2012年09月29日

禁漁直前、調査を兼ねた五目釣り・・


美山川・佐々里F&L特別区
■2012−9−29(土)晴れ曇り
■チビ三昧・雑魚三昧
■同行者1名
先週閉幕を逃したichr君・・何が何んでも行きたくて仕方が無い様で夜明けとともに入渓すると聞き、私も遅出で付き合うことにした。
しかし、先週一足先に閉幕を宣言したこともあり、今日はグラスロッドでループ作りのお稽古がてら当歳魚の状況と産卵準備をする魚が居るか否かの確認が目的・・・
つまりは釣る気などそっちのけの遊び半分で出向いたものの、結果は色々と発見もあって釣果度返しで楽しめた釣行となった。

(結果だけ簡単に見る・・編集中)


ichr「もぅ今年終わりはるんですぅかぁ?」
私「一応なぁ・・(笑)」
ichr「私、土曜に佐々里行くつもりですねん・・」
先週千代川で閉幕宣言したこともあって私としてはシーズン終了となった気分であるが、今シーズンに佐々里で渓流デビューを果たしたichr君は閉幕を佐々里で迎えたいと考えている様で、釣れる釣れないに係らずひとつの区切りを付けたそうである。
ichr「夜明けから釣り始めるつもりですねん・・」
私「ホンマに釣る気ぃ〜やったらそれがエエわ!(笑)」
ichr「ホンマに今週は行きはらへんのですか?」
ここでもし私が「ドコソコに行くかも?」と言えば即刻佐々里か?便乗か?と言う選択が彼の頭中を駆け巡ったかもしれない。
私「(佐々里かぁ?)ほなら、行けたら(雨やったら止め!)行くわ!(笑)」
ichr「ほな、もし来られたらどなぃしはるんでぇ?」
私「お前(笑)・・あそこ(イワナが居た渓)入るんやろぉ?」
ichr「ええ、そのつもりですけどぉ?・・ほな下手(しもて)で釣って来はる頃にあそこ行きましょかぁ?」
私「んなんせんでエエ!・・夜明けからあそこ入っとけ!(笑)」
ichr「えっ?・・ほな、どなぃしはるんでぇ?」
私「お前の後追いすっし!(笑)」
ichr「うわぁ!・・うっわぁ〜!(笑)」
私「さぁ〜・・どぉ〜かぁなぁ〜?」
ichr「うっわぁ〜!・・ホンで釣られたら俺ショックやなぁ〜(笑)」
私「別にお前やのぉ〜ても、ワシが後追いすんのは毎度のこっちゃし!」
ichr「これで俺の甘さが分かりますよねぇ?」
私「それはやって見てのお楽しみやな!(笑)・・3時間ぐらい空くやろさかぃ・・関係あるっちゅう〜たらあるし!関係無ぃっちゅ〜たら関係無ぃわ!」
そして帰宅して準備を開始したが、既に閉幕を決め込んだ事も有って、何時もの様に釣る事に対する意欲がサッパリ湧いてこない。
(たぶんメッチャ渇水やろし!)
「本(流)筋のサイト(フィッシング)もやっても無駄やろし!支流の様子見やな・・(笑)」
閉幕を決め込んだにも拘らず、ノコノコ出向いて行く目的はタダひとつ・・・
当歳魚(つまりドチビ)の状況と産卵に向けた準備をする魚が居るか否かの確認である。
本来、これをやるなら11月頃がベストであるが、禁漁期に渓に入ると竿を持たずとも不審人物となるのは分かり切っている。
(まだちぃ〜と早ぃかもしれんけど・・)
「そや!・・遊んだろ!(笑)」
上述の確認だけでは時間を持て余すと感じた為、もうひとつの目的・・・
グラスロッドでのループ作りのお稽古を兼ねる事にした。
そして魚を仕留める鋭器と信じるカーボンは万一本流筋の水量が行けそうな場合の8フィート7インチ一本とし、後は振りを楽しむ鈍器と感じるグラスロッド一切合切を詰め込んで完了・・・つまり、ハナっから釣る気なしの道具立てである。
「まっ!・・こぉれぇで釣れてくれる魚と遊ばしてもらぁぉかぃ!(笑)」
翌朝何時もの様に家を出て、9時を迎える頃に目指す渓の入り口を通過・・
程なく大きな堰堤の袂に車が有るが釣り人なのか否かが判断出来ない・・・暫く上がるもichr君の車が見つからない。
(アイツ・・何処ま?・・あそこに車停めとんかぁ?)
程なく進むとichr君が車を停めているであろうと考えた橋の袂にも車が無い・・
「(ありゃ?・・一番上に車停めて)通しで歩ぃとんかぁ?」
渓筋を見ながら車を走らせるも釣り人の姿は無く倒木に塞がれた極細い流れが目に飛び込んで来た。
「(水少な!)こんなん泥鰌掬ぃの世界やんけ!(笑)」
漸く一番上の駐車ポイントが見えて来ると、きっちりichr君の車が停車してあるのが見える・・・
その手前に車を停めて、ichr君を探すべく外に出てみた。
(寒ぅ・・やっぱ秋やし!)

@イワナが居た支流(9:00〜11:00)
車を降りて橋を越えると前方にichr君の姿が見えた。
彼も私に気付いたらしく、リールを巻いて道路に上がって来た。
ichr「おはよございますぅ(笑)」
私「何時から?」
ichr「5時半ぐらいから・・下手(しもて)未だ暗ぉ〜て・・小ぃっちゃな堰堤の下手(しもて)の明るいトコから入りましてん・・」
私「・・で?(笑)」
ichr「イワナが2匹・・(笑)」
そう言って指差しで5寸の寸法を差し出すと・・
ichr「やっぱり水がねぇ〜(笑)」
私「ド渇水もエエとこやな・・(笑)」
ichr「私今からココ詰め上がりますわ!」
私「ワシほなら、お前が入った辺りまで車下げて、その下か後追いすっし!」
ichr「分かりました・・適当にやって降りますわ!」
私「まぁ、ココから下手(しもて)でやってるさかぃ適当に・・ほな、最後やさかぃ頑張って!(笑)」
ichr「はぃ・・」
車に戻るとその場でUターンしてichr君が入渓した少し下手(しもて)の橋の袂に車を停めた。
(あの入り口の堰堤に有った車・・釣り人なんかぁ?)
車を降りて少し渓を見ながら歩いて下がるも釣り人のお姿はお見受けしない・・・
(そやけどもし居はったら下がって出会すのも気ぃ〜悪いやろし・・)
(今日は釣るんと違ぉてチビの様子見やさかぃ・・ichrの後追いやったら場荒らしにもならんやろぉ・・)
「あそこから(ichr君の)後追いで入ろぉかぃ・・(笑)」
(ロッドは?ナナマル?ロクロク?)
見ると蜘蛛の巣が意外に少なく落差も無いド渇水の流れであり何時ものカーボンならば迷わずナナマル(7フィート)を持ち出す状況にあるが、ワイドループ気味のグラスを考慮しロクロク(6フィート6インチ)をチョイスして渓に降り立った。

[パッ・・パァ〜・・パッパァ〜・・]
足元から目前の水溜りに向けて、線香花火の火花の如く一寸に満たないチビの群れが随所で散るのが見て取れる。
まずは足元の線香花火に着火して、段々と上流側に火種が走る如く線香花火が広がると・・・
[ピュッ・・ピュゥ〜・・ピュゥ〜]
今度は火種がロケット花火に着火して3寸ヤマメのロケット段が上流の落ち込み目指して勢い良く発射されて行く始末・・
「おぃおぃおぃおぃ!(笑)」
(こんなんアカンし!)
念の為に水温を計ると17.5℃・・
「おぅ・・漸く高水温脱しとるし!」
毎年皮肉に思うのは鱒類の適水温と言われる18℃に戻る時期が禁漁期直前となる北近畿の渓事情である。
「まぁ〜あのロケット花火(チビヤマメ)は予想通りやけど、この線香花火邪魔やし!(笑)」
概ねココまでド渇水となれば、誰が見ても魚の付き場は旗が立ててあるが如く一目瞭然の状況にある。
言い換えれば[ココに↓居ます!]と事前通達する如く、渓が釣り人にアドバンテージを与えた様なものであろう・・・
しかし、その代わりに渓は踝にも満たない水位に線香花火を仕掛け、その火種がロケット花火に届く様に配慮し、今度は魚にロケット花火を突っ込ます形で[釣り人警報]を発令して我々の接近も事前通達されてしまう・・
つまり、ロケット花火が到達した時点でアドバンテージは魚側に有ると見てよい・・・
暫く竿出しを止めてゆっくり進み、ポイントを通過して次なるポイントの立ち位置を決め様とするや否や、ここでも線香花火の宴が始まり程なくロケット花火が発射された。
「あっかぁんでこれぇ・・(笑)」
ココまでド渇水の状況にも係らず、立ち位置を決める前に目指すポイントに事前通達されては全く釣りにならず、かと言って距離を置くにしても手にしたロッド云々の範疇に無い状況と思えて来る。
(これ・・ichr苦労しとんで・・)
(それとも暗ぉ〜て見えてへんかったかぁ?・・笑)
「まぁ・・小マメの姿も確認できたし!・・ダメ元でゆっくり行きまっかぃ・・」
セットアップした毛鉤はエルクヘア・カディス#18・・・
ほぼダメと見て取れる事前通達がなされたポイントにループの状態を確認しながら、ゆっくりと釣りを開始した。
程なく、ロケット花火の到達が阻まれる様に隔離されたポイントが見える。
「あぁ・そぉ・こぉ・はっ?・・(ichr攻めた後かぃ?)」
ギリギリの間合いでしゃがみ込んでプレゼンテーションを行った途端・・
「ワッ!タッ!トッタァ〜・・っと!」
慌ててラインハンドを大きく引いてブレーキを掛けた。
「なんちゅう(ループの広い)幅なんや・・あんなんこっから入らへんやん!(笑)」
「やっぱし(この辺り)グラス(ロッド)やなぁ〜・・えぇ〜・・どぅすんの?」
少し角度を変えて距離を詰め、仕切り直してロッドを構えると・・
(・?・笑うし!)
「まぁ〜・・きぃっれぇ〜ぃ(奇麗)にループ通るスペースで蜘蛛の巣ぅ〜破けてるし!(笑)」
(ichrなんか他の皆さんなんか知らんけど・・)
「蜘蛛の巣掃除・・ご苦労さんで・・(笑)」
「(こぉれぇでぇ)・・(ループ)入ったやろ!」
[パシュッ!]・・・「っしゃっ!(乗ったし!)」
「やっぱし(サイズ)こんなもんやなぁ〜(まぁエエわ!)」

↑本日一匹目のヤマメ・・サイズは尾鰭の先っぽで5寸有る無し・・フライはエルクヘア・カディス#18・・
「よっしゃ!ブログの魚の写真確保出来たし!」
(後はループ作りの稽古しながらチビの様子でも観察しょぉ〜かぃ・・)
それからも線香花火やロケット花火の宴を楽しみながら、ひたすらグラスロッドのループ作りの稽古に勤しむ・・・
「しっかし!・・ホンマ水無ぃなぁ〜・・(これでぇヤマメは可哀想やなぁ・・)」

↑そもそも水量の乏しい渓なので渇水となればこんな状況に陥ってしまうが・・それでも魚は息衝いて居る。・・脱帽!
それから延々と同じ事を繰り返し、先程と同じ様なヤマメを追加して小さな堰堤をパスして釣り上がって行く・・

↑本日二匹目のヤマメ・・サイズも毛鉤も先程と同様・・コイツは竿抜けと思えるちょっとした流れから出た。
(さっきのヤマメは竿抜けやなぁ・・)
どちらかと言えば高水温の時期に餌の流下以前に溶存酸素を重視するアプローチである。
ところが、パスした堰堤の上から少々様子が変わり始めた。
ココまでの間・・ロケット花火(3寸ヤマメ)が発射されるものの、予想以下で数は少なくド渇水で有るが故、チビも泡にタイトに張り付いていると見ていたが、堰堤を越えるとサッパリ姿を見受けなくなった。
変わって登場したのが・・・2寸程のネズミ花火である。
シュルシュルシュルと小石を縫う様に上流に差し上がる泳ぎ方は、幾分曲線的な動きを伴っており今回出逢いたかった当歳魚に極めて似た動きである。
(やっぱし、居るんかぁ?)
(早いか思ぉたけど・・もぉ〜ココまで来とったかぁ?)
「ラッキーやな・・(結構居るなぁ?)」
踝に満たない水溜りの様な流れながらもチョッとした石裏から爪楊枝の様なチビ泥鰌がシュルシュルと走り上がって行く・・・
距離を置いて踝にも満たない水溜りに毛鉤を投じてみると、一段と小さい飛沫が上がる空振りを連発してしまった。
(ドロバエかぁ?・・今の・・)
(試しにやってみよかぃ・・)
「一匹確認出来たら打ち切り!・・(エエなぁ・・)」
リーダーは7X・・フライはグリズリー・バイビジブル#26・・・
超マイクロスでシュルシュルを突き止めてみる事にした。
[ピチッ]・・「っしゃ!]
魚を掛けるとすかさず左手を流れに浸して水を汲み上げ、そこに魚を乗せて魚種の確認を繰り返す・・・
(ありゃ?・・ドロバエなん?)
[ピチッ]・・「っしゃ!]
(・・あぁ〜ドロバエ・・)
[ピチッ]
(ドロバエ・・)
[ピチッ]
(ドロバエ・・)
[ピチッ]
(・・・・)
[ピチッ]
(・・・・)
[ピチッ]
(・??・)
「よっしゃぁ〜・・やぁ〜っと捕まえた!」

「今日のお目当てに行き着いたし!(笑)」
養魚場で育つともう少し魚体に応じた尾鰭の大きさとなろうが、イワナは3寸ぐらいに育つまで先に尾鰭が異様に大きくなるのが渓生まれの個体と見ていて、今日の魚体もそれに応じた魚格となっている。
しかも・・・
「このサイズであんな感じで毛鉤に出るんは、養魚場育ちでは考えられんな・・この渓生まれの証やし!」
素早く写真を撮って流れに戻すと、慌ててシュルシュルと泳ぎ上がって行った。
「(やっぱりあの泳ぎ・・そうやん!)・・居ったな!(間違ぃ無ぃわ!)」
(確実に、息衝ぃてまんな!)
「これで確信したわ!(笑)」
今年の春にイワナが居る事を目の当りにして・・・
<今日釣れたイワナは養魚場育ちの血筋からは若干遠い様な気がしてならなかった。>
・・・等と安易にブログに記載してしまったものの、確実な所を目の当りにした訳ではなく、憶測で書き記したのも少々不味かったか?と感じていた。
シュルシュルの正体が判明するともはや釣り等どうでも良くなり、後ろ手に竿を握って流れを隈無くチェックしながらゆっくりと流れを踏んで歩いてみる。
[シュルシュル・・・シュルシュル・・・]
「結構居るやん!!・・(笑)」
正直、この日だけの見立てでは圧倒的にイワナの稚魚が多いと感じた。
しかしこの辺りもこの渓に似た安曇川のヘク谷辺りを例にとれば、水量が有ればあまごが活発に動き。渇水となればイワナだけの渓に見える事もある為、どちらが多い少ないはこの日だけでは判断できないと思われる。
そんな渓見物に夢中となって歩いていると、既にichr君が車を停めた場所まで上がって来ていた。
(ありゃっ!・・もぅココかぃ!?)
見るとバックハッチが開いて居てichr君が戻って来ている様である。
そのまま道に這い上がり車に近づくとウェイダーを脱いでタバコを吹かしているichr君が私に気がつき・・・
ichr「あきませんわぁ〜・・この上ぇ・・全然でしたわ!なんでやろぉ?」
私「今日は足元からチビが結構走ったやろぉ?・・」
ichr「そぅそぅ・・あれ何ですぅ?」
私「イワナや!(笑)・・ほれ!」
そう言って先程デジカメに納めた写真を見せると・・
ichr「ホンマや!・・きっちりパーマーク写ってまずやん!」
私「しっかり確認させてもろたし!(笑)」
ichr「そんなんよぉ〜写真撮れましたねぇ?」
私「#26や!毛鉤・・(笑)」
ichr「えっ?釣ったんでぇ?・・#26って・・色々と出してきはんなぁ〜・・」
私「結構居るわ!・・この渓・・」
時刻は11時・・・
午後からは品谷(川)辺りに照準を当てて、移動してから昼食とすべく、この渓を後にしてスペースウッドさんに立ち寄ると・・・
<ゴミ拾いのご協力>と言うことでビニール袋を頂いて、まずは品谷川の合流点を目指すことにした。
ところがあいにく品谷川前に車が一台・・・
(アカン・・・)
そのまま通過して適当な所で昼食とした。

A八丁分かれ下流(12:00〜14:00)
私「品谷(川)アカンなぁ?」
ichr「もぉ〜・・私ゃ(玉砕)覚悟決めてますんで・・どこでもお供します。(笑)」
私「ココの上流に外れてみよかぁ?」
ichr「はぁ・・」
私「ここの区間は一応上流の三叉路(八丁分かれ)までって聞くんやけど・・」
ichr(・・・)
私「実際(魚が入ってるん)はこの先にある堰堤までや!」
ichr「はぁ・・」
私「そやし釣り人で混雑するんもソコまでやな・・その上行って見よかぁ?・・ダメ元で・・」
ichr「お任せしますぅ〜」
私「昔・・言うても20年以上前やけど、その三叉路辺り(八丁分かれ)まで行ったらネコ柳も少のぉなって、結構奇麗なヤマメが釣れたんやけど・・」
ichr「はぁ・・」
私「いつや?8年ぐらい前かなぁ?・・ネコ柳この辺りから消えた頃に行ってみたらカワムツだらけでサッパリやったし!」
ichr(・・・)
私「ホンでも居ったらずぅ〜と昔に放流されたあまごの末裔か天然に近いヤマメちゃぅかぁ?」
ichr「あっ・・エエですねぇ?行きましょ・・」
私「よっしゃ!ほな行こぉかぁ・・」
車に乗り込み上流を目指すとポツリポツリと釣り人のお姿が伺える・・
程なく上限と見立てた堰堤に差し掛かる頃、上流から一台のお車が下がって来られ、ギリギリの離合で交錯して橋の袂に駐車した。
私「この前後やな・・」
ichr「さっきの釣り人でしたね・・」
私「上で釣ってはったかもしれんけど・・八丁分かれ辺りで釣ったはったんかなぁ?」
橋の上から渓を見下ろし二人で思案していると、先程下手(しもて)で離合したパジェロミニの釣り人が戻って来られて我々の直ぐ横に車を停められた。
釣「ここ釣れますかぁ?」
私「昔は釣れましたけど・・今ぁは?(笑)こっから入らはりますぅ?」
釣「いや・・今来たトコなんで・・下は人一杯でしたぁ?」
私「居ますよ!(笑)それなりに・・(笑)」
釣「向こうの支流・・」
私「午前中そこで釣っとったんですわぁ!・・彼は夜明けから入って・・なぁ?」
ichr「エエ・・」
釣「そうですかぁ?」
私「どぉ〜しょぉ・・ココ入らはりますぅ?」
釣「いや、もっと上行って見ますわ・・」
私「八丁分かれから廃村側?・・」
釣「エエ・・前にあまご釣れましたんで・・」
私「ほな、我々ココから入ろかぃ?・・なぁ・・」
ichr「エエ・・」
・・と言うことで話はまとまり3人そろって釣り仕度と相成った。
見ると釣り人のお車にはビギナーズマムさんのステッカーが貼ってある。
私「あっ・・ココ行かれてますん?」
釣「いや、以前にちょっと・・」
私「そぅですかぁ・・私去年からココにお世話になってまんねん・・(笑)」
釣「私、今日この上から降りて来ましてん・・」
私「えっ?・・えぇ〜佐々里峠超えてぇ?」
釣「エエ・・」
私「へぁ?・・あの(鴨瀬の)喫茶店の横から入ってぇ?・・」
釣「エエ・・」
私「車・・通れますん??」
釣「乗用車やったら腹擦りますけど・・」
ichr「ローカルな話やなぁ〜?よぉ〜こんな山奥の道ぃ??」
私「あっ・・あの車(パジェロミニ)やったら大丈夫なんか・・」
釣「エエ・・」
それから釣り人はウェイダーを履かれ、我々はロッドを出して入渓の準備を始めた。
ichr「ここはナナロク(7フィート6インチ)行けますかねぇ?」
私「行ける行ける・・お前のロッドやったらモスキートがぴったりちゃぅ?」
ichr「よし!」
私「今日のロッドはこれやし!(笑)」
そう言って遊び半分釣る気なしのロッドを引っ張り出した。
ichr「何ですのそれ?・・メッチャ短いですやん!」
私「振ってみぃ・・グラスや!」
ichr「ホンマや!・・グラスやぁ・・」
釣「私もグラスです。(笑)」
ichr君と釣り人さんにそれぞれロッドを差し出して素振りを楽しんでもらいながら・・
私「もぉ〜今は売ってへん・・(笑)」
釣「えっ・・何ちゅうロッドですぅ?」
私「スウェル・・」
ichr「メーカー何処ですん?」
私「コータック(笑)」
ichr「えっ!入門者のセットか何かでぇ?」
私「コイツはちゃぅ!・・グラスのマニア向けやろな・・」
釣「へぇ〜・・もぉ〜売ってませんの・・」
私「2001年?やったっけ・・限定生産!」
釣「へぇ〜・・・」
一通り仕度を終えて、ichr君は堰堤からこの辺りを探ると言うので、私はここから八丁分かれを目指す事にした。
釣「ほな、私上に・・・」
私「あっ・・気ぃ〜付けて頑張って下さい。(笑)」
そう言って上流を目指すお車を見送り、いよいよ入渓・・・・
私「そうや!・・この辺りマムシ多いさかぃ気ぃ〜付けやぁ・・6寸ぐらいの小蛇が居ったら特にな!」
ichr「はぃ・・」
ソバの花が咲く今頃は[マムシが腹に子を持ち牙を抜くので注意せよ!]と教わり、それからこの時期は常に用心して居るせいか非常にマムシを見かけることが多い・・
特に秋風を感じる頃になると物陰にも隠れずに日向ぼっこをしているマムシが多く、腹から出たばかりの小蛇を多く見かけるとその辺りに親蛇がトグロを巻いて居る事も有り、とにかくこの時期は注意していて損は無いと考えている。
橋の袂から渓に降り立ち、釣り始めると早速6寸の小蛇が小石の川原を這い回っている。
(早速のお出迎えでっかぁ・・)
暫し辺りを見回すが親蛇の姿は無い・・・
(マムシは昔と変わらずちゃっかり息衝いとんなぁ?)
「さぁ・・ヤマメちゃんは居りまっかぁ?」
橋の上から見た様子はそこそこの水量と見受けたが、ひとカーブ曲がると唖然とする水量である。
「全然(水)動いて無ぃやん!」
(こらぁ・・アカンね・・)

↑苔の生し方から察して常時水量が乏しい流れと見てとれるが、今日は一段と水が少なく全く動いていない場所も散見された。
「こらぁ・・酸欠で魚動ぉかんやろぉ?・・」
やがて頭上が少し開けた場所となったが為にドンヨリ・マッタリのゆったりとした振りを楽しみながら釣り上がって行くと・・
[パシュッ!]
(カワムツ?)
「この竿・・カワムツでも結構曲がりまんなぁ・・(笑)」
しかし、笑って居られるのもこの辺りまでで、直後にカワムツの猛襲に閉口せざるを得なくなった。
いつもなら軽く抜いて素早く取り込み、そのまま鉤を外して次へと急ぐが、今日はロッドがそれなりに魚の動きに追随する様に曲がり込み、手返しが格段にお遅く感じる。

↑渇水の為にカワムツも小康気味と見て取れたが、やはり予想通りこのサイズの猛襲を喰らう羽目となってしまった。
「もぉ〜・・エエわ!(怒)」
「しっかし、小マメの姿もサッパリやなぁ?」
すると先程お別れした釣り人のお車が上流から下り去って行かれるのが見えた。
(やっぱり八丁分かれから上は水無さ過ぎで諦めはったんかぁ?)
「さて、こんなんしとる場合とちゃぅし!」
(カワムツうるさいさかぃ・・魚探して歩こぉかぃ・・)
程なく、それなりに竿入れが難しいポイントの泡切れに定位する魚を発見!
身を縮めて距離を詰めるとコイツがカワムツなのかヤマメなのかが今ひとつハッキリしない・・
カーボン(ロッド)なら狙える状況だがドンヨリ・マッタリの手持ちのグラスでは上流側から回り込まないとトラブルとなるのは確実である。
已む無く上流に回り込み魚の様子を伺ってみる・・
背びれの付け根が若干黄色いカワムツの特徴はなく、やや薄めに黒点が有る様にも見受ける6寸弱の魚体・・
満を持して投じたものの、自分でも苦笑するしか無い様なワイドループで見事に張り出した木の枝に引っ掛かってしまった。
「何じゃこれ?・・笑うし!(笑)」
当然、魚は泡下に突っ走って一巻の終わりとなるのは書くまでもない・・・
「やっぱり釣る事考えたらカーボンやね・・(笑)」
確かにグラスは面白いと感じ始めているが、この状況でこんな憂き目に遭う様では[宝探しか?発掘か?]と言う釣りには持ち出せない様にも感じる。
「どぉ〜考えても詰めが甘ぉなるぅな!・・グラスは!」
(ワシの扱い方が悪いだけなん?)
「まぁ、この辺りはボチボチ稽古して行くとしょぉ〜かぃ・・」
それから気を取り直して釣り上がるも結局チビヤマメの一匹も確認出来ず八丁分かれに着いてしまった。

↑私がこの釣りを始めた頃からココの合流点に有る木・・川の中に根付いて一体どのぐらいになるんだろう?
(結構歩いたなぁ〜・・戻ろかぃ・・)
リールを巻いて橋の袂の道しるべの裏側から這い上がり、振り返ると久しぶりの三叉路である。

↑登山を趣味とされる方のサイトでよくお見受けする八丁分かれの看板・・そぅ言えば長らく馬場の滝にも行っていない。
林道をトボトボ歩いて下っていると、ichr君の車が上がって来てピックアップしてもらい入渓点の橋の袂を目指してUターン・・
私「(この短時間で)結構歩いたかぁ?」
ichr「結構歩いたはりますよぉ・・」
程なく私の車に乗り換えてとりあえず下手(しもて)を目指して下り居りた。
キャンプ場を通過しスペースウッドさんが見えるとウインカーを切って車を停め・・・
私「コーヒー飲もぉかぃ?・・休憩!(笑)」
ichr「エエですねぇ・・」
時刻は2時を回った所・・今から釣るとなれば午前の渓が確率高く、例え後追いでも可能性ありと見ていた。
私「3時ぐらいから入って丁度ちゃぅ・・どぉ〜せ誰か入ってはるやろし!(笑)」
ichr「そぅですねぇ・・」
アイスコーヒーをふたつ注文して、スペースウッドの奥さんに近況を伺うと・・雨が殆ど降らずに一時期は[田歌]辺りも初めて見る様な渇水になったとのことである・
私「ここ、スキー場あったんやでぇ・・ほれ・・」
そう言って屋根に掛けてあるスキーの板を指差してみせる。
ichr「あぁ〜ホンマですねぇ・・スキーしはりましたよねぇ?」
私「若い時分や・・子供に教えたんが最後やな・・」
スペースウッドの奥さんによればリフトが壊れてからは雪遊び程度で本格的なスキーヤーは訪れなくなったとのこと・・
奥「この辺も民宿やってはって・・今はハリマ家だけですけど、スキーの資格持ったはる人もこの辺多いですよ・・」
私「そぅ言ぅたら初めてココ来た時もどっかもぅ一軒民宿あった様な気ぃ〜すんなぁ〜・・」
奥「最近は雪は膝下まで積もって消えてぇの感じで、以前みたいにドカッと積もることは無くなりましたねぇ〜・・」
私「川も変わったしなぁ?・・一番変わったし!(笑)」
ichr「そぅなんでぇ〜?」
私「昔はネコ柳で歩けたもんとちゃぅかったわ!(笑)・・鹿やな・・」
奥「最近、鹿に植えたはる菊も食べられて・・蓬も食べてますねぇ〜・・」
ichr「今朝来る時、3匹見ましたわ!」
私「蓬ケーキ・・ヤバイんちゃぃますん?(笑)」
奥「そうなんです。いつも有るとこが(鹿に)食べられて無ぃんです。(笑)」
私「とにかく変わった・・最初の10年ぐらいはアンマリ変わらんかったけど・・その後の10年でごろっと変わって10年経つかなぁ?」
ichr「えっ?・・そなぃになるんでぇ?」
私「もぅ初めてこの辺り来てから、もうすぐ30年経つんちゃぅ?」
奥「私がココに来るよりも前ですね・・」
ichr「へぇ〜・・」
私「今はフライとルアーの特別区やけど、その前は一般区でな・・そやけどその昔はココがあまご主体の特別区やった頃を知る人は少ないんちゃぅ?」
奥「私の主人が子供の頃の話と違ぃますぅ?」
私「そぅやねぇ・・先代の時分やと思いますよぉ・・」
ichr「へぇ〜・・」
私「この前の八東も天増も同じぐらいの時分知ってるけど・・ここが一番変わったな(笑)」
コーヒーを啜りながらこんな話をしていると時間が経つのも忘れそうになる。
奥「さっきリール忘れて借りに来はったジープの人・・木曜日に来はってたくさん釣れた言ぅてはりましたよ・・」
私「あっ・・さっきの人ちゃぅかぁ?・・リール忘れた事に気ぃ〜付いて慌てて降りて来はったんや!(笑)」
ichr「有り得ますねぇ〜・・(笑)」
奥「確か木曜やったと・・」
そう言って入渓者ノートを見ながら・・・
奥「この人・・XX番の人・・やっぱり木曜です。(笑)」
ichr「あっ・・雨上がりちゃぃますぅ?」
奥「ちょっと降ったかもしれません・・主人と話聞いてビックリしてたんで・・」
ichr「きっとそぅですわぁ・・」
奥「全然釣れない言われる方が居られたら、たくさん釣れたって言われる方も居られるんで・・どうなんでしょう?(笑)」
私「まぁ・・この水量やったら多少の雨も焼け石に水やろぉ・・よぅ通い込んで知ったはるんやろぉ・・」
奥「そぅなんかなぁ?」
私「佐々里峠越えて来はる事自体、よぉ〜通ぉてはんでぇ・・」
そろそろコーヒーも底をつき、休憩も十分となった所で・・
私「蓬ケーキ貰ぉときますわぁ〜!・・・これ娘に好評やねん!」
ichr「ほなら私もぉ・・」
奥「はぃ・・ありがとうございますぅ・・」
私「ほんなら今年はこれで・・またよろしゅぅに・・」
奥「はぃ、どぉ〜もぉ〜・・」
スペースウッドさんを出て午前の支流に向かい、ひとまず下手(しもて)に車を停めた。
そしてichr君にココを託し、私は午前にichr君が駐車していた場所に車を停めてそこから上流の堰堤を目指してみる事にした。

Bイワナが居た支流(14:45〜16:45)
運良くどなたも入って居られず、予定通りに車を停めて早速渓に入ってみる・・・
(午前にichrサッパリ言ぅとったけど・・)
結んだ毛鉤はレネゲイド#18・・
何の気無しに投じた一投目にこれまたグラスのループが念頭に無い為か投げ損ねて対岸の岩に引っ掛かってしまった。
(あぁ〜ん・・ちっ!・・)
何度かロール(キャスト)を入れると漸く外れて釣りを再開・・・
[パシュッ!]・・「っしゃ!・・あぁ〜・・バレたぁ・・」
(今のイワナやし!・・何で?)
ココでも2寸がシュルシュルと小石を縫う様に走り上がる姿が見受けられる。
(居る居る・・笑)
「元気に育てよぉ・・」
そんな当歳魚にエールを送りながらも、結局兄貴分の魚を狙う自分が滑稽に思えて来るが、これもわがままな釣り人の手前勝手な矛盾であろう・・
(やってる事と言ぅてることメチャメチャやんけ!・・笑)
[パシュッ!]・・「っしゃ!・・あれ?・・バレたん?・・何でぇ?」
不思議に思って毛鉤を手繰り寄せ、老眼鏡にかけ代えて鉤を見ると・・
(?うそぉ?・・鉤先無ぃし!)
先程の岩に引っ掛かったのが原因なのかゲープが折れてすっかり無くなっている。
「こんなんバレて当たり前やんけ!・・はぁ〜ぁ・・(笑うし!)」
以前ならば直ぐに鉤先をチェックしたが、最近は老眼鏡にかけ代えるのが面倒でついつい放置してしまう・・・
(こんなんichrに言ぅたら笑われっさかぃブログで白状しょぉ〜かぃ・・)
・・と言ぅことでココに全てを書き記すこととする。
ichr君!老眼鏡は出来るだけ我慢すること!
見えなくなると何もかもが面倒になり、こんな失態を仕出かすこととなる!
気を取り直して毛鉤を結び直し、先に進むと段々とドチビの魚影も確認できなくなって来た。

↑水量が有ればそれなりのヤマメが付いている瀬となるが、この日は殆ど伏流に近い状況となっていた。
(今日はこの水量やったら上の堰堤は水落ち無ぉ〜なって大分経つやろぉ・・)
「おそらく堰堤から上は暫く伏流になって乾き切っとるやろなぁ?」
(ichrが釣れんかったんも酸欠が原因やろぉ・・)
(ナンボ水温が下がっても、これまでの状況考えたら溶存酸素量・・)
「これぇ・・かなりヤバイんちゃぅ?」
(ほなら・・ココかぃ?)
[パシュッ!]・・「っしゃ!・・やっぱし!」

↑どうにかギリギリ顔出ししてくれたチビイワナ・・しかし、この後サッパリとなった。
「ココが限界ちゃぅ?・・あの落ち込み越えたら堰堤までド酸欠やろし・・」
そして予想通りサッパリで堰堤に到着し、そのまま道筋に這い上がった。
(まだチョッと時間有るなぁ・・・)
そのまま堰堤の上に居り立つと予想通り、カラっからに干上がった伏流の渓となっていて、50メートル程進むと漸く湿り気を帯びて水が戻り出し、程なく元の渇水の流れが現れて来た。
[ピチョッ!]・・「ドロバエ??・・やっぱし!」
ココからは5寸に届くドロバエの猛襲である。
注)余りにも醜いので写真は御座いません。
いい加減ウンザリしながら流れを詰めるとそれなりの水溜まりがあり、ドロバエを従える様に悠々と定位する6寸ヤマメが目に飛び込んで来た。
「居るしぃ〜(嬉)」
しかし、コイツは既に錆びが出ていて定位遊泳も餌探しのそれとは異なり、完全にサカリ付いてお相手探しの様相である。
「あっ!こらぁ〜喰わんな!・・(笑)」
(そやけど・・ちゃんと産卵の準備しとるし!)
しかし、見受けるのはこの一匹だけで初秋に二匹が輪を書く様なランデブーには至って居ない。
(相手が居らんのかぁ〜・・・)
バックポケットからボトルを出してお茶を飲みながら遊泳するヤマメを見物していると、浅い小渕の隅々を泳ぎ回って相手を探している様で少々哀れに思えて来た。

↑錆の出たヤマメが一匹泳ぎ回っていた浅い小渕・・写真中央に居るハズだが水面が反射して私のコンデジ撮影では上手く写真が撮れなかった。
(こんなん何とかしてやりたいけど・・)
「どなぃもでけへんしなぁ・・・」
(この辺も考えんとアカンちゃぅん?・・どなぃしたらエエか分からんけど・・)
「雨降ったら頑張ってんと流されぃ!」
(ほなら出逢いあるかもしれんし!・・・ぅん?堰堤あるし!アカンか?)
「やっぱし頑張って留まっといたら、誰か流れて来るやろ!・・(ホンマかぃ?)」
時刻はもうすぐ5時になろうとしている。
(そろそろ上がらんと不味いなぁ〜・・ここ道高ぃし・・何処まで下がったら上がれるか見んの忘れたし・・)
「ほな、上手い事相手が見つかりますよぉ〜に・・祈ぉっとたるわ!」
リールを巻いて数十メートル程下り、斜面を見立てて道に這い上がると信じられない程息切れがして来る。
(こんなんで・・)「はぁはぁ・・」(息切れしとって・・)「はぁ〜・・ええんかぃ?」
(情けなぁ〜・・・)
車に戻りichr君を探すべく車を下手(しもて)に走らせた時・・
(アイツあの堰堤でイワナ上げた言ぅとったなぁ〜)
「もしかしたら、チョッと待ったら(イワナ)動き出すかぁ?」
程なく、その小さな堰堤の真横となる・・上手い具合に道が多少広くなっていてそのまま路肩に車を停めて見に行ってみた。
(可能性あるなぁ〜・・)
「ここでやってみるとすっかぃ・・」
(ichrも釣り上がって来よるかもしれんし!)

Cイワナが居た支流の堰堤(17:00〜17:30)
そして本日漸くカーボンロッドを引っぱり出すことにした。
(渓に降りたら沈黙されるかもしれんし・・)
丁度堰堤の上から狙えるロケーションでもあり、万一魚が掛かって抜き上げても即刻水に浸すことが出来ると見た。
(まぁ・・ちょっとズボラ釣りさしてもらぅとすっか・・)
引き出したリーダーにこれまた適当にティペットを結んでその先にフラテン#14をセットアップ・・・
イキナリ堰堤の上に出るのも邪魔臭いので、まずはメジャーリングでラインの長さをこの場から確かめてみる事にした。
(ライズ確認してから堰堤の上に回り込んでも間に合うやろ・・)
目測でラインを引き出して投じるとこれが偶然にもぴったりだった。
そして次の瞬間・・・
[パシュッ!]
(ぅそぉ〜ん!)
・・と言ぅ不意打ちながらもロッドハンドは反射神経でアワセを入れてしまった・
「ヤバヤバヤバヤバ・・ヤバイって掛かってもぉ〜たし!」
(どぉ〜すんの??)
乾いた手に回りはアスファルトである。
(アカンアカン・・地面に落とされへんし・・)
そのまま一気に魚を引き抜いて宙釣りのまま道路側に掲げ上げると、これまた計った様にichr君が車に乗って登場・・・
私に様子を伺うつもりで減速して近寄った途端に目前に宙釣りの魚を掲げる状態となってしまった。
ichr君は目を皿の様に丸くして急ブレーキ・・
ichr「なんですのぉ?・・これぇ?」
私「釣れたし!(笑)」
ichr「これまたブログのお笑いネタでっかぁ?(笑)」
私「ちゃぅし!タマタマやし!」
ichr「あっ!奇麗なあまごですやん!」
私「そうなん?・・まぁとりあえず水に浸けて来るわ!」
計った様なブログネタとなりかねないが偶然が重なった出来事である。
(スマンスマン・・怒られるしこんな釣り方したら・・)
そして直ぐに鉤を外して写真を撮るも急かされる感じがして見事にピンぼけ・・・

↑意表を突いて躍り出たあまご・・皮肉にも本日のベストサイズ・・と言ってもどうにか6寸に届くか否かの痩せた魚体である。
私「あぁ〜ホンマ・・・ビックリしたし!」
ichr「やっぱし笑わせますねぇ〜・・(笑)」
私「どやった?」
ichr「何回か顔出しありましたけど乗りませんでした。」
私「ここ・・今日イワナ釣ったんやなぁ?」
ichr「エエ・・一匹バラしてますぅ・・」
私「もぅチョッとして暗ぉなったら動き出すかもしれんで・・」
ichr「そぅなんでぇ?」
私「さっきのあまごは予想外やけど・・イワナが居ったら動いてもおかし無ぃポイントやし!」
そして二人でタックルをセットアップし、今日の釣りを語り合いながら魚の動き出しを待つことにした。
ichr「そやけど大のオトナがこんなトコで・・」
私「端からみとったらアホ満願やけど・・釣りってこんなモンやし!(笑)」
ichr「あきませんねぇ〜・・」
私「やっぱりチョッと厳しいかもなぁ?・・もぅちょっと真っ暗ならな分からんけど・・」
已然水面は静寂を保ったまま、視界も薄暗くなって来た。
ichr「今日はもぉ〜終わりですねぇ〜・・ちゅぅ〜か・・今シーズンも終わりかぁ〜?」
私「アカンな・・仕舞うとすっかぃ・・」
二人ともリールを巻き上げて帰り仕度に取り掛かる・・・
ichr「来月からどぅ〜しょぉ〜かなぁ・・何か淋しいですわ!・・春まで待つのぉ・・」
私「これが渓流釣りのエエとこでもあんねんでぇ〜・・」
ichr「シーバスでは味わえん気分ですわぁ〜・・来月からなんか気ぃ〜抜けますねぇ〜・・」
私「シーバスシーズンやろぉ・・落ち鮎のぉ?」
ichr「いやでもねぇ〜・・こっち(フライ)がエエですよぉ・・」
(コイツ完璧ハマったな!・・笑)
ichr「あぁ〜終わりかぁ?・・」
私「終わりましたな今シーズン・・」
ichr「今シーズンはホンマにありがとござぃましたぁ〜・・エエ目さしてもらえましたわ!」
私「来年がホンマに自分のスタイルが出るんとちゃぅかぁ?・・そなぃ思うし!」
ichr「楽しみです・・今から・・(笑)」
そして帰り支度を終えた頃・・
私「魚動いてへんかぁ?・・」
ichr「えっ?」
私「こんな時に限ってライズしとんねんで・・」
そぅ言いながら堰堤の脇に歩み寄ってみる。
ichr「もぅ真っ暗ですねぇ・・」
私「こんな感じになって、白煙立つ様に水面弾けるんがイワナのイブニングライズやし・・」
暫し様子を見るが闇に包まれた堰堤は白い筋を光らせて流れ落ちる水音を放つだけである。
私「まぁ・・ここであっ(たら・・)」
[パシュッ!]
ichr「あっ!」
私「やっぱり・・(笑)」
ichr「今出ましたよねぇ?・・今のそぅですよねぇ?」
私「そぅそぅ・・あれがイワナやし!」
ichr「あぁ〜最後の最後で・・」
私「帰るぞぉ!」
ichr「はぁぃ・・あぁ〜・・出ましたねぇ〜・・」
これが来期に繋がるライズと信じて秋の闇に包まれた渓を後にした。
これにてichr君の初シーズン・・
2012年 渓流閉幕


*道具と毛鉤*
<イワナが居た支流>
ロッド:Old Beech Quiet Loop VF663 (6'6"#3)『Angler's Republic』
ライン :DT-3-F
フライ :エルクヘア・カディス#18、レネゲイド#18、グリズリー・バイビジブル#26など(小マメと小ワナにドロバエ)
<八丁分かれ下流>
ロッド:Swell SGF-6331 (6'3"#3)『Coatac』
ライン :DT-3-F
フライ :エルクヘア・カディス#16など(カワムツ猛襲)
<イブニング>
ロッド:Cremona(8'7"#2-3)『Coatac』
ライン :DT-3-F
フライ :フラテン#14(あまご1匹)
posted by bacoon at 22:53| Comment(10) | 京北に行く | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ども御無沙汰です。
私は台風の午前中に強行し、ちびに遊んでもらいました。
ichrさんの上達ぶりが羨ましい限りですな、来シーズンよろしくです。

追伸・ビギマムでグラスの新商品見ましたで、内緒でナナマルゲットしました
(宣伝部より)
Posted by tanaken at 2012年10月02日 11:44
 お恥ずかしい。

 リール忘れたの私です。

 家近所なんでオフ会しませんか?
Posted by natuyamame at 2012年10月03日 23:48
============
tanakenさん、こんばんは・・・

あの台風の日ぃ〜に行きはったんですかぁ?
(なんと!!・・・ご立派!!・・笑)
渓流シーズンも終わってしまいましたんで、年末辺りからの毛鉤巻きに向けてビギマムさんへの顔出しが復活して来ると思ってます。
お逢いした時はよろしくです。(^.^)/

============
natuyamameさん、こんばんは・・・・

やっぱりそうでしたか・・・
当日は全く思いもよりませんでした。
帰宅して釣行記をアップし、natuyamameさんのブログを拝見していて・・・
(ぅん?・・29日??)
(ぁれぇ?・・午後から??)
(ぅん?・・早速釣り人に??)
(ぇっ?・・リール忘れた??)
「これって?・・もしかして??」
(あの橋でお話した方??)
・・って、段々とお逢いした方かも?って思えて来ました。
>家近所なんでオフ会しませんか?

イイですねぇ〜・・・tanakenさんとかと??・・
糖尿病でアルコールはダメですけど、時間があえば大丈夫です。
よろしければ参加させて下さい。(^.^)/

============
Posted by bacoon at 2012年10月04日 18:02
 了解。
 ジャニスさんとtanakenさんと相談して決まれば連絡しますのでよろしくお願いします。
Posted by natuyamame at 2012年10月08日 22:57
 了解。

 tanakenさんと相談して決まれば連絡します。
Posted by natuyamame at 2012年10月08日 23:04
今シーズンラスト釣行(二回目)お疲れ様です。
どこに行ってもちゃんと釣る腕前、うらやましいですw
こちらのラストはさっぱりでしたw
また来シーズンも色々とよろしくお願いします。
Posted by takeyan at 2012年10月10日 02:45
急ですが明日12日(金)に十三に19時半に集合でジャニスさんtanakenさんと飲み会あります。糖尿病ということですが参加されませんか?
Posted by natuyamame at 2012年10月11日 15:36
わわわっ!(一杯入ってるし!・・汗)
===========
natuyamameさん、こんばんは・・・

12日(金)??十三に19時半??・・って???
えっ?今日??
あらららら・・・そろそろお開きの時間ですやん!!(笑)
今、仕事から解放されて帰宅したところです。
残念!!(;´ρ`)
この度は気付くのが遅くてスミマセン・・m(__)m
また次回参加させて下さい。
(?でも、?これ・・どぉやって連絡??)
(?このブログのコメント欄だけやし!)
次回の為にコメント頂いた際にメアドがあれば、私の連絡先をお知らせしておきます。
見つからなければ、確かtanakenさんのメアドは入力頂いてたと記憶しますので、tanakenさんにお知らせしておきます。
(せっかくお誘い頂いたのに・・・・)
また、よろしくお願い致します。

===========
takeyanさん、こんばんは・・・

>こちらのラストはさっぱりでしたw

台風接近でギリギリまで釣られたところが凄いです。
普通の日なら問題なくそれなりの魚を手にされていたと思います。
あそこは私の釣り仲間もちょくちょく出向く渓なので状況が解ればまたお知らせします。
また来シーズン・・こちらこそ色々とよろしくお願いします。(^.^)
===========
Posted by bacoon at 2012年10月12日 22:22
bacoonさん、初めまして
ichrさん同様に今シーズンから渓流デビューのIgnisと申します
毎回bacoonさんのブログ楽しませてもらってます
ありがとうございます

じつは・・・
フライでバスでも、と情報を集めていたときにbacoonさんのブログに行き着きまして
フライでバスをやるには何処で、どんな風にとブログを読み進むうちに・・・
渓流のフライに興味が・・・・
そこでフライショップを探してビギマムにたどり着き
今シーズン渓流デビューをすることに・・・・

と、言うことで私的にはbacoonさんを密かに師匠と呼ばせて頂いております
勝手な話で申し訳ございません

これからもブログ楽しみにしていますので貴重な情報よろしくお願いたします

PS:29日に私も佐々里に行っておりました
   おそらくニアミスをしてたのかと・・・
   そのうちビギマムか川でお会いできることを楽しみにしております

    



Posted by Ignis at 2012年10月19日 23:32
Ignisさん、こんばんは・・・

ご覧頂きありがとうございます。
>ichrさん同様に今シーズンから渓流デビューの・・・

察するに何もかもが新鮮で面白いんじゃないでしょうか?
ichr君を見ていてもそんな感じがしております。
>フライでバスをやるには何処で、どんな風にとブログを読み進むうちに・・・
>渓流のフライに興味が・・・・

このパターンで気がつくと渓流でフライロッドを振っていた・・・と言う方は結構居られます。
バスはバスで面白く、渓流は渓流で面白く、両方ともフライフィッシングなんでしょうが似ている様で・・・これがやっぱり違いますね!(笑)
>と、言うことで私的にはbacoonさんを密かに師匠と・・・

そんな身分じゃないです。(笑)
ichr君も今はヒマが有ればアレコレ聞いて来ますが、来シーズンには私なんぞをアテにせずとも自立して行くと思ってます。
確かに身近に経験者が居ないと1年目はシンドイかもしれません。
それでも3年目ぐらいで皆々楽しんでおられると思います。
>これからもブログ楽しみにしていますので・・・

ありがとうございます。楽しんで頂ければ書き甲斐もありますんで、これからもコメントなりメールなりよろしくお願い致します。
>29日に私も佐々里に行っておりました

ありゃま!
これはどこかでお逢いするやもしれませんね!(笑)
その時はヨロシクです。(^.^)
Posted by bacoon at 2012年10月21日 21:35
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