ!」
ichr「そぅ言われてもぉ・・」
吾輩「一番行きたいトコ言ぅて見ぃ〜や!(笑)」
ichr「T川!・・・」
吾輩(T川てかぁ?・・確かに踏み台一段上げな厳しいけど・・)
ichr「まだ、私じゃ無理ですか?」
吾輩「(まぁ・・・よぅ釣らんかもしれんけど・・)・・エエよ!(笑)」
ichr「ほなぁ?」
吾輩「アンタ小浜から来んねんなぁ?」
ichr「最初なんで迎えに行きましょかぁ?」
吾輩「まぁ、アソコは車1台が動き易いけど・・」
ichr「ほな、迎えに行きます。」
・・・と言うことで2シーズンご無沙汰していたT川釣行が決定した。

翌朝7時にピックアップしてもらい、名神の事故見渋滞にヤキモキしながら20分遅れで無事に通過・・・
湖西を走る頃には快晴でコントラストが強い日になる事が窺がえる。
そして10:00を回った頃・・・・・
吾輩「そこ左・・・んでぇ〜・・・ソコソコ・・ここが漁協さんやし!」
車を停めて入り口に向かうと、もぅ1台お車が停まり、我々と同じ様に魚券を買い求める釣り人がお一人降りてこられた。
吾輩「まず、ココは魚券買ぅんが大変やねん・・」
そう言って入り口の扉を引いて見るが、予想通り施錠されて閉館状態である。
吾輩「やっぱし!・・・ちゅ〜ことはアソコ(脇の民家)やし!」
私が先頭を切り、その後にichr君が付いてくると、その後方から先程のお一方も付いて来られる。
吾輩「すぃませぇ〜ん!・・・居はりぃまっかぁ〜〜〜〜?」
(・・・静寂・・・)
吾輩「やっぱし!留守やし!」
このT川は毎回魚券の購入は一仕事で最悪は1時間のロスも覚悟しなければならない。
吾輩「さて・・これまた待ちぼぉ〜けぇ〜〜やし!」
そこに先程のお一人が来られ・・・・
釣人「○○さん(上の魚券売り場の方)とこ行ってきたんですけど、お留守でココに来たんですわ!居はりません?」
吾輩「留守やね・・(笑)」
そこに救世主となる軽トラが登場・・・
吾輩(おっ!・・こないだの犬のおっさんやし!)
これまた驚くことに2009年9月20日・・・ここで途方に暮れる私を見つけ、犬の散歩を中断して漁協関係者に電話を掛けて頂いた方である。
軽トラ「アンタら券かぃ?」
吾輩「そぅでんねん!(笑)」
軽トラ「待てよぉ〜・・ここらお前ぁはんら見たぃに暇と違ぉて、田ぁ〜の草刈で忙しさかぃ・・困ったのぉ・・」
相変わらずの口調である。
軽トラ「ちぃと行て呼んで来たっさかぃ・・待っとれや!」
吾輩「スンマヘンなぁ〜・・いつもいつも・・(暇ぁ言ぅかぁ?)」
ichr「エライ言い方でんなぁ?」
吾輩「あの人・・ワシ2度目やし!・・毎度あんな感じやけど、キッチリ呼んで来てくれはるわ!・・・助かったし!(笑)」
已む無く私とichr君に釣り人お一方と漁協の方が来られるまで釣り談義・・・・
吾輩「どっから?」
釣人「大阪です。」
吾輩「一緒やねぇ〜・・彼は三田やけど・・」
50過ぎの私に40過ぎのichr君に対して、釣り人の方は・お年は30代半ば・とお見受けし、雰囲気からルアーを嗜むヤリ手の釣師と窺がえる。
吾輩「ルアー?」
釣人「エエ・・水量や場所によってフライもやりますけど・・・」
吾輩「私等二人ともフライですわ!(笑)」
この辺りのお話を伺うとルアーはもとより、フライに置いてもドライやウェットと幅広い引き出しをお伺いできる。
(これぁ・・結構ヤリ手やし!・・・やっぱり・・・笑)
吾輩「いつもどの辺通ぉてはりますん??」
釣人「この前の連休は円山川に・・・・」
ここに最近自宅からアクセスが楽な円山川流域に興味を持っているichr君が喰い付いて来た。
あれこれと二人で話が弾み・・・
ichr「(ネットに)書いたはりません?」
釣人「書いてます(笑)。」
ichr「やっぱりそぅですよねぇ?・・自作スピナーとか何とか・・」
釣人「はぃそぅです。(笑)」
ichr「私、最近よぉ〜見させてもろぉてるサイトの方ですわぁ!(驚)」
吾輩「そぅなん?」
そぅ・・・この方・・最近ichr君から聞かされていたサイトの管理人さんであった。
最近は自分の釣行記をアップするのが関の山でリンクさせて頂いている方々のサイトは読ませて頂くものの、とてもコメント差し上げるまで手が回らない状況であるが、ichr君はかなり隅々までチェックを入れていて、この辺りの情報には詳しい。
漁協「券??」
見ると漁協事務所の前に見慣れた何時もの漁協の方が忽然と立ち尽くして居られた。
まるで我々の弾んだ話が終わるのを待って居たかの様な雰囲気である。
吾輩「あぁ〜来はった来はった・・すんまへんなぁ〜・・(笑)」
3人で漁協の戸口に並び、ichr君は様子見の日券、私ともうお一方は年券を購入・・・
ついでに6月のどの辺りが全面禁漁になるのかを伺うと、6月29・30日の最終週末が該当するとのこと・・・
吾輩「ここでルアーやりはるんやったら・・・itaruさんはご存知??」
釣人「エエ・・あそこのサイトにも書かせてもらってます。(笑)」
吾輩「えっ?・・・そうなん?・・・ほなら・・もしかして・・・」
釣人「あそこでは閣下ペンギンで・・・(笑)」
吾輩「あぁ〜〜ぁ〜知ってますわ!・・私のサイトも以前リンクされてましてん・・・今は全部リンク外しはったけど・・(笑)」
(・・・と言うことで釣人さん改め閣下ペンギンさんで・・・)
閣ペ「えっ??・・そうなんですか?」
吾輩「なんや!そぅかぃな!(笑)・・itaruさんによろしゅぅ〜お伝えください。bacoon言ぅてもぉ〜たら判るぅ思いますんで・・・(笑)」
閣ペ「あぁ〜ぁ・・ハイ・・・存じ上げてますぅ(笑)」
ichr「えっ?えっ?・・・・な・な?」
吾輩「ワシのサイトでリンクの一番下やったかなぁ?ルアーがメインのジプシー軍団?」
ichr「はぃはぃ・・メッチャ釣ってるトコですよね?」
吾輩「そこにも記事書いてはる方や・・(笑)」
ichr「そぅなんでぇ?」
閣ペ「・・・(笑)・・・」
吾輩「ほなら頑張って下さい。(笑)」
閣ぺ「あっ・・どの辺りに入られますぅ?」
吾輩「彼(ichr君)が初めてなんで、なんぼなんでもOWNS川合流より上に入らんとアカンと思うわぁ・・・(笑)」
閣ペ「上流行きはりますぅ〜?・・・H川の合流より上側とか・・・」
吾輩「この渓の水量考えたら、彼案内するんは堰堤より上を考えてんねんけど・・アカンかってもOWNS川合流より上やなぁ?・・・・そっから下の水量じゃ無理やろし!」
閣ペ「ほなら私もう少し下で見つけて入らせてもらいますわ!・・・」
吾輩「はい・・ほな頑張って・・・」
会釈して別れ車に乗り込み上流を目指す・・・・・
トンネルを抜けて渓が道沿いに流れると、それを目にしたichr君はさすがに驚いた様である。
ichr「こ・こ・こ・・こ・れぇ?・・・」
吾輩「今日は水ちょっと少ないなぁ?」
ichr「こ・これで少なぃんでっかぁ??」
吾輩「2〜30センチ(水嵩)低い様ぉ〜な気ぃ〜すんなぁ・・」
ichr「・・・・・」
吾輩「これがこの渓やし!(笑)」
こんな素晴らしい渓相なら年券を購入すべきであったと言う面持ちとも見えるが、圧倒されて驚いていると言う表情とも取れる。
程なく後方を走られていた閣下ペンギンさんのお車が見えなくなると、やがて「青い橋」が見えてきた。
上手い具合に橋の袂の駐車スペースが空いていた為、車を停めて橋の上から流れを見てみた。
吾輩「一本支流の合流切ったさかぃなぁ・・・せめてこの辺りからやろぉ・・・」
ichr「あぁ〜何とか・・んでも未だ水量結構有りますねぇ〜・・・」
吾輩「まぁ、まだ上に詰めてもう一本か二本支流の合流切ったトコあたりがエエねんけど・・釣り人が増えんねん・・様子見て考えよかぃ!」
ichr「はぁ・・」
再び車に乗り込み上流を目指すと、既に午前の釣りを終えられた方々が下流へと移動されている時間で、何台かの車とすれ違った。
程なくOWNS川合流・・・車2台、そしてH川合流にお車1台・・・・
吾輩「やっぱし!居りまんな!(笑)・・そやけど皆支流に入ったはるみたぃやし!」
時刻は10:30を回って11:00になろうとしている。
吾輩「本流筋は皆引き上げた後ちゃぅ?」
程なく堰堤を通過・・・・目を凝らして川筋を見ながら走るも釣り人のお姿はお見受けしない。
吾輩「あそこのカーブに車停めれるやろぉ?・・・そこに車停めよかぃ・・」
いつもの場所に車を停め、この辺りに入って見ることにした。
吾輩「この前が(渓に)降りれるし上がれる・・」
ichr「えっ?どっからですぅ?」
吾輩「踏み跡探すんや・・・ココやココ・・・」
ichr「えっ?これ何処行ってますん?」
吾輩「川に決まっとるやろ!(アカン・・これ慣らさなアカンな)」
ichr「えっ・・これ?」
吾輩「最初は一緒に入ろかぁ?・・準備しょぉ・・・」
・・・と言うことで、最初は二人で堰堤から釣り上がってみることにした。

@いつもの堰堤上流(11:00〜13:30)
吾輩「この踏み跡や・・ワシが下に降りたら、同じ様に通って来ぃ・・・後ろベッタリ付いたら上で滑ったら共倒れやさかぃな・・」
ichr「わかりました。」
私が水辺に立ったのを見計らって、ichr君が恐る恐る降りてきた。
吾輩「よっしゃぁ〜・・ここ渡ってから釣り始めよかぁ〜・・・」

↑いつもの入渓点・・水量は若干少ないものの、ichr君には程々と見受けた。
吾輩「アンタあっち(右岸)釣り上がりぃ・・ワシこっち(左岸)行くさかぃ・・」
そう言いながらラインを引っ張り出して打ち返したタイミングで厄介な風が吹き、ネコヤナギの群生に向けて乱れたループを力づくで立て直そうとするとテイリングが発生・・・
これを無理からに伸ばそうとこねくり回した途端、ラインが絡み付いてウインドノットとロッド絡みでティペットが再起不能の状態となった。
吾輩(何やっとんねん・・)
ichr「あら、珍しですね?(笑)」
吾輩「先行けぇ・・先!・・・リーダー交換すっし!」
ichr「わかりましたぁ・・}
吾輩「リーダーを交換し、風と立位置を考慮して全長16フィートに抑えてキャストした途端、またもやネコヤナギに引っ掛けてしまった。
ichr「結構引っ掛ける時は引っ掛けはるんや!(笑)・・なんか安心しましたわ!・・私だけが何時までたっても引っ掛けてると思ぉてましてん・・(笑)」
吾輩「ワシかて普通っぅ〜の釣り人やさかぃ・・引っ掛ける時は引っ掛けるわぃ?・・こっち見んと・・上の方でライズ無ぃかぁ?」
ichr「あっ!跳ねました!ヘッド&テール・・・居ます居ます・・」
吾輩「ワシもっかぃ(もう一回)ティペット結び直すさかぃ・・先行け!ゆっくり慎重に狙えよ!」
ichr「わかりましたぁ・・」
するとichr君は立位置を見立てて進み始めた。
吾輩「がぁ〜・・ゆ・っ・く・り・行け!・・・岸際歩くんと違ぉて水通しで行く時はもっと静かに!・・それにこんな場所は出たトコに魚が定位してるんと違ぉて上がったり下がったりしながら餌喰うとるさかぃ・・下がって来る事も頭に入れてゆっくり流しながら、距離詰めんねん!・・いきなり詰め上がったら潰してまぅでぇ〜・・」
ichr「了解ですぅ〜・・」
程なく・・・
ichr「あっ!出ましたけど乗りませんでしたぁ〜(笑)」
吾輩「ちょっと間ぁ〜置いて他の(流)筋狙え・・・」
ichr「わかりましたぁ・・・」
吾輩(よっしゃ・・結べた・・・あれ?)
リーダーに結ばれた6.5Xをカットし、その先端に再びティペットを結んだハズだった・・
そしてそのティペットの先にフライを結んで足元落とし、キャストしてみるも全く毛鉤が動かない・・・
吾輩(なんでぇ?)
そこで今度は毛鉤を拾い上げティペットを辿るとリーダーとの結び目となっているノットがある。
吾輩(ちゃんと結んでるやんなぁ?)
・・・で、その先のリーダーを辿ると、なんと事もあろうか右のポケットに差し込まれている4Xのティペットスプールに繋がっているではないか!
吾輩(何ぃやっとんねん?・・こんなアホなことマジ顔でやってまぅ様になったんかぃ!・・・情けなぁ・・世も末やし!)
ichr君に目をやると、「ゆっくりと言う表現にも限度があるやろ!」と言わんばかりのナメクジ遡行で詰め上がっている。
再びティペットを結び直し、漸く釣りが出来る様になった。
吾輩(これもゴールデンウィークの祟りかぃ?・・・今日は何か出だしから嫌な感じやな・・・)
ichr「あっ!・・・糞ぉ〜乗りません!」
漸くichr君の反対側に追いついて様子を窺がうが、2度外した為か静寂が続いている。
ichr「交代しましょ!・・なんか場所潰しそぅなんで・・」
そして選手交代となって漸く釣り開始・・・
[プチョ〜]
ichr「あっ・・出ましたよね?今の・・何でアワセはれへんのですぅ?」
吾輩「毛鉤見てみぃ?・・・まだアッコで浮いたまま流れとるやろぉ・・・銜えてへんねん!」
ichr「あっ・・ホンマや!」
吾輩「あれでアワセ入れたら次が無ぉ〜なる確率高ぃし!」
暫し間を空けて今度は一等地と見て取れる穏やかな流芯をトレースすると・・
[モコッ!]
吾輩「っしゃぁ〜・・って、・・あれ?」
張り詰めるハズのラインが手前で弛み、ロッドは全く曲がらない。
吾輩「何でぇあぁれぇで乗らへんねん!・・なぁ?・・何で乗らんねん?おぃ?」
ichr「そんなん、30年のキャリアで2年目の私に聞かれても解る訳おまへんやん!(笑)」
吾輩「そらぁそぉ〜やけど・・何でぇ?」
ichr「これが言ぅ〜てはったゴールデンウィークの祟りちゃぃますん??(笑)」
吾輩「アホ言ぅなや!・・初っ端からこんがらがって凹んどんのに・・(笑)」
ichr「まだ行けますかね?」
吾輩「さぁ〜・・後はこの筋かぁ・・・」
そう言ってフライを投じる。
吾輩「まぁここよりもあっち・・(やなぁ〜)」
[バシャッ!]
ichr「出たっ!」
吾輩「・・・・(出るんかぃ?!)・・・・」
ichr「不意打ちでしたね・・今の(笑)」
吾輩「アカンな・・こんな事しとったら!・・ココはもぉアカンさかぃ上行こぉかぁ・・・(その前にアッコだけ・・)」
[プチッ!]
吾輩「ん?・(毛鉤消えた)・・っしゃぁ〜・・乗ったし!」
ichr「えっ?今出ましたぁ?・・・わわっ!・・・どぉこぉで出たんでぇ?」
吾輩「そこのチャラ場や!」
顎で示しながら一段落ち込みを通過させると・・・・
吾輩「・・・っとぉ〜・・持ってきょるけど、これスレやろぉ(笑)・・ほれぇ〜(笑)」
アブラビレが無ければ逃げ切れたかもしれない魚をランディングしてichr君に見せた。
吾輩「これがT川あまごやし!・・ちょっと小ぃこぃ目やけど・・・7寸超えの22?23(センチ)?ぐらい・・(笑)」

↑本日1匹目と言いたいところだが、スレ掛かりの魚・・・皮肉にもこれが最大寸になろうとは、このスレ掛かりがこの日の釣行を象徴する出来事だったと思われる。
ichr「これで小さぃ言われたら・・・天増やったらトップクラスですやん!」
吾輩「まぁ・・ワシのいつものアベレージやなぁ・・・他の人のアベレージは8寸超えとるさかぃ・・」
ichr「顔小さいですね〜・・・」
吾輩「発育エエんやろぉ・・これぇ河内谷の6寸弱より顔小ぃこぃし!・・あの渓やったら5寸超えで結局小物の部類ちゃぅ?」
風が出だしてきた。
吾輩「その上も似た様なチャラ場やけど・・可能性高ぃでぇ・・慎重に行けよ!」
ichr「魚見られたんエエけど・・今日は出だしから調子悪ぃっすねぇ〜・・最初の1匹がスレって・・(笑)」
吾輩「それ言ぅなて!(笑)」
余裕ぶって人のことを気にしているichr君も突如吹き出した風にラインコントロールを奪われた様で・・・
ichr「あっ!引っ掛かりましたぁ〜」
そこで私が先に出て小さな落ち込みを越え、踝を超えた程度の早瀬に毛鉤を投じる。
[プチッ!]
吾輩「っしゃ出たっ8っ寸!(・・ってライン出し過ぎとったけど・・乗ったぁ〜)」
ichr「えっ?出ましたぁ?」
吾輩「あっ!」
気の抜いた攻め方でラインの回収が間に合わず背伸びをしながらロッドを大きく掲げてラインを2回大きく引き込み、なんとかフックアップに持ち込んだものの・・・
ラインが張ってロッドが曲がった瞬間に魚が下流に向いて走り、ロッドの負荷がスッカリ抜けた。
吾輩(ヤバッ!)
急いでラインを引き込んでロッドに乗せ様としたものの、時既に遅し・・・
ロッドは2度と曲がることは無かった。
吾輩「バレたし!・・・なんでやねん!ホンマ!」
ichr「えっ?・・スンマセン全然見てなかったんですけど、掛かったんでっか?」
吾輩「そこで出たし!さっきより一回り大きい8寸やったのに・・糞ったれがぁ〜・・ホンマに!」

↑赤星で8寸が出て掛けたが、いきなり下流に向かれてラインが弛みロッドに乗せ直す前にバレてしまった。これもラインの回収を怠ったが為にロッドの溜め込みに余裕が無かった事が原因で私の捌き方の問題である。
吾輩「はぁ〜ぁ・・さぁ行く出ぇ〜・・今度こそバシッと掛けたるわぃ!(怒)」
ichr「ちょ〜休憩しません??・・私この前思たんですけど、そんな感じで気分が高揚した時って悪循環が始まる気ぃ〜して、仕切り直しで休憩入れる事にしましてん・・」
吾輩(確かに・・・)
ichr君にせよYちゃんにせよ、この辺りはイラチの私と違って緩急を心得ているのか、冷静さを失わず的確である。
吾輩「ちょっと休もかぁ〜・・」
バックポケットからお茶を取り出し小休止・・・・

そこでichr君にワンポイントアドバイス・・・・
吾輩「ちょっと(フォルスキャストで)ライン突っ込み過ぎやなぁ・・・」
ichr「えっ?」
彼のキャスティングを見るとスロースピード・ハイラインと言うかなんというか・・・判り易く示せばシュートが無いプレゼンテーションで毎回アップストリームでパラシュートキャストをやっている雰囲気である。
吾輩「決して悪ぃキャスティングやないねん・・エエ感じでライン伸ばしとんねんけど・・・毛鉤を落とす場所の上空までいったんラインの先端が突っ込んどるよなぁ?」
ichr「はぁ・・」
吾輩「今、お陽さん真上でこんなけコントラストが強ぃ時に上空にスローでライン送り込んだら影落とすやろぉ?」
ichr「・・・」
吾輩「その後でライン(の影)引っ込んで上空からふんわり毛鉤落ちてくんねん・・(笑)」
ichr「・・・」
吾輩「それぇ〜事前に危険通達してから釣るんと一緒で、瀬に出たヤマメやあまご(陽性鱒)には致命傷になるぅさかぃ・・・出る魚が怯えて出ん様になるし、出ても警戒したアタックで不発になり易ぃ!」
ichr「あぁ〜・・はぃはぃ」
吾輩「イワナは出るけどヤマメが出ぇ〜へん・・とか、朝夕は出るけど日中はサッパリ・・ちゅぅのはこのラインやロッドの影が悪さしとる場合が多ぃ様な気ぃ〜すんなぁ・・・まぁこれだけや無ぃけど・・・」
ichr「・・・」
吾輩「ワシも最初の頃はイワナが釣れてもあまごやヤマメは朝夕しか釣れぃでなぁ〜・・・毛鉤の問題とか距離の置き方とか色々思案したけど、結局釣れる様になって来たんは陰影気にする様になってからやと思ぅ・・・まぁ、朝夕釣れて昼間サッパリなんは時合ぃのタイミングもあるけど、こなぃだの天増みたぃに昼ぅにハッチ有って、それ向いて(魚が応じて)動きだしよったら、この影だけは気ぃつけんのがエエ思ぅわ!」
ichr「・・・」
吾輩「波立ちの無ぃ緩瀬とか、踝程度の浅瀬は特に要注意やなっ!(笑)」
ichr「あぁ〜・・はぃ」
吾輩「・・で応急処置は・・ん〜そぅ〜やなぁ・・・フォワードキャストをもっと低ぅして水面近くでターンさせて見ぃ・・・で、自分が毛鉤を流そぅとすっトコはラインの先端入れんとリーダーだけがターンする様に気ぃ〜付けたらエエわ!」
ichr「わかりましたぁ・・・」


↑快晴の五月晴れ・・・川面のコントラストは益々強くなっている。
吾輩「さぁ・・ピッチ上げて行こぉかぃ、時間もったいないし!」
ichr「行きまひょかぁ?」
しかし、この休憩点から上流が予想を大きく外した不毛地帯だった。
右岸側にichr君・・・左岸側に私・・並んでゆっくり釣り上がるもサッパリ魚が顔出ししない・・・
程なく、この渓では有望な緩瀬のポイント・・・・
吾輩(あれ・・ライズやなぁ〜・・セコイ摘み方やし!)
その一投目・・・毛鉤が着水して流れ出すと、魚がゆっくりと浮上した。
吾輩(イワナみたいな呑気な出方すんなて!・・・喰わんかぃ!!)
しかし、寸前で暫し毛鉤を見据えて水中へと消え去った。
吾輩「うぅっそぉ〜ん!・・・見切りよったし!・・・アカン!これごっついスレとるわ!」
ichr「えっ?」
吾輩「毛鉤の2センチ手前でUターンしよった!(怒)」
ichr「・・んなん、見えますん?」
吾輩「よぉ〜見とったら見える!・・お前も見えるハズや絶対!・・エエわ!次行くぞ!」
ichr「ちょっと縺れたんで、先行ってください。」
・・・と言う事でichr君を残して前に出てみる。
いつもなら掛からずともチビも含めてそれなりのアタックがあるポイントが続くがサッパリ顔出しが無い。
一級ポイントを過ぎてその先のチャラ瀬・・・先程8寸が出たポイントに似ている為、気を抜かずに流してみた。
[プチョ]
即刻アワセを入れるも不発・・・
吾輩(ぅくぅ〜・・これぇ・・もっと気ぃ〜入れてしっかり流さな掛からんな!・・ちょぃ摘みもエエとこやし!)
私が知る2年前と比較すれば、先行者がある事を考えても画期的にスレている様に思える。
吾輩「スレとんな〜・・・これ、並んで釣ってる場合とちゃぅし!」
程なくichr君が追いついてきた。
吾輩「先行け!・・ワシちょっと距離置いて後追うさかぃ・・」
ichr「わかりましたぁ・・」

↑普段は殆ど水通しで歩く事が無い渓に通っていたichr君だが、この日は渓歩きに気が行って釣りに集中できていない様子・・・
暫し、ichr君が釣り上がるのを見送り、距離をとってみた。
やはり二人で並ぶと川幅も半分になり立位置も限られてくる・・・更に一番厄介なのは・流す為のラインの落とし所・が隣人の邪魔となり釣りに自由度が無くなってしまうことだった。
(よっしゃ!・・・行こぉかぃ)

しかし、結果はサッパリである。
程なく、前方を行くichr君がベストスポットに毛鉤を打ち返している。
暫し様子を見ながら声が届く所まで距離を詰めてみた。
吾輩「出たかぁ〜??」
ichr「全然!!」
吾輩「なんでや??」
ichr「知りません!(笑)」
吾輩(まぁ、そらぁそぅやな・・)

↑先行するichr君・・・当たりは全く無いとのこと・・・この時初めて気づいたが左手でキャストしている。
吾輩(あれ?アイツ左(手)で投げとるし?!・・・器用なやっちゃなぁ〜・・・笑)
これも後で聞いた話だが、立位置によってはラインハンド側でロッドを振らねばならなくなるのは必然で、それを受け入れるのが普通と思うが、彼はそれがどうしても上手くできずロッドを持ち代えるスイッチキャストでココまで来たらしい・・・
しかも入門当初に「どなぃしてもできまへん!」と嘆いていたハンドツイストも、今や右でも左でも普通にこなしている事が驚きである。
吾輩「こぉこぉは、いっつぅも出るけどなぁ〜!!」
ichr「出よぉりぃませぇ〜ん〜〜!(笑)」
吾輩「次ぃ行けぇ〜!!」
ichr「わかりぃましたぁ〜・・・」
その先は毎回出てもチビの開けた浅瀬である。
暫しichr君の様子を窺がうも全くアタックがある動きとならない。
そして彼が一段上に上がったところで、彼が残してくれた対岸近くの流筋をトレースしてみた。
[ボチョ]
(毛鉤消えた!)
吾輩「っしゃ〜・・乗ったし!小ぃこぃけど・・・」

↑漸く口に鉤掛かりしてあまごが釣れた。しかし、掛かりどころは鼻っ面ギリギリである。
吾輩「おぉ〜ぃ!・・釣れた!(笑)」
下がって見に来るichr君、上がって見せに行く私・・・
ichr「えっ?どこで出ましたぁ?」
吾輩「あっこ(と指差して見せ)や!・・アンタ流さんかったトコや!(笑)」
ichr「あぁ・・そぅですわ!」
吾輩「しっかし!やっとやんけ!(笑)・・・しかもごっつぃ渋ぃ出方やし!」
ichr「弾ける様な感じですかぁ?」
吾輩「ちゃぅ・・摘み喰いや!・・水しぶきなんか上がるかぃな!・・・毛鉤んトコの水面が微妙に揺れんねん・・で毛鉤そのままやったら見送って(毛鉤が)消えたら間髪入れんとアワセんねん・・・んでも鉤掛かりするかせんかは運しだいやなっ!(笑)」
そして釣り再開・・・
ichr君は対岸に渡って立位置を決めた為、私も一段上のポイントに立位置を決めてキャストした。
[プッ・]
(毛鉤?・・アカン残ってるし!)
またまた渋いアタックがあったが、毛鉤を銜えていなかった為、アワセも居れずにそのまま放置・・・
瀬尻を通過し肩にかかり始めるところで・・
[パクッ!]
(?・イワナ喰いよったし!・・笑)

↑ピックアップを怠って最後の最後まで流し切ると如何にもと言うアタックで毛鉤を銜えたのはイワナだった。
吾輩「イワナが釣れたわ!・・・」
ichr「どこでですぅ?」
吾輩「そこそこ・・目の前・・そこや!」
しかし、なんとなく釈然としない。
吾輩「丁度、この上が車の位置や!・・・いったん上がろかぁ?」
ichr「そぅですねぇ〜・・もぉ1時半なるぅんで飯しましょ・・」
吾輩「ほな、ワシ最後にあっこだけ流して見るわ!」
・・・そう言って前に出て、如何にもと言う流筋をトレースするがサッパリ・・
それではとひとつ上手(かみて)のチャラ瀬を流して見る。
[プッ・]
(毛鉤消えた!)
吾輩「っしゃぁ〜〜・・出よったギリギリちょんの(鉤)掛かりちゃぅん?」
(ほれほれほれほれ・・危なぃ危なぃ危なぃ危なぃ・・・あぁ・ぶぅ・なぁ〜)
吾輩「口切れギリギリの掛かり方やん!」

↑午前中最後の最後で出てくれたあまご・・・写真では解り難いかもしれないが、鼻っ面の皮一枚ギリギリの鉤掛かりだった。これも含めてこの日は口角にしっかり掛かる様な銜え方は皆無であったと言える。
程なく、ichr君が追いついてきた。
ichr「・・やっぱりエエ魚ですよねぇ〜幅あるし!」
吾輩「7寸超えて・・22センチやなっ!・・・もぅ一回り大きぃんが・T川あまご・ちゅぅ感じで、もっと幅出てきよるでっ!(笑)」
ichr「まだ上に行きまっかぁ?」
吾輩「ぃや、上がって飯しょぉ〜や!」
・・・と言うことで時刻は13:30・・・・午前の部終了とした。

Aいつもの最上流域(14:30〜16:45)
午後からはichr君が更に上流を見たいと言うので最上流部を目指して車を走らせる。
途中2台の釣り人らしき車とすれ違ったが、最上流のゲート前まで釣り人らしき駐車はお見受けしなかった。
吾輩「皆、午前で終わって下りはった見たいやなぁ〜」
ichr「今日はすいてるんでっか?」
吾輩「(渓に)入れるだけでもエエとしょぉかぃ!(笑)・・・・アソコが上のゲートや!・・・・釣り場としてはこの辺りまでで、アソコ抜けて行ったら走った国道に出るわ!」
ichr「なるほど!」
吾輩「あれ?・・ちょ〜見てくる・・」
車を降りてバリケードを見に行くと鉄心ロープで施錠されていて通行止めになっている。
吾輩(ありゃりゃ!・・上からは入られへんのかぃ!・・)
再び車に戻り・・・
吾輩「鍵したぁ〜る・・・戻るしかないわ!・・Uターン!!」
ichr「はぃ」
車をUターンさせて下流に向けて車を走らせた直後・・
吾輩「この辺りでやるかぁ?・・・ここらやったらアンタのいつもの水量やろぉ?」
ichr「そぅですねぇ・・」
吾輩「ほな、あこの橋の袂で停めてみぃ〜」
車を停めて橋の上から下手(しもて)を見る。
ichr「あぁ・・この辺りやったらちょっと馴染めそぅですわ!・・いつもの感じで・・」
吾輩「ちょぉ〜こち来て見ぃ・・・あそこにロープ見えるやろ・・」
ichr「あぁ〜・・・はぃはぃ」
吾輩「アソコから上がれるさかぃな!・・・来しなにアチコチ道(踏み跡)つけたぁ〜たさかぃ、今年はそんなに苦労せんでも(渓から)上がれるかもしれんけど、とにかく見つからんかったらココや!」
ichr「わかりました。」
吾輩「ほな、下がってココまで釣りぃ〜や!・・・ワシ、その下側から距離置いて追い駆けるさかぃ・・・」
ichr「了解ですぅ〜」
そして車に乗り込み、ichr君が釣り上がる分の距離を置いて入渓する踏み跡を見定め、私はそこから更に歩いて下がり1時間程の距離を空けて入渓した。
「さて・・」
向かい風が強く吹き出した。
(何でなん?・・・吹くんかぃ?)
「風吹くんやったらこのロッドじゃアカンし!」
(おっ?・・・止まった?)
ヒュゥ〜〜〜
「・・って吹くんかぃ?」
已む無く、止み間を勘案しながら釣り上がりはじめた。

ここも何時もと同じく、午前にどなたかが釣り上が?(下が?)られたと見える足跡が確認できる。
程なく進むと、頭上に張り出す木々の枝には真新しいミミズが付いたままの仕掛けが絡んでいて午前中の先行者の痕跡が在々と目に飛び込んできた。
この辺り・・・目を凝らして周囲を観察するとバックキャストで引っ掛けたと思われるフライも確認でき、この渓の人気の程が窺い知れる。
(もぉ〜これ、愛知川や安曇川と殆ど変わらんなぁ・・・・)
少し進むと目前にそれなりのポイントが現れた。
立位置を決め、バックキャストに入ろうとしたとき・・・・
(ちょぉ〜待て!・・・あの岩・・・・)
深くも無く、浅くも無く、早くも無く、遅くも無いストロークの長い瀬・・・・
その瀬尻にドンと身を隠せる様な大岩が居座っている。
(あの岩・・・使えるんちゃぅん?)
上手く死角から回り込んで大岩に身を隠せば、距離的にポイントに定位する魚も確認できそうで、それがお留守としても瀬尻側の底石から出てくる魚が居れば捕食行動の一部始終を確認できそうである。
早速身を屈めて下手(しもて)から回り込み大岩にもたれ込む様に身を隠した。
暫し、一級ポイントと見て取れる流芯辺りの定位を確認する。
目を凝らして見るも魚らしき姿は確認できない。
(まぁ、午前中に先行してはるさかぃ・・・無ぉ〜てもおかしぃ無ぃわ・・・)
そこで瀬頭から一等地までは後回しにして、一等地の下側から瀬尻までの底石を見定め、ティペットが許す範囲のドリフトで手前から切り刻んで流しに掛かる・・・
頭の中は見立てた底石から電光石火の如く[モコッ!]と出て戻る魚をイメージしていた。
ひとつ目の底石は不発・・・
二つ目を見立てたその一投目・・・
[スゥ〜]
(何ゆっくり浮ぃとんねん!)
[プィ]
(見切りよったし!・・・おっ!回り込んだ!・・チャンス!)
[バァ〜ン]
(・・・・・うそぉ〜)
「何じゃ今の!・・何なん?・・あれ!!」
目の当たりにした光景は前述したイメージとは大きく異なる捕食行動だった。
「こぉれぇ・・・今時分(ゴールデンウィーク明け)のぉ池(愛知川水系御池川)の君ヶ畑でもココまでやないし!」
最初に電光石火の如く毛鉤に飛びつくのではなく、毛鉤を見切って銜えないのは已むを得ないとしても、イワナが浮く様にゆっくり毛鉤に近づき寸前でブレーキを掛けるのは陽性鱒族として反則ではないか!
更にUターンして戻るや否や下流側に追尾するのではなく完全に先回りして捕食体制に入るのは陽性鱒族らしいが、そこから再びゆっくり浮いて見切るや否や反転しながら尾鰭で毛鉤を叩いてふっ飛ばすとは、釣り人も心底舐められたものである!
その釣り人側の当事者となった私からすれば頭に血が上る思いだが、客観的に示すと[魚が反応しない(または反応が悪い)]と言うのは不適切で[魚の反応は良いが、決して口を使わない]と言う表現が正しい。
(・・・分析も講釈もエエさかぃ・・対策考えよ!!・・・怒!)
「こんなん!ちょっと頭切り替えなアカンし!」
即刻、毛鉤(ソフトハックル)を少し沈めて釣る方法が良い様にも思えるが、ゴールデンウィークのチャンチャン釣りの余韻が残っている状況でコレをやるのは迷いが生じた。
(当たりハズレがハッキリしたらエエけど、中途半端で深追いしたら気付かん間に釣りが雑んなって夏まで墓穴で喘ぐんちゃぅか?)
つまり・・祟りを恐れているとも言える。
「今日この場は・・・ドライで通すかぃ・・」
(それが正しい選択やろ・・・釣れん時は釣れんモンやし!)
「まぁ、口使ぉてくれる魚が居ること信じよかぁ〜・・(笑)」
しかし、これまで期待を寄せていた[深瀬流し]は見切られが多発することを念頭に、狙いどころの頭を切り替える必要がある。
ひとまず、ここからは深瀬にあまり期待を寄せず、[浅瀬の不意打ち]を念頭に釣りを組み立てることにした。
これは魚に銜えるか否かの判断余地を与えない不意打ちでもあるが、どこで顔出しするかの予測も難しく釣り人も不意打ちを喰らう可能性がある攻め方となる。
程なく、いつもなら次の深瀬までの通過点として、一応はセオリー通りに流して通過する様なポイントながら、点在する瀬石や底石と流筋を見立ててショートストロークで流すレーンに切り刻み、瞬殺不意打ち作戦を試みる・・・
[プッ!]
(出た?)
「っしゃ〜・・乗ったし!」

↑集中して毛鉤を凝視していないと判断できない様なセコイ出方で釣れたあまご・・フライはクイルボディー・パラシュート#16・・・下の写真↓の赤星で出た。

(渋ぃ喰い方やし!・・これホンマ・・どなぃやねん?)
入渓から30分を経過した所で漸く午後の1匹目を手にして、その後も上述のアプローチで釣り上がって行く・・・・
しかし・・・
これが午前と同じく不毛地帯と思える区間に突入したのか、サッパリ後が続かなくなってしまった。

行けども行けども・・・・

魚の顔出しは全く無い・・・
そもそも魚が釣りきられて魚影希薄に陥っているのか?
それとも毛鉤を見切る以前に危険回避の行動をとっているのか?
更には毛鉤に反応して見切った行動を認知できないでいるのか?
「サッパリ解らんし!・・(笑)」
程なく、ichr君が入渓したと思われるところに辿りついた。
暫し休憩を入れ、再び同じ様に釣り上がってみる。
[プッ!]
「乗った?・・よしゃぁ〜って・・これギリちょん鼻掛かりちゃぅ?・・・ほれやっぱし!・・危なっ!(笑)」

↑午後から2匹目のあまご・・コイツも鼻っ面ギリギリ皮一枚の掛かり方だった。
やがて離渓点が見えてきた。
(ちょっと早ぃけどアソコで上がってichr待とぉかぃ・・・)
「あぁ〜ぁ・・ココまでシビアやとは思ぃまへんでしたやなぁ〜・・T川の女神はん!(笑)」

(ホンマ・・画期的にスレとんな!)
補足しておくが、これまでこの渓を釣る上での前提は[鉤や糸を学習するまでもなく人影を警戒して回避行動を取る]と言う考えが支配的で、その上で若干[鉤や糸を学習したかな?]と言うところが垣間見えただけである。
決して巷に散見できる[人影を恐れず鉤や糸を学習した魚]が居る釣り場へと変化した訳では無く、まだまだ昔ながら本場の渓流釣り場である事には違いない。
[バシャッ!]
「はぃ、尾鰭引っ叩きぃ〜・・・・口使えよ!」
橋の手前にある何時もの一等地からはこれまた今日を象徴するかのごとく、尾鰭で毛鉤のキックオフ・・・
「お前らのサッカー観にきてるんとちゃぅし!」
気が付くと橋の上でichr君がこちらを見ている。
目が合うとサッパリと言う素振りをした。
ichr「何回か出たんですけど、どれもこれも乗りません。」
吾輩「画期的にスレてるわ!・・・なんや魚(影)も薄ぅなった気ぃ〜すんなぁ〜・・」
車に戻りロッドを仕舞い込んで車に乗り込むと、イブニングのポイント目指して下流に車を走らせた。

Bいつものイブニングポイント(17:30〜19:30)
吾輩「来るとき(濃紺の)鉄橋あったやろ?」
ichr「・・?・・」
吾輩「まぁエエわ!・・・ずぅ〜と下がって行きぃ・・・」
ichr「この道・・暗ぉなったら危なぃですやん・・気ぃ〜使ぅわぁ・・」
吾輩「そやし安全なトコまで下っとくねん・・・上が閉鎖されてへんかったらさっき釣っとったトコでイブニングやって上から国道に抜けるんも有りやってんけど、今日は安全圏まで下がってお前が何とか釣りになるトコ考えたらあの鉄橋のトコしかなぃなぁ・・・」
程なく・・・・
吾輩「そこや!その橋と橋の間に車停めぃ・・・そ・そ・そ・ココ!」
ichr「やっぱりこの辺になると(水量)ごっつぃすねぇ〜・・(笑)」
吾輩「その橋の下で(イブニング)ライズ待ちしょぉ〜かぃ・・それまで釣り上がるやろぉ?」
ichr「はぃ・・」
吾輩「ほな、ワシそこの下手(しもて)の瀬ぇ〜でフラッタ(リング)かますぅさかぃ・・」
時期的にはどう考えてもドライを外すとすればウェットに切り替えるのが正解であろうが、昨年末に中古釣具店で手に入れたロッドの試し振りをやっておきたく、無理からにフラッタリングと決め込んだ。
しかし、コレがイブニングタイムに仇となって後悔するなど知る由もなし!・・である。
吾輩「おぃ???」
ichr「なんですぅ?」
吾輩「このワシの年券・・これワシの名前書ぃたぁ〜るかぁ??・・・老眼で見ぇへん!(笑)」
ichr「あぁ〜ちゃぁぃますねぇ〜・・これ朝のあの人と入れ替わったんちゃぃまっかぁ?」
吾輩「やっぱし!・・何や字画がちゃぅ様に見えたんや!・・・遅ぃし!・・まぁ、エエわ!」
今更ながらに気が付いても時既に遅しであるが、漁協の窓口で差し出された魚券の左右が逆だったと察する。
閣下ペンギンさんとbacoonの年券が見事に入れ替わってしまっていた。
吾輩「しかもワシ封ぅ〜開けて入れモン(ライセンスケース)破ってもぉ〜たし!」
私の場合、あちこちの渓にお邪魔する故、それぞれのベストに装着済のライセンスホルダーにその渓の魚券を入れ替えて釣りに出ている為、付属のライセンスケースはかえって邪魔になるので即刻破棄される運命にある。
吾輩「お預かりした個人情報は大切に扱わして頂くとすっかぃ・・・ほな行こぉかぁ?」
ichr「行きまひょかっ!」
二人して水辺に降り立ち、左右に分かれてそれぞれ最初のポイントを目指した。
(この辺りで練習や!)

↑ちょっと流れが緩くフラッタリングをやるにはショボイ瀬であるが、ロッドのお試しには手頃に見えた。
まずは普通にキャストしてラインの乗りと飛びを確かめてみた。
素振りの段階でDT4は確実にマッチすると感じたがWF4かWF5なのかが微妙に見えて、手始めの試し振りに今回はWF4を乗せている。
(これ・・ドライフライやったらWF4でエエけど・・・至近距離のフラッタやったらWF5がエエかなぁ?)
注)ここでロッドの写真を撮ったつもりであったが、あまりにもピンボケが酷く掲載するに耐えない為、割愛させて頂く・・
このロッド・・どこのどなたかはご存じないが、察するにグリーンスタジオさんでノースランドのザ・ドライをベースとしてカスタマイズされたロッドでは無ぃかと見受けられ、中古店に入荷したタイミングで私の目に留まり、その場で値付けさせて引き取った代物である。
お値段は諭吉1枚差し出してチロルチョコが戻ったぐらい・・・・まぁ、高い買い物ではなかったと思っている。
まずは瀬上にアップクロスでキャスト・・
暫く流してメンディング入れ、そのままドリフト・・・
誘う点に到達したら若干ポーズを置いた後・・
[ビビビビビビッ!]・・とロッドをバイブさせて誘い上げる。
再びドリフト・・・・
更に二度目の[ビビビビビビッ!]・・
「やっぱりちょっと・・(フラッタリングをやるには)非力かなぁ?・・」
一言で言えば、私が入門当初に手にして長きに渡り愛用したドライフライアクションに似て、昨今流行りのロングリーダー対応軟調ロッドではなく、ハイスピード・ナローループが似合うロッドである。
(これぇ・・キャッツキル使ぃたい時か、風吹いた時のドライフライロッドで留めんのがエエやろぉ・・)
・・・・・・
[ビビビビビビッ!]
・・・・・
[ビビビビ・【ガボンッ!】・ビビビッ!]
「(・・・・???)って!!出るぅんかぃ?!」
(しもたぁ〜・・・出るなんて思わんかったし!)
「あぁ〜・・まぁ・たぁ・はぁ・ずぅ・しぃ・たぁ・しぃ〜〜!」
教訓:【いくら練習とは言え、現場で釣っている以上、釣る気を維持して勤しむこと!・・・反省!】
その後、改心して釣る気を持って練習に勤しむも、魚は二度と付き合ってくれなかった。

↑フラッタの立位置から上流を見る。ピンボケで恐縮だが、コレが濃紺の鉄橋・・・・
瀬音に紛れて車の扉が閉まる音がした。
振り向いて鉄橋を見上げると、お一方がこちらを向いて大きく手を上げて居られる。
(・・?・・あっ!・・閣下ペンギンさんやなぁ?・・気付きはったんや!)
これは恐らく取り違えた年券を交換する為に降りてこられたに違いないと察して、急いで水から上がるべくリールを巻き上げて移動を開始した。
私の目測では彼が道からそれて水辺に向かう頃と私が水から上がって道に向かう頃が同じで、丁度その中間点辺りでご対面となるハズが、50を超えた老体は思いのほか動きがままならず、私が岸辺に到着する前に水辺まで降りてこられ、暫しお待たせする状況となってしまった。
吾輩「ホンマ・・歳ぃ行ったらアカンわぁ〜・・スンマヘンなぁ〜お待たせして(笑)」
閣ペ「いやいや・・ゆっくり上がってください」
ロッドを持っといて頂き、両手を使ってどうにか水から這い上がった。
吾輩「ホンマ・・歳ぃ行ったらアカンわぁ〜・・・そぅ・・年券でしょ?・・ご免、ワシ・・ケースから出してもぉ〜てん!」
閣ペ「あぁ・・全然良ぃっすよぉ〜・・」
ケースから中身を出して頂き、年券だけを交換・・・・
斯して、朝に取り違えられた年券は無事に本人名義のものに入れ替わって戻って来た。
吾輩「どなぃでした?(笑)」
閣ペ「なんとか10本捕れました。」
吾輩「流石やねぇ〜・・」
閣ペ「朝に漁協の方降りて来はったや無ぃですかぁ・・聞いたら上(上流域)は7人入ってたって・・大丈夫でしたぁ?」
吾輩「まぁ・・いつもの事やし・・釣りはった後やろぉけど、思たトコには入らせてもらぃましたわ!」
閣ペ「・・・」
吾輩「結局、私が小さめ5匹で彼(ichr君)は結局よぉ〜釣らんかったわぁ・・そやし、ここでイブニング釣らそぉ思ぉて・・」
閣ペ「・・・」
吾輩「どんなトコで出たぁ?」
閣ペ「このぐらい(・・と指幅で示し)の水深(踝〜膝下)でショートで・・」
吾輩「スピナー?」
閣ペ「はぃ・・」
吾輩「フライも一緒やわ!(笑)」
閣ペ「逆にあんな(・・とポイントを指差し)トコ(水量多い深瀬)はチェイスあっても食いません。(笑)」
吾輩「やっぱりぃ?・・・フライも一緒で見切られっぱなしやったし・・浅瀬の不意打ちで何とか捕るんが精一杯!(笑)」
閣ペ「水深あって緩い流れは駄目で、太めで速い流れの底しっかり切ったリトリーブが良かったみたいです。」
吾輩「なんとなく解るわ!」
昨今、渓流でもミノーを駆使されるルアーマンが多く、この辺りのお話を伺ってもピンこない部分もあるが、この閣下ペンギンさんのお話は一時期スピナーを持って渓流を彷徨った経験がある私からすれば、その光景が目に浮かぶ様で懐かしかった。
その後は私が長らくご無沙汰の播但の渓の話となり、色々と近況をお伺いすることが出来た。
(貴重なお話ありがとうございました。)
閣ペ「ほんじゃ、私は先に御いとまさせて頂きます。」
吾輩「はぃどぉ〜も、また!itaruさんにもよろしゅぅ〜に(笑)」
・・・と分かれて再び水の中、そろそろイブニングの時間帯に差し掛かり、カゲロウのハッチも増えだしてきた。
「そぉやけど・・この流れでよぉ〜スピナー引けるなぁ〜・・・(敬服!)」
意図も簡単にお話された閣下ペンギンさんだが、私が実践した浅瀬の不意打ち作戦と比較すれば、難しさはこの上無い。
他の渓の様に川底の起伏がそれなりであれば流状も比較的単調で何とか出来そうな気もするが、川底の起伏が激しいのは遡行すれば直ぐに解り、フライを流す度に流状の複雑さを知るこの流れでは決して容易では無いだろう・・・
もし、今ココでルアーロッドが渡されてその場で実践したとすれば・・・
「まぁ〜根掛かり連発させて(ルアー)のロスト半端や無ぃやろなぁ・・(笑)」
(ホンでそれ避ける様に意識したら表層でモンシロチョウの溺れ引きになってまぅやろし!)
(まぁ・・仮に底切って流れ出してもモタついてブレード起こした時にはポイント通過しとって後の祭りてか?・・笑)
「いや、これ・・ココでさっき言ぅてはった釣りすんの簡単や無ぃで・・・いやぁ参った・・立派!立派!(笑)」
こんな思いをめぐらせながら川面の風景をぼんやり見ているとカゲロウのハッチが際立つ様になってきた。
そこにichr君が戻って来た。
吾輩「どなぃや!(笑)」
ichr「何回か出ましたけど乗りまへん!」
吾輩「・・・」
ichr「それよりも釣りに集中できまへんわ!・・歩き(遡行)に神経行って、釣りに集中できまへん・・・ホンマ、言ぅてはった事がよぉ〜わかりました。・・・やっぱりココは難しい以前の問題ですわぁ〜・・」
吾輩「・・・(笑)・・・さぁ、カゲロウ飛び出したでぇ〜」
暫し、ポイントの様子を見る。
吾輩「おっ・・ライズしたなっ!」
ichr「えっ?」
吾輩「ほれほれ・・(・・と指差し)」
ichr「あっ・・しましたね」
一応、二人でそれなりの距離を置いて狙って見るが、散発ライズは沈黙を続けている。
吾輩「あれ、ホンマのイブニングライズ違ぉて単なる散発ライズや!」
ichr「そぅなんでぇ〜・・」
吾輩「ここ(我々の立位置)空けよ・・ここ空けとかなアカン!・・ホンマのイブニングはここ(瀬尻のかけ上がり)から始まんねん!」
ichr「はぁ・・」
吾輩「ここ空けとかな、魚出てけぇ〜へん・・・瀬上行け!・・ライズするまでフラテンやって見ぃ〜」
ichr「わかりましたぁ〜・・」
いそいそと水から上がって瀬上に回り込むichr君を見送り、私はポイントの中程に座り込みメージャーリングでラインの長さを決めた後、暫し川面とハッチの様子を確認することにした。
やがて水面スレスレを疾風に乗って川上に吹き上げる様に猛スピードでカゲロウが飛行し始めた。
「・・これ?・・・カゲロウ違ぉてカワゲラかぁ?」
漠然として川面を見ていたが為に気付くのが遅れたがカゲロウとカワゲラの複合ハッチとなっており、総量としてはカワゲラが多いと見受けられる。
そして程なく、カワゲラのスーパーハッチに見舞われた。
(あぁ〜ぁ・・ウェットが正解やったし!・・・こんなんどぉ〜すんの!ライズも無ぃし!)
私はこれまでカワゲラのハッチだけは大の苦手で、上手く釣りを組立られた事が無い。
辛うじて想定できるのはウェットで少し沈めると何とか救われることがあった。・・・と言う事実だけである。
(フラッタリングなんか・・お呼びでないし!・・ドライも厳しぃでぇ〜・・・)
「これ岩に(羽化しに)這い上がる前にぎょうぉ〜さん喰われとんちゃぅん?」
そこにichr君が戻って来た。
ichr「あっこ(瀬上)立ってられません。口や鼻の穴に虫一杯飛び込んで来よって・・・・んでも凄いですねぇ〜・・こんなん見たん初めてですわぁ〜・・」
吾輩「今日はこれライズ厳しぃなぁ〜・・・魚居ったとしてももぅ水中でタラフク喰うとるかもしれん・・・」
ichr「そぅなんでぇ?」
吾輩(・・・??あれ・・そぅかぁ?)
ichr「もぉ〜見にくぅなって来ましたねぇ〜」
吾輩(・・・あぁ・・あれそぅやな!)
目前の流れの対岸側に岩が顔出ししていて、その岩盤脇で小さなライズか安定して出だしてきた。

↑写真中央右にある岩肌で小さなイワナのライズを発見!
吾輩(イワナやろぉ・・小ぃこぃけど・・)
ichr「どなぃしますぅ?」
吾輩「見えるかぁ〜・・アソコ!・・ライズしとる!・・あの岩!」
ichr「・・えっ?」
吾輩「エエわ!・・あの岩あるやろ!・・・あの岩肌にそって5センチの幅、きれぃに流せ!・・出るハズや!・・出方小さぃさかぃよぉ〜見ぃ〜よ!」
ichr「は・はぁ・・・」
吾輩「ワシ・・下見てくるさかぃ・・」
そぅ言い残して、イブニングライズが始まると見立てたポイントに立位置を決め、もしや魚が出ているが水面を割っていない?・・と微かな期待を寄せ、フラッタリングを試みた。
吾輩(アカン・・やっぱし!サッパリやな!・・・今日はライズはおまへんか?!)
ハッチがピークを過ぎて小康気味に向かうと、新緑が闇に消えはじめている。

吾輩「どなぃやぁ〜〜?」
ichr「駄目ですぅ・・手におえまへん」
吾輩「交代しょぉ〜・・お前ココでライズ待てぇ!」
ichr「はぁ・・ライズしますん?」
吾輩「わからんけど・・・(ライズ)するとしたらソコやし!」
ichr「もぉ〜・・毛鉤見えまへんでぇ〜・・」
吾輩「当たりぃ前じゃ!(笑)、これで見ぇ〜る奴おらんわ!・・水しぶきで解るやろぉ〜・・」
ichr「はぁ??」
吾輩「お前シーバスやっとんねんさかぃ・・夜釣り得意やろぉ〜(笑)」
一方先程の岩肌のライズを確認するが、もはや光量がなくあっても狙える状況になぃ。
吾輩(今日はおしまぃかな?)

[バシャッ!]
吾輩「おっ?・・今出たやろ?」
[バシャッ!]
吾輩「わかるかぁ?」
ichr「わかりますぅ〜・・」
[バシャッ!]
吾輩「よっしゃ!始まった!・・釣れよぉ〜(笑)」
ichr「言ぃはった場所でしたね!」
予想した通りの場所で1,2匹と思われるあまごのライズが安定し出した。
吾輩(ホンマ良かったけど・・遅過ぎっ!・・もぉイワナの時間帯ちゃぅん?)
そこから瀬上に刺し上がるか、瀬上に向けて広がりを見せる事を予想して、ichr君の上手(かみて)でライズの発生に備えて待つ・・・
吾輩「立ち込まんと手前空けときやぁ〜・・・」
程なく・・
[パシュッ!]
ichr君のロッドが届きそうな手前でライズが発生し、こちらも安定しだした。
吾輩「奥があまごで手前がイワナちゃぅ?・・・釣れよぉ〜(笑)」
2ヶ所のライズに無言で仕掛けるichr君・・・・
吾輩(しっかし・・この2匹だけかぁ?・・・ホンマ・・・しょぼぃイブニングやのぉ〜・・)
暫し待ったがライズは全く広がりを見せず、やや瀬上に差し上がるも、再び下がっては上がるを繰り返している。
[バシャッ!]
ichr「あぁ〜・・手ごたえ有ったのにぃ〜〜〜〜!(悔)」
吾輩「まだ行けるぅっ!(笑)」
[バシャッ!]
吾輩「よっしゃ!行ったか??」
ichr「ちゃぃますぅ〜・・あそこ流してませぇ〜ん!」
吾輩(なんじゃぃ・・)
[バシャッ!]
ichr「あぁ〜・・これ、ホンマに・・・キャバクラですやん!!」
吾輩(コイツ何言ぃ出しよんねん?・・頭温ぅなたんか??)
[パシュッ!]
ichr「仕舞いかけの頃んなったら、延長・延長〜って誘いやがって!・・・これキャバクラやぁ〜〜」
吾輩(あほくさ!・・ホンでも上手ぃ事言ぃよんのぉ〜・・・大笑)
[バシャッ!]
ichr「あぁ〜・・向こう側やった!」
吾輩「キャバ嬢、エエ感じで誘ぉてはりまっせぇ〜(笑)」
[パシュッ!]
ichr「今度こっちかぃや!」
吾輩「頑張って釣れよぉ〜・・・(笑)」
それはまるで田舎のひなびたキャバクラに、通りすがりの男が客引きに遭って引き込まれ、延長を迫られて引き際が見出せない[ネギ鴨]状態に見えてくる。
[パシュッ!]
[バシャッ!]
吾輩「どっちか行ったやろぉ〜・・」
ichr「今流してませぇ〜ん・・」
それからもあまご嬢とイワナ嬢は見事な客引きを繰り広げ、術中にハマッたichr君はどちらを射止める事もできず見事スッテンテンになってしまった。
ichr「止め!・・終わりまひょかぁ〜・・」
吾輩「終わろぉかぃ・・キリ無ぃやろぉ・・(笑)」
フレックスライトで足元を照らし、車に戻る前に橋の上からキャバクラを見ると・・・
吾輩「おぃ!・・まだキャバ嬢・・誘ぉとんぞ!(笑)」
ichr「もぉ〜エエですわ!・・今日はボーズです・・・今年2回目のっ!」
彼が言ぅ1回目は私とYちゃんの反対を振り切って出向いた天増の解禁日、そして2回目は本日である。
吾輩「ハッチ見物できて、キャバ嬢に遊んでもぉ〜ただけ良しとせんかぃ!・・・ワシの2年目なんかドンだけ悲惨やったか!」
ドップリ陽が落ちた湖北の渓・・・
ichr「もぅいっぺん(もう一回)ぐらい来たぃですねぇ〜・・」
吾輩「後一回だけやったら日券で正解やな・・・」
しかし、その一回でこの渓のあまごを手にしたら、おそらくその一回だけでは済まされないだろう・・・
「まぁ、そのうち解るわ!」


*道具と毛鉤*
<堰堤上手>
ロッド:Northland Blue Dun Super (8'3"#3) 『Green Studio』
ライン :DT-3-F
フライ :クイルボディー・パラシュート#16
<最上流部>
ロッド:FREESTONE SCL7063 (7'6"#3)  『SHIMANO』
ライン :DT-3-F
フライ :クイルボディー・パラシュート#16
<イブニングポイント>
ロッド:Northland custom_build(The・Dry) (8'0"#4) 『Green Studio』
ライン :WF-4-F
フライ :マドラー・セッジ#12
posted by bacoon at 18:50| Comment(5) | 湖北に行く | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです。
今年はT川にご降臨ですね。これからが楽しみです。
それにしても、今年もほんまに厳しそうですね。
私は今年は紀伊半島のT川に浮気中で行けていませんが、年券買うのを躊躇するくらいです。
それでもこの川の天然美人に惚れた弱みで今年も通ってしまうんでしょうねえ。
今週か再来週末には覗きに行く予定ですので、ご興味があれば私のブログも覗いてやってください。

それでは、ichrさんにもグラマー美人との素敵な出会いがあることを祈りつつ、次回の釣行レポ楽しみにしております。
Posted by k_tanu at 2013年05月26日 12:46
k_tanuさん、こんばんは・・・

ご無沙汰しております。
2年間行ってなかったので今年は北西方面に軸足を置いてみました。
(・・と言って即刻、鳥取方面に寝返るやもしれませんが・・)
>それにしても、今年もほんまに厳しそうですね。

一回だけでは分かるものではないですが、手始めとしての所感は「かなりプレッシャーが高くなった」と言う感じがしました。
しかし、おっしゃる様に「天然美人に惚れた弱み」はそう簡単には諦めきれずに前のままで有ってほしいと願ってます。
>今週か再来週末には覗きに行く予定ですので、ご興味があれば私のブログも覗いてやってください。

お知らせ頂いてからは欠かさず拝読しております。(^.^)/
(総じて・良い釣り・が記されておりますので非常に参考になります。)
最近、どの方のサイトも拝読するまでは行くのですが、なかなかコメント差し上げる所まで行きません。
もう少し時間ができれば、もっとゆっくりとコメントのやりとりを楽しみたいのですが・・・・
まずは貴・ブログでの朗報をお待ち申し上げます。
Posted by bacoon at 2013年05月27日 21:11
bacoonさん

大変にご無沙汰しております。
昨日うちのメンバーと飲みに出てたのですが、閣下ペンギン君からbacoonさんとお会いした話を聞きました。

師弟コンビで楽しい釣りをされてますね。 釣行記から嬉々としたやりとりが伝わってきます。

リンクの件は申し訳ありませんでした。当方を良く思われない方々からの脅迫めいた書き込みやメールが来るようになり、皆さんに飛び火してご迷惑をおかけする恐れがありましたので表のリンク欄を外しました。

http://rfkansai.blog48.fc2.com/blog-entry-2.html

ただ上記URLのようにリンクスレッドは残したままですので、もしご迷惑をおかけするような事がありましたら、当ブログのメールフォームからでも結構ですので、ご連絡頂ければ幸いです。

T川は渇水気味なのでこれからの雨に期待したいところですね。
ここの所の私は釣りに出ても山ばかり歩いてて、本流では竿を出せてません(汗)私もなんとか竿を出して皆さんのオコボレに預かれれば良いのですが。。。

この川に限らず突然にお会いする機会もあるかもしれません。

その際は私は元よりうちのメンバー共々宜しくお願いします。
Posted by itaru at 2013年05月28日 12:52
bacoonさんお久しぶりです。
T川釣行記、愉しく読ませていただきました。
私はここ2年ほどフライでT川に行けてないので、特に堰堤上の写真など懐かしく拝見させていただきました。
水量もいい感じですが、もう6月に入ったのでそろそろT川サイズも顔を見せてくれると思います。
ただフライの一番良い時期に梅雨と中間禁漁があるので、うまくタイミングが合わず、なかなか難しい川です・・・。
さて、先日bacoonさんが昔よく行かれた福井のASW川水系のHK川へ初めて行きました。
護岸された場所が多く自然渓流とは縁遠い感じで、魚も成魚放流主体とあって、釣趣に欠ける川になっていたのが残念でした。
Posted by og at 2013年06月02日 09:32
あららら・・・
ほったらかしでスミマセン・・・
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itaruさん、ご無沙汰しております。

>閣下ペンギン君からbacoonさんとお会いした話を聞きました。

そうそう、私もビックリしましてねぇ〜・・・(笑)
しかし、やっぱりitaruさんトコのメンバーさんだけあって、釣果を確実に打ち立てて居られるのは関心させられました。
あの流れに負けんとスピナー沈めて瞬時にブレード起こすんは簡単や無ぃと思います。
>リンクの件は申し訳ありませんでした。

お気遣い無く!・・・全く問題ございません。
それよりも、itaruさんを筆頭にメンバーさんが実践しておられる釣りは私が若かりし頃に断念した釣りなんで、非常に興味深く毎回欠かさず拝読しております。
渓流ではスピナー・・ダム湖ではスプーンと言われた時代・・・
これに逆らう様に渓流で6〜10gのスプーンを引き倒しましたが、ミノーを渓流に持ち出す事など想像もできなかったです。
今程情報も無く、貧果に喘いでフライに専念する事となりましたが、これは私だけではなく当時同じ様に駒を進めた釣り人も多かったのではないかと想像します。
そして私と同じ様な境遇にあるフライフィッシャーの方々に、今現在itaruさんチームの方々が実践されている釣りを見て「やはり無理や無ぉ〜て方法はあったんや!」と嬉しく思いエールを送っておられる方々も少なくないでしょう・・・・
今後も期待しておりますので頑張ってください。
>T川は渇水気味なのでこれからの雨に期待したいところですね。

実は先週末の土曜にも行って来ました。確かに水量はいつもより乏しく水温も17℃と厳しい状況ですので雨がほしい所です。
おそらく近い将来、どこかでお逢いする様な気がしますので、その際はよろしくお願いします。

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ogさん、ご無沙汰しております。

私も2年ぶりのT川でこれ以上空けるとこれまでご教示頂いた事柄が消えてしまいそうなので今年は軸足を東側に置いてみました。
先週末の土曜も出向きましたが、2年前と比べると少々変わった部分も有る様な気がしてます。
・・とは言うものの、私にとって鬼門とも言うべきT川なんで、そんなに釣れては居りませんが、そんな状況を持ってしてもあまごのプレッシャーが相当に高くなり魚影も幾分薄くなった様に感じとれ、逆に隅に追いやられていたイワナが流れに出て釣り易くなった様な感じがしてます。
この辺りはogさん、並びにBirdさんやRoshiさんが出向かれた釣行記を拝見したいと願ってます。
>先日bacoonさんが昔よく行かれた福井のASW川水系のHK川へ初めて行きました。

ブログは欠かさず拝読しておりますので・・・やっぱりあそこでしたか(笑)
コメントを差し上げる暇がなく時を逸してますが、次回は35センチのイワナが釣れる事を祈りましょう・・・
>護岸された場所が多く・・魚も成魚放流主体・・・

この水系でHK川とAJM川?は昔(1980年代)から成魚放流主体でイワナは本流を詰めるか本流合流点からUOMIやMZUMIを釣り上がるのが大型イワナに出逢える確率が高かったと記憶します。
その頃の様に尺が普通に居て尺上が掛かって翻弄された時代が懐かしいです。
(因に10年前に再訪した時は見る影も無い状況でガッカリでした。)
夢の平日釣行・・ブログアップ楽しみにしております。
また、お逢いした時はよろしくお願いします。
Posted by bacoon at 2013年06月03日 19:11
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